5号館を出て

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拙速・巧遅・巧速・拙遅

 年内に片づけなければならない仕事が全部終わってくれれば、仕事納めも解放感たっぷりに味わえるのでしょうが、やはり今年も年越しの仕事をたくさん抱えての年越しになりそうです。

 でも、まあ考えようによっては来年やってもいいことならば、何も焦って年内にやっつけ仕事で終わらせなくても良いというもまた事実ではないでしょうか。その代わり、時間をかけるのでしたら、少しでも良いものにしなければ意味がありません。

 「拙速」を取るか「巧遅」を取るかだとしたら、巧遅の方が格好いいかもしれません。そんな言葉はないと思いますが、最悪の結果である「拙遅」というものもあり得そうです。というか、世の中には意外とこの拙遅というのが多いのかもしれません。

 締め切りに追いつめられて出すものは、精神的にも追いつめられていますし、じっくりと時間をかけることもできないために、ミスが多くなるということも良く経験することです。どうせ遅れるのならば、関係者に遅れることを周知した上で少し余裕を持てる時間をもらうことが、そういう時の最良の解法ではないでしょうか。

 くだらない言葉遊びをしていたら、もう一つの可能性があることに気がつきました。そうです、「巧速」という最高の状況があり得ます。

 しかし、これは意外とあるケースではないかと思いました。エントリーを書く時に、会心のできとまではいかなくとも、そこそこ満足できるものが出来あがる時の執筆時間というものは驚くほど短いという経験は良くあります。逆に、うんうんうなりながらああでもない、こうでもないとひねくり回して書いたものは、後で読み返すと消したくなるような出来のものにしかなっていないことが多いのもまた事実です。

 つまり、ブログ・エントリーというものは正式な熟語にはない「巧速」か「拙遅」の世界だという気がします。

 拙速と巧遅はどちらが良いとも言えないという禅問答のような概念なのだと思いますが、巧速と拙遅では言うまでもなく優劣がつきます。

 ここまできて改めて考えてみると、世の中というものは「拙速と巧遅」ではなく、「巧速と拙遅」の組み合わせでできあがっているのかもしれないと思えてきました。

 そう考えてみると、仕事を年越しさせるなどというのは、やはり最悪のパターンということになりますか。

 年末に恐ろしいことを思いついてしまったのものです。

 お時間もよろしいようで、、、、。
by stochinai | 2005-12-28 23:42 | 大学・高等教育 | Comments(0)