5号館を出て

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水のいらない洗濯機

 引用元は“空気”で洗う洗濯乾燥機「アクア AWD-AQ1」というネタフルの記事です。

 ネタフルのネタ元はITmedia | ITmedia ニュース | ITmedia エンタープライズ | ITmedia +DのLifeStyleの中のニュース「“空気”で洗う洗濯乾燥機、三洋電機から」です。

 つい最近も、経営が悪化して家電から撤退したというような話があったような気がするサンヨー電気(正しくは三洋電機のようです)ですが、なかなか攻撃的な新製品を出してきたものだと思います。上の記事自体のネタ元が三洋電機のプレスリリースの要約なので、基本的にはここを見るだけで済むと思います。(先行記事を尊重するのも、なかなか大変です。^^;)

 見た目は、普通の1ドラム式の洗濯乾燥機と変わらないのですが、オゾンを発生させて洗濯や殺菌に利用するというところが新しいところです。

 オゾンには強い殺菌消臭作用がありますので、殺菌や消臭のためだけなら水を使わずに「洗う」というコースである「エアウォッシュ」コースがあり、またオゾンを吹き込んだ「浄化水」をリサイクルしながら使うことで、使用水量を約50Lにまでを節水できる「アクアループ」コースもあります。

 消臭や殺菌に関しては、オゾンを使うので衣類に残存することはありませんので、スプレー式の消臭剤を吹き付けるよりは、かなりいいような気がします。

 値段は少々高くて、メーカー希望小売価格が262,500円(税抜250,000円)となっています。3月11日の発売日を前にすでに価格コムなどで実売価格が出ておりますが売れると見ているのでしょう、どこの店も横並びで239,800円と超強気な価格です。

 オゾン自体はおそらく紫外線ランプなどを使って、空気中の酸素を反応させ本体内で発生させるのだと思いますが、紫外線は漏れないとしてもオゾンは強い酸化力を持っていますので洗濯機から漏れ出ると、ヒトの眼や粘膜、呼吸器系などにいろいろな不都合を及ぼす恐れはあります。

 製品になる時点で、それらの対策は十分にとってあると思いますが、排水だけではなく室外排気をしたほうが良いような気がしますが、記事を読む限りそのようなことは書いていないようです。

 いずれにせよ、洗剤などの化学物質の使用を抑えたり、節水リサイクル機能を持っていたりという方向はこれからの洗濯機のひとつの目指すべき姿だという気はします。

 後は値段が下がってくれることと、オゾン排出に関する安全性、それにどこを見ても書いていない消費電力が節電型になってくれることを期待したいと思います。

 こういう独自のアイディアを持った製品が出ると、すぐにマネシタ電器をはじめとして各社が一斉に類似製品を出して先発の会社をつぶしてしまうというような商文化はそろそろやめにして、この国もきちんとした文化国家になっていって欲しいと思うのですが、、、。
Commented by oga at 2006-02-15 09:30 x
オゾンの強い酸化力で色物を真っ白に漂白してしまったりしないのだろうかと思いました。
Commented by stochinai at 2006-02-15 16:23
 確かにそういう恐れも考えられます。取扱説明書に「色物を扱う時には注意してください」とか書いてあるかもしれませんね。意外と早々に撤退したりするかも。
Commented by inoue0 at 2006-02-15 18:22
排気をダクトで室外に出すとしても、洗濯物には何らかの過酸化物が付着します。気管支ぜんそくの原因になりませんかね?
Commented by stochinai at 2006-02-15 19:13
 そういう恐れがあるのだとしたら、これは出ての「お楽しみ」かもしれないですが、いろいろ事件やクレームが出る可能性がありそうです。逆にいうと、製品回収になる前に買っておいて「お宝」になるのを狙うという技もありかもしれません。
by stochinai | 2006-02-14 21:05 | 科学一般 | Comments(4)

日の光今朝や鰯のかしらより            蕪村


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