5号館を出て

shinka3.exblog.jp
ブログトップ | ログイン

暖かい一日、恐竜発掘の本などを読んで過ごす

 ちょっと前に札幌市電子図書館から借りていた本をゆっくりと読むことができました。

暖かい一日、恐竜発掘の本などを読んで過ごす_c0025115_20022207.jpg

 北大博物館の小林さん達が掘り出したカムイサウルス・ジャポニクス(Kamuysaurus japonicus)は2019年に新属新種として発表された恐竜です。2018年に戦後日本本土からは初めて掘り出された完全な全身骨格標本で、それまでは「むかわ竜」と呼ばれていたものが、学名で「カムイサウルス」と名付けられました。

暖かい一日、恐竜発掘の本などを読んで過ごす_c0025115_20090499.jpg

 この本では、この骨が掘り出されるプロセスが迫真のタッチで描かれています。

 この骨が海の中に浮かんだ死骸になったころの様子の再現画像がなかなかすごいのです。想像図というよりは、再現と言えるのがすごいです。

暖かい一日、恐竜発掘の本などを読んで過ごす_c0025115_20121356.jpg

 死んで逆さまに海に浮かんで沈んでいって、今回掘り出されるまでの様子が再現されていると言えるほど、たくさんの情報が盛り込まれています。

 むかわ町のホームページには、色がつけられたものもありました、

暖かい一日、恐竜発掘の本などを読んで過ごす_c0025115_20134982.jpg

 このまま逆さまに海底に沈んで、今回掘り出されるまでそのままだったという稀有な幸運が今回の歴史的発見につながったようですが、そのことが想像されるというのがすごいと思いました。

 カムイサウルスが生きていた様子も生き生きと再現されていました。

 
暖かい一日、恐竜発掘の本などを読んで過ごす_c0025115_20152420.jpg

 この時代には近縁の恐竜がたくさんいたようですが、もっとも近いものがこちらのエドモントサウルスです。

暖かい一日、恐竜発掘の本などを読んで過ごす_c0025115_20163764.jpg

 そしてこれら全体の大元にいるのが、こちらのハドロサウルスです。こんなのが世界中にたくさんいた時代があったのですね。

暖かい一日、恐竜発掘の本などを読んで過ごす_c0025115_20171634.jpg


 中学生や高校生の頃にこういう本を読むと、自分も恐竜の骨を掘り出してみたいと思う子どもがたくさん出てきそうな気がしますが、この本はもうちょっと年齢が上の方に向けて書かれているような気がするので、小中高校生向けに漫画などを交えて書き直されるとインパクトの大きな出版になりそうな気がします。

 というわけで我に返ると今日はまたまた暖かい一日でした。

 オレンジ色の暗い朝でしたが、

暖かい一日、恐竜発掘の本などを読んで過ごす_c0025115_20261857.jpg

 相変わらず暖かめでした。

暖かい一日、恐竜発掘の本などを読んで過ごす_c0025115_20262497.jpg

 明日、明後日も暖かいようですが、その後に本格的な冬が来るという予報のようです。










by STOCHINAI | 2023-12-05 20:32 | 札幌・北海道 | Comments(0)

日の光今朝や鰯のかしらより            蕪村


by stochinai