5号館を出て

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iPodがIDカードになる

 最近、お気に入りのユニークなニュースサイト「科学ニュースあらかると」に、おもしろい記事が載っていました。

 「iPodのシリアルナンバーは貴方を特定する」という記事です。そこにアメリカ発のブログ・エントリーが2つ引用されていますが、元ネタのニュースは例えばこれだと思います。

 現地時間で3月3日の朝、サンフランシスコのプレシディオ(そう言えば、「プレシディオの男たち」という映画もありました。ショーンコネリー、メグライアン、マークハーモンでしたね。)で、ジョギング中にひき逃げされた女性が身元を証明するようなものを何一つ持っていなかったのですが、現地の警察官は彼女の持っていたiPodをサンフランシスコのアップルストアに持ち込み、アップル本社に問い合わせることで、その女性が27歳のAshlyn Dyerさんであると判明したと発表したそうです。

 Ashlyn Dyerさんはいまだに危篤状態なのだそうですが、連絡がついた家族は病院に駆けつけたとのことです。まずは、良かったと言えるでしょう。

 ニュース記事には、この事故に関する情報をお持ちの方は、米国公園警察(U.S. Park Policeなんてものがあるんですね)のRobert Jansingまで電話を下さいとも書いてあります。臨場感があります。電話番号は(415) 561-5144です(アメリカですので、かける時はご注意を)。

 もちろんiPodがなかったら、彼女は身元不明人として家族が駆けつけることもできなかったということになりますが、アメリカのブログのひとつにはアップルの情報公開の原則がどうなっているか不安を覚えるというようなことを書いたエントリーがあります。

 犯罪現場にもしも自分のiPodが落ちていたら、容疑者あるいは関係者とされるのだろうという可能性を心配しているのですが、さすがはプライバシーの国アメリカですので、議論が起こるのでしょう。こうした場合は今回の場合と違って情報を出すか出さないかは、そう簡単じゃないかもしれないと思いながら、アップルのお客様の個人情報取り扱いに関するポリシーを見ると、少なくとも日本のアップルにある情報は警察に渡されそうに思えます。
法律または訴訟により、アップルがお客様の個人情報の開示要求を受ける場合があります。また、国家安全保障、法の執行や公益実現に必要と判断した場合、アップルが個人情報を公開する可能性があります。

 まあ、戦争の際の認識票程度に思って肌身離さずにいれば、iPodはいざというときのIDにはなってくれるということのようです。

 良いのか、悪いのか。
Commented by osumi1128 at 2006-03-06 23:35
stochinaiさん、こんばんは。
iPodがIDになるというのはナルホドですが、別に名前がわからなくても、どんな曲を入れているのかは、人に見られるとちょっと、頭の中身を覗かれるような気になりますね。

ところで、例のスパムTBなんですが、先日教えていただいたように、いろいろ拒否URLを入れているのですが、一向に効果がありません。
一括削除は、本当にTBしていただいているものも消してしまいそうで、今のところ、毎日ひとつひとつつぶしている次第です。
もう少しなにか対策はないでしょうか?
Commented by stochinai at 2006-03-06 23:41
 osumiさん、お疲れ様です。
 奥の手としては、自分のエントリーを参照していないトラックバックの受け入れを拒否すればほぼ100%撲滅できると思います。設定で入ると一番最初のページにある環境設定の中に、「リンクがないトラックバックを受け付けない」というチェックボックスがありますので、それにチェックを入れておけば大丈夫だと思います。ただし、リンクなしのトラックバックをはねてしまいますので、メモ帳などにサイトポリシーのようなものを書いておくのが良いと思います。
 それにしても、私もトラックバックスパムには困っています。もう少し良い方策があればいいんですが、、、。
Commented by さなえ at 2006-03-07 08:06 x
こんにちは。Googleといい、アップルといい、一つ一つを足していくと私たちは丸裸ですね。そのいくつかを都合がよいように組み合わせ、いつの間にか国家反逆者に仕立て上げられているというような恐怖物語にならないことを祈るのみです。
Commented by stochinai at 2006-03-07 13:55
 特定のIDを使っている限りネットでの行動はすべて記録されていると思って間違いないと思います。もちろんメールもすべてそうだと覚悟しておいたほうが良いでしょう。今回のニセメール事件とまったく逆に、ライブドア事件ではメールの記録が犯罪立証に使われることが予想されます。いろいろな意味で使う側が意識しなければならない局面が多くなっていると思います。
Commented by osumi1128 at 2006-03-07 21:41
stochinaiさん
有難うございました。ではご助言に従って設定を変えておこうと思います。
Commented by stochinai at 2006-03-07 23:02
 有益なトラックバックも少し減るかもしれませんが、いまいましい下品なトラックバックといたちごっこしている暇がなければ仕方ありませんね。
Commented by inoue0 at 2006-03-08 11:00
 私は遺伝子マーカーが冤罪の原因にならないかと戦々恐々してます。
 ゴミを出す瞬間を狙って、その中からティッシュペーパーや歯ブラシなどを選り分け、DNAを溶出してPCRすれば、個人のDNAなどかんたんに複製できてしまいます。鑑識に使われているマーカーは、検査キットを供給するメーカが限られていることから、特定が可能です。
 PCRがなくても、単に試料から溶出しただけの液体を、犯罪現場に(強姦死体の陰部など)塗りつけておけば、性犯罪者の一丁上がりです。
 反証は非常に難しい。真犯人のDNAが同時に検出されても、せいぜい「共犯の疑い」に変わるだけで、無実にはなりません。
Commented by stochinai at 2006-03-08 14:07
 あり得る話ですね。ひとつ小説を書いてみませんか?
by stochinai | 2006-03-06 22:47 | コンピューター・ネット | Comments(8)

日の光今朝や鰯のかしらより            蕪村


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