2006年 03月 24日
役に立つスパム
北大のサーバーでメールのヘッダーを解析することによってスパムメールを判断し、配送を制御するようになっているはずなのですが、私のところへ届くスパムメールはそれほど減ってきているような気がしません。しかし、情報基盤センターの発表によると1週間で417,535通を遮断したということですので、まったく役にたっていないということではないようです。
ブログのほうにも、しばしばたくさんのトラックバックスパム、そして稀にコメントスパムがつけられることがあります。
最近は、なかなか工夫している良心的な(?)スパムもあり、このようなものをひとつひとつ手作りしている苦労を思いやると、削除するのがかわいそうになることもあるのですが、クールに削除しております。
さて、スパムのほとんどはどこかの営業サイトへと人を誘導するもののようですが、その誘導先がこちらにとってなんの興味もないか、興味があったとしてもそのような形で誘導されることが嫌な場合には確かに腹の立つものです。
しかし、もしもこちらが欲しいと思っているもの、場合にはよってはずっと探していたもの、さらには言われてみればそういうものは欲しいかもしれない、というようなものを紹介されたとしたらどうでしょう。ひょっとすると、思わずクリックしてしまうかもしれません。
メールや自分のブログに頼みもしない情報が送られて来るのが迷惑なのがスパムということになるのでしょうが、たとえばグーグルで「おいしいパン」というキーワードでウェブサイトの検索をしてみると、左側にはたくさんのウェブサイトが紹介されるのですが、右側にも「スポンサー」という欄が出てきます。 「おいしいパン」で検索した場合には、スポンサーは「美味しい天然酵母パン」「石窯で焼く天然酵母パン」「職人が作るパンを宅配」「美味しいパン&スープ通販」「おいしいパン」などと、確かにコマーシャルサイトではありますが、検索したテーマときわめて関係の深いサイトが紹介されています。多くの人はこれをスパムとは呼ばないと思いますが、コマーシャルサイトへの誘導という意味では同じものではないでしょうか。
というわけで、スパム業者の方々に提案があります。
メールによるスパムはもちろん止めていただきたいのですが、ブログに対してトラックバックスパムをつけるのであれば、もう少しきちんと記事の内容を把握して、それに関係の深いサイトを紹介するというように商売の方針を変えていただけないでしょうか。
ドラッグとセックスと金儲けならば、どんな人でも興味があるはずだというみなさんの信念は理解できなくもないですが、世の中の多くの人は四六時中そんなことばかり考えているわけではありませんので、99.9%は迷惑になります。
ほとんどのスパム屋さんには技術もノウハウもないのかもしれませんが、少しはグーグルを見習ってはどうでしょう。グーグルの検索能力を使うと、少しはマシなスパムを作ることができるのではないでしょうか。ひょっとするとGoogleがやっているBloggerというブログ・サービスではすでにそういう「スパム」がデフォルトでついているかもしれません。
使ったことがないので推測なのですが、同じくGoogleがやっているGmailというサービスでは、メールの内容に応じたコマーシャルが添付されてくるということです。これなどは、メールの内容がチェックされていることが気にならない人にとっては、意外と便利なサービスに思えるのかもしれません(笑)。
こんなことを考えていると、近い将来Googleが本気でスパム業界を立ち上げそうな気がしてきました。その時、彼らは言い張るでしょう。これはスパムなどではなく、お客様への無料のサービスです。
ブログのほうにも、しばしばたくさんのトラックバックスパム、そして稀にコメントスパムがつけられることがあります。
最近は、なかなか工夫している良心的な(?)スパムもあり、このようなものをひとつひとつ手作りしている苦労を思いやると、削除するのがかわいそうになることもあるのですが、クールに削除しております。
さて、スパムのほとんどはどこかの営業サイトへと人を誘導するもののようですが、その誘導先がこちらにとってなんの興味もないか、興味があったとしてもそのような形で誘導されることが嫌な場合には確かに腹の立つものです。
しかし、もしもこちらが欲しいと思っているもの、場合にはよってはずっと探していたもの、さらには言われてみればそういうものは欲しいかもしれない、というようなものを紹介されたとしたらどうでしょう。ひょっとすると、思わずクリックしてしまうかもしれません。
メールや自分のブログに頼みもしない情報が送られて来るのが迷惑なのがスパムということになるのでしょうが、たとえばグーグルで「おいしいパン」というキーワードでウェブサイトの検索をしてみると、左側にはたくさんのウェブサイトが紹介されるのですが、右側にも「スポンサー」という欄が出てきます。 「おいしいパン」で検索した場合には、スポンサーは「美味しい天然酵母パン」「石窯で焼く天然酵母パン」「職人が作るパンを宅配」「美味しいパン&スープ通販」「おいしいパン」などと、確かにコマーシャルサイトではありますが、検索したテーマときわめて関係の深いサイトが紹介されています。多くの人はこれをスパムとは呼ばないと思いますが、コマーシャルサイトへの誘導という意味では同じものではないでしょうか。
というわけで、スパム業者の方々に提案があります。
メールによるスパムはもちろん止めていただきたいのですが、ブログに対してトラックバックスパムをつけるのであれば、もう少しきちんと記事の内容を把握して、それに関係の深いサイトを紹介するというように商売の方針を変えていただけないでしょうか。
ドラッグとセックスと金儲けならば、どんな人でも興味があるはずだというみなさんの信念は理解できなくもないですが、世の中の多くの人は四六時中そんなことばかり考えているわけではありませんので、99.9%は迷惑になります。
ほとんどのスパム屋さんには技術もノウハウもないのかもしれませんが、少しはグーグルを見習ってはどうでしょう。グーグルの検索能力を使うと、少しはマシなスパムを作ることができるのではないでしょうか。ひょっとするとGoogleがやっているBloggerというブログ・サービスではすでにそういう「スパム」がデフォルトでついているかもしれません。
使ったことがないので推測なのですが、同じくGoogleがやっているGmailというサービスでは、メールの内容に応じたコマーシャルが添付されてくるということです。これなどは、メールの内容がチェックされていることが気にならない人にとっては、意外と便利なサービスに思えるのかもしれません(笑)。
こんなことを考えていると、近い将来Googleが本気でスパム業界を立ち上げそうな気がしてきました。その時、彼らは言い張るでしょう。これはスパムなどではなく、お客様への無料のサービスです。
まさに練習問題のようなトラックバックが来ました。EKAEさんからのトラックバックは機械的に「何か」を検索して、トラックバックしてきているものと思われます。残念ながら及第点は挙げられないのですが、努力賞として消さないでおきます。
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by stochinai
| 2006-03-24 21:50
| コンピューター・ネット
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Comments(1)