2006年 03月 25日
文部科学省また失策
先日、文部科学大臣が金メダルを取った報告に訪れた荒川靜香さんと対面した時、はしゃぎすぎて、オリンピックでスルツカヤさんが転んだことについて「人の不幸を喜んじゃいけないけど、こけた時は喜びましたね」と発言して、のちに反省のお詫びコメントを出したことがまだ憶に新しいのですが、また文科省が恥ずかしいだけではなく、とんでもないお金の無駄遣いをしてしまいました。
「デートに使える科学ネタ」文科省が無料誌作成」というニュースが数日前から流れています。
上の記事では、その本のタイトルと表紙写真が出ています。脱力します。
表紙にデカデカと書かれているフレーズが「デートの強い味方 カップルで楽しむサイエンス」です。内容を見ていないので、この表紙やフレーズが中味を正確に表しているかどうかははっきりしないのですが、そもそも「デートに使える科学ネタを提供すること」と、若者の科学離れがどのようにつながるというのでしょうか。
文科省にいる時代を感じることのできない親父と、それをうまく乗せることに成功した出版社(角川書店)の共同作品だと思うのですが、出す前に最低限必要とされるであろう高校生や大学生にリサーチはしているのでしょうか。そんなこともせずに、7000万円をドブに捨てるような行為をしても誰も罰せられないのが文科省の予算の使い方なのでしょうか。
いつも思うのですが、科学技術に関心のない若者が多いという調査結果のどこが問題なのでしょう。いつの時代にも科学に関心を持つ若者など一握りだったはずですし、そういう意味では今の時代でも一握りの科学少年が厳然と存在します。その一握りの若者たちに元気を与える企画を出してくるのなら評価もできますが、どうせ何をやっても科学に興味を持つことなどもっとも期待できない層(デートに科学を使おうなどという軽薄もの)に対して科学振興予算を7000万円も使うのは、無駄遣いを越えた犯罪的行為だとすら思います。
ちょいちょいと仕込んだ科学ネタを異性をくどくことに使おうなどと思っている人間は、世の中に蔓延する似非科学の方を愛すると思います。血液型性格診断とか、星占いとか、昔から異性を口説くために使われてきたのはどちらかというとホンモノのサイエンスよりは似非科学ですから、もしもこの本がホンモノの科学を扱っているとしたならば、ターゲットとした層に受け入れられる可能性は少ないでしょう。
文科省の皆さま、どうか奇策にばかり走らずに、たとえ愚直と言われても構いませんから、本当の教育をじっくりとできる環境を整えることに力を注いでいただきたいと思います。
このままでは、文科省そのものがお取りつぶしになってしまいそうで心配です。
「デートに使える科学ネタ」文科省が無料誌作成」というニュースが数日前から流れています。
上の記事では、その本のタイトルと表紙写真が出ています。脱力します。
「デートに使える科学ネタ」を集めた無料情報誌「サイエンスウォーカー」を、文部科学省が作成した。角川書店が「東京ウォーカー」など28日に全国で発行する雑誌にとじ込む。
表紙にデカデカと書かれているフレーズが「デートの強い味方 カップルで楽しむサイエンス」です。内容を見ていないので、この表紙やフレーズが中味を正確に表しているかどうかははっきりしないのですが、そもそも「デートに使える科学ネタを提供すること」と、若者の科学離れがどのようにつながるというのでしょうか。
文科省にいる時代を感じることのできない親父と、それをうまく乗せることに成功した出版社(角川書店)の共同作品だと思うのですが、出す前に最低限必要とされるであろう高校生や大学生にリサーチはしているのでしょうか。そんなこともせずに、7000万円をドブに捨てるような行為をしても誰も罰せられないのが文科省の予算の使い方なのでしょうか。
内閣府の調査では、30歳未満で科学技術に関心を持つ人は4割。文科省は約7000万円で計110万部を作り、「若者を科学へ振り向かせたい」と意気込む。
いつも思うのですが、科学技術に関心のない若者が多いという調査結果のどこが問題なのでしょう。いつの時代にも科学に関心を持つ若者など一握りだったはずですし、そういう意味では今の時代でも一握りの科学少年が厳然と存在します。その一握りの若者たちに元気を与える企画を出してくるのなら評価もできますが、どうせ何をやっても科学に興味を持つことなどもっとも期待できない層(デートに科学を使おうなどという軽薄もの)に対して科学振興予算を7000万円も使うのは、無駄遣いを越えた犯罪的行為だとすら思います。
内容はサッカー、音楽、食事、ドライブなど、身近な話題が満載。デート前に予習して、やさしく科学的に解説できれば、彼女(彼)もほれ直す?
ちょいちょいと仕込んだ科学ネタを異性をくどくことに使おうなどと思っている人間は、世の中に蔓延する似非科学の方を愛すると思います。血液型性格診断とか、星占いとか、昔から異性を口説くために使われてきたのはどちらかというとホンモノのサイエンスよりは似非科学ですから、もしもこの本がホンモノの科学を扱っているとしたならば、ターゲットとした層に受け入れられる可能性は少ないでしょう。
文科省の皆さま、どうか奇策にばかり走らずに、たとえ愚直と言われても構いませんから、本当の教育をじっくりとできる環境を整えることに力を注いでいただきたいと思います。
このままでは、文科省そのものがお取りつぶしになってしまいそうで心配です。

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文部科学省は、生徒の「国際的読解力低下」に対して、漢詩や古文を教えようと、のたまっています。それは結構ですが、読解力とは、文章を分析し九州する力のことで、また別の話。とにかく、やってることがズレてるっていうか、専門家としての見識はシロウト以下。こんな人たちを税金で養ってる日本国民はエライ。でも、迷走する指導法に振り回されるのは、子供たちなんですよね。
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う~ん。中身も見ずに批判するのはどうかと思います。
これを「失政」というのなら、「科学コミュニケーション」だって税金の無駄遣いといわれても仕方なのではないでしょうか(実際一部でそういわれます)。
ちなみにこれを主導しているのは、科学技術政策研究所で、科学本の翻訳で知られる渡辺政隆さんらしいです。
中身もみず、ポピュラーサイエンスをレベルの低い似非科学と断罪するのは、違和感を感じます。
これを「失政」というのなら、「科学コミュニケーション」だって税金の無駄遣いといわれても仕方なのではないでしょうか(実際一部でそういわれます)。
ちなみにこれを主導しているのは、科学技術政策研究所で、科学本の翻訳で知られる渡辺政隆さんらしいです。
中身もみず、ポピュラーサイエンスをレベルの低い似非科学と断罪するのは、違和感を感じます。
enokiさんが「デートに使える科学ネタ」と「科学コミュニケーション」が同じように税金の無駄遣いだというふうに思われるのなら、そのように批判してください。科学コミュニケーションのどこが無駄遣いでしょうか。また、「デート・・・」が無駄遣いではないと思うのなら、その良いところを褒める議論をしてください。どっちも悪いのだからだまっていろ、では議論になりません。
これを主導しているのが科学技術政策研究所であって、責任者が渡辺さんという方だというのなら、私の批判はその研究所と渡辺さんに向けたいと思います。それとも、権威があるところや人がやれば、くだらない企画でもくだらないと言ってはいけないのでしょうか。
恋愛の手段に利用するようなものをポピュラーサイエンスと呼ぶのでしょうか。科学をデートの道具に使うことを奨励するなどというのは、似非科学よりもさらに品がないと感じます。
また報道されているということはプレスリリースしているということだと思います。それにもかかわらず、文科省のホームページに中身に関する情報がないのですから、中身を見ずに批判するなというご意見を受け入れるわけにはいきません。
これを主導しているのが科学技術政策研究所であって、責任者が渡辺さんという方だというのなら、私の批判はその研究所と渡辺さんに向けたいと思います。それとも、権威があるところや人がやれば、くだらない企画でもくだらないと言ってはいけないのでしょうか。
恋愛の手段に利用するようなものをポピュラーサイエンスと呼ぶのでしょうか。科学をデートの道具に使うことを奨励するなどというのは、似非科学よりもさらに品がないと感じます。
また報道されているということはプレスリリースしているということだと思います。それにもかかわらず、文科省のホームページに中身に関する情報がないのですから、中身を見ずに批判するなというご意見を受け入れるわけにはいきません。

この件については、あらためてブログで書きたいと思います。すみません。

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一点だけ訂正です。
渡辺政隆さん主導ということではないそうです。お詫びして訂正します。
渡辺政隆さん主導ということではないそうです。お詫びして訂正します。
実験的に携帯サイトで初めてもよかったのではないか、とも思う。その方が費用も格段に安くできるし。
本では読まない小説を携帯サイトで読む人なら、内容が充実していれば何かを感じてくれるかもしれない。
個人的にはデートで使える科学知識とはいかなるものか興味があります(^^;
本では読まない小説を携帯サイトで読む人なら、内容が充実していれば何かを感じてくれるかもしれない。
個人的にはデートで使える科学知識とはいかなるものか興味があります(^^;

同意します。週刊誌が自分の所で作って売るのなら、別に構いませんが(やりようによっては売れるとおもいます)。
・・・コメンツいれたのは、(いつも読みにきてるのですが)、stochinaiさん、珍しく爆発しとる・・・ビックリーーー、ということで。
・・・コメンツいれたのは、(いつも読みにきてるのですが)、stochinaiさん、珍しく爆発しとる・・・ビックリーーー、ということで。

文部科学省の男性諸氏は「サイエンス的コミュニケーション能力」を
駆使なさり、モテモテなのでしょう。そのノウハウを全国に伝授…
実体験が投影されているかもしれませんね。
財務省、厚労省、環境省の方々の反応・評価はいかがでしょうか。
そういえば昔、旧大蔵省と旧通産省から出向のお二人とお見合いさせられ、
「カニが楽しみだった」、「北海道はゴルフ場が安くて良い」(ムッとした)
を何度も聞かされました。
駆使なさり、モテモテなのでしょう。そのノウハウを全国に伝授…
実体験が投影されているかもしれませんね。
財務省、厚労省、環境省の方々の反応・評価はいかがでしょうか。
そういえば昔、旧大蔵省と旧通産省から出向のお二人とお見合いさせられ、
「カニが楽しみだった」、「北海道はゴルフ場が安くて良い」(ムッとした)
を何度も聞かされました。
ナオさん。
>珍しく爆発しとる・・・ビックリーーー
はははは、すみません。若き日のチェ・ゲバラの映画をみて、久しぶりに学生時代のように、「正義感の血」が沸き立っていたたというところかもしれません。
>珍しく爆発しとる・・・ビックリーーー
はははは、すみません。若き日のチェ・ゲバラの映画をみて、久しぶりに学生時代のように、「正義感の血」が沸き立っていたたというところかもしれません。

教えてください。stochinaiさんは、「似非科学」という言い方を使われているのですが、これとよく似た言い方で「疑似科学」という言い方があると思います。漢字の意味するところから、少し違う意味を持っているような印象もあるのですが、stochinaiさんは意図的に使い分けているのでしょうか。どちらが、好ましいというご意見があるでしょうか。ちなみに、Googleで調べると、疑似科学1,500,000 件、似非科学346,000件がヒットして、疑似科学という言い方が圧倒的に多いようです。
文科省も印刷冊子ではなく、まずホームページでpdfファイルを無料で公開するというようなことをしたらよいと思いましたが、pdfはあるのでしょうか(海外では、その冊子が入手できないので)。雑誌にしてしまったら、著作権の問題がでてきてpdf化で自由に配布できなくなったりするのでしょうか。オープンアクセスができなくなるとすると、それの方が大きな問題のような気がします。
文科省も印刷冊子ではなく、まずホームページでpdfファイルを無料で公開するというようなことをしたらよいと思いましたが、pdfはあるのでしょうか(海外では、その冊子が入手できないので)。雑誌にしてしまったら、著作権の問題がでてきてpdf化で自由に配布できなくなったりするのでしょうか。オープンアクセスができなくなるとすると、それの方が大きな問題のような気がします。

stochinaiさんに同意します.
1)若者の科学離れを食い止めるには,「科学のおもしろさ」を体感してもらうのが一番だと思います.変なニンジンをぶらさげても,それでは,興味を持って深く,広く勉強していこうという気にはならないでしょう.なんか,冒涜された気がしますが,言いすぎでしょうか.
2)なんで,「デート」なんでしょう.もてたいから,野球やサッカーをやってるといった人もいますが,そのものが好きでないと長続きしないのでは,ないのでしょうか.
3)最近,映画で「博士の愛した数式」というのが話題になりました.わたしは見てないのでなんともいえませんが,その映画の方がよっぽど,啓蒙にはいいのではないでしょうか.また,こっちは読みましたが,ポール・ホフマン:放浪の天才数学者エルデシュ」草思社ですが,心が熱くなり,励まされました.そういう感動を若者にも味わって欲しいと思います.
1)若者の科学離れを食い止めるには,「科学のおもしろさ」を体感してもらうのが一番だと思います.変なニンジンをぶらさげても,それでは,興味を持って深く,広く勉強していこうという気にはならないでしょう.なんか,冒涜された気がしますが,言いすぎでしょうか.
2)なんで,「デート」なんでしょう.もてたいから,野球やサッカーをやってるといった人もいますが,そのものが好きでないと長続きしないのでは,ないのでしょうか.
3)最近,映画で「博士の愛した数式」というのが話題になりました.わたしは見てないのでなんともいえませんが,その映画の方がよっぽど,啓蒙にはいいのではないでしょうか.また,こっちは読みましたが,ポール・ホフマン:放浪の天才数学者エルデシュ」草思社ですが,心が熱くなり,励まされました.そういう感動を若者にも味わって欲しいと思います.

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いやー、私からみると
「科学技術コミュニケーター養成ユニット」は
相当に問題含みな存在だとおもってるんですが...
日経サイエンスが好きで、そうした科学雑誌や科学イベントなどを
もっと広めたいと思っている私ですが、「科学コミュニケーター」関連の
人とはとても共闘できそうにありません。
どこが問題と思っているかを書くには本欄は狭すぎるので、
そのうちblogにでも書きます。宜しくお願いします。
「科学技術コミュニケーター養成ユニット」は
相当に問題含みな存在だとおもってるんですが...
日経サイエンスが好きで、そうした科学雑誌や科学イベントなどを
もっと広めたいと思っている私ですが、「科学コミュニケーター」関連の
人とはとても共闘できそうにありません。
どこが問題と思っているかを書くには本欄は狭すぎるので、
そのうちblogにでも書きます。宜しくお願いします。

stochinaiさんとしては、費用や方法が問題とお考えなのでしょうか。それともねらいが問題なのでしょうか。
前者であれば、同意します(ただそれなら、デートに科学を使おうなどという軽薄もの、という表現は厳しすぎる気も)。
後者なら疑問あり。costepの「さっぽろサイエンス観光マップ」も似たような発想に見えるからです(本当は違うのかもしれませんが)。
ちなみにわたしは「デートに使える科学ネタ」にも「サイエンス観光」にも興味がある、俗物です。
前者であれば、同意します(ただそれなら、デートに科学を使おうなどという軽薄もの、という表現は厳しすぎる気も)。
後者なら疑問あり。costepの「さっぽろサイエンス観光マップ」も似たような発想に見えるからです(本当は違うのかもしれませんが)。
ちなみにわたしは「デートに使える科学ネタ」にも「サイエンス観光」にも興味がある、俗物です。
科学をデートに利用しようなどと言うことは、誰でも考えることですが、利用している人は若干の後ろめたさ(詐欺的であること)を感じながらやるものではないでしょうか。それなら何の問題もないのですが、学校の先生それも校長先生が、「星座のひとつも覚えたら、彼女ができるぞ」などと言うのは筋違いもはなはだしいということだと思います。ただし、それとて冗談半分で笑いながら言うのだったらまあいちいち目くじら立てることもないのですが、そんなふざけたことにいきなり税金を7000万円も使うという感覚が許せないと感じました。
もちろんサイエンスカフェなどで、とりあえず「お客さん」を引きつけるために、「もてるサイエンス」などというキャッチフレーズを使うことを一概に否定するものではありません。ただし、うたい文句の種明かしをするというフォローはしっかりしてもらいたいと思います。
また「現場」でがんばっている男女が、相手の気を惹くためにサイエンスであろうが文学であろうが、芸術であろうが、あらゆる手段を総動員するのことは大肯定です。
わかりますか。
もちろんサイエンスカフェなどで、とりあえず「お客さん」を引きつけるために、「もてるサイエンス」などというキャッチフレーズを使うことを一概に否定するものではありません。ただし、うたい文句の種明かしをするというフォローはしっかりしてもらいたいと思います。
また「現場」でがんばっている男女が、相手の気を惹くためにサイエンスであろうが文学であろうが、芸術であろうが、あらゆる手段を総動員するのことは大肯定です。
わかりますか。

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何でやる前から無駄遣いって分かるのですか???
私は科学には全く興味はない(むしろ暗い、マイナーといった悪いイメージを持っていました)典型的な文系なのですが、先日のTBSラジオの放送を聞いてやろうとしていることにとっても共感しました。
ターゲットはこれから子どもを持って育ていく世代だそうです。私達もそうでしたが、便利な世の中になって『何でこうなるの??』という疑問を持つことなく育ってきた気がします。こんな私が例え親になったとしても子どもの『何で??』という疑問には答えられないと思います。それどころか『科学なんて意味ないよ、暗い世界だから理系なんてやめとき!!』って答えてしまうのではないでしょうか。(←実際、文系の方の多数がそう思って
いるのではないでしょうか??実際私の周りはそうです。) そうすると子どもの可能性を狭めるのはもちろん、将来の日本の科学技術にも明るい未来はないと思います。
私は科学には全く興味はない(むしろ暗い、マイナーといった悪いイメージを持っていました)典型的な文系なのですが、先日のTBSラジオの放送を聞いてやろうとしていることにとっても共感しました。
ターゲットはこれから子どもを持って育ていく世代だそうです。私達もそうでしたが、便利な世の中になって『何でこうなるの??』という疑問を持つことなく育ってきた気がします。こんな私が例え親になったとしても子どもの『何で??』という疑問には答えられないと思います。それどころか『科学なんて意味ないよ、暗い世界だから理系なんてやめとき!!』って答えてしまうのではないでしょうか。(←実際、文系の方の多数がそう思って
いるのではないでしょうか??実際私の周りはそうです。) そうすると子どもの可能性を狭めるのはもちろん、将来の日本の科学技術にも明るい未来はないと思います。

今回、『デートで使える』などと大々的に使っているのは、科学などに興味を持たなかった人にも一人でも多くの人に気軽に手にとってもらおうという趣旨との事です。
『国が出している、しかも科学の内容』 ⇒ 絶対興味ない!!という私が(笑)明日、ウォーカーを買って読んでみよう、と思ったこと自体、この雑誌の意味があるんだと思います。
それに国の仕事というのは、民間とのように短期スパンで結果を出す
ものだけでなく、こういうすぐに結果はでないかもしれないけれど、でも誰かがやらないといけないというのも含まれているのではないでしょうか?
7000マンというのは、種々の調査やリサーチ費用なども含まれているとのことでしたよ。
『国が出している、しかも科学の内容』 ⇒ 絶対興味ない!!という私が(笑)明日、ウォーカーを買って読んでみよう、と思ったこと自体、この雑誌の意味があるんだと思います。
それに国の仕事というのは、民間とのように短期スパンで結果を出す
ものだけでなく、こういうすぐに結果はでないかもしれないけれど、でも誰かがやらないといけないというのも含まれているのではないでしょうか?
7000マンというのは、種々の調査やリサーチ費用なども含まれているとのことでしたよ。
コメントやトラックバックで賛否両論いただきました。ありがとうございます。今後は実物が出てからの内容の検討の議論に移りたいと思いますので、よろしくお願いいたします。

出張中でレスポンス出来ない時期にこんなに興味深いエントリーが、、、
と出遅れてしまったことをくやんでいます。
で、私の主張ですが、
私は「文部科学省よくやった!」という第一印象です。
かかった金の額は後から考えるべき問題ですが、
直ちに無駄である、と斬るのは時期尚早でしょう。
ともかく、私の専門分野は天文学という、比較的デートに使える内容(笑)なので、天文だけでなく、他の分野も、もっと文化として、俗っぽくしても良いと思っています。
私も教育と同じ、いくらかけたからすぐ成果がでる、なんてな事ではなさそうですから、この7000万にどれくらい費用対効果があったのか、
それはあとでやっていくべきでないでしょうか。
もう春の旅先より。
と出遅れてしまったことをくやんでいます。
で、私の主張ですが、
私は「文部科学省よくやった!」という第一印象です。
かかった金の額は後から考えるべき問題ですが、
直ちに無駄である、と斬るのは時期尚早でしょう。
ともかく、私の専門分野は天文学という、比較的デートに使える内容(笑)なので、天文だけでなく、他の分野も、もっと文化として、俗っぽくしても良いと思っています。
私も教育と同じ、いくらかけたからすぐ成果がでる、なんてな事ではなさそうですから、この7000万にどれくらい費用対効果があったのか、
それはあとでやっていくべきでないでしょうか。
もう春の旅先より。
YS-11kさん、もはや実物が出回っていますので、なんとか見てください。内容的には、すでに他の雑誌等で使い回されたようなものばっかりという印象なのが残念です。どうせやるなら、もっと派手にやって欲しかった。もしも、ニュースに取り上げたもらえていなかったら宣伝効果も怪しいものだと感じました。ポスドクを15人くらい雇える金ですからね。税金は大切に使ってもらいたいと思います。

nature4月6日号News in Briefに論評抜きで取り上げられてました。表紙の写真付きです。文科省の努力がnatureにも認められたと思うか、世界中に報道されて恥ずかし〜と思うか、人それぞれでしょうね。
http://www.nature.com/nature/journal/v440/n7085/full/440728a.html
http://www.nature.com/nature/journal/v440/n7085/full/440728a.html
気が付きませんでしたが、文科省としてはうれしいでしょうね。最後に文科省は反響によって継続するかどうかを決めると書いてありますが、これは国内の報道と違いますね。Natureの記者に対する文科省のリップサービスでしょうか。
情報をお寄せ下さって、ありがとうございました。
情報をお寄せ下さって、ありがとうございました。

>どうせ何をやっても科学に興味を持つことなどもっとも期待できない層(デートに科学を使おうなどという軽薄もの)
決め付けはよくありません。
科学離れが進んでいるのは事実です。
食い止めるべき現象です。
日本がこれまで発展しえてきたことは、やはり科学者たちのたゆまぬどりょくあってでしょう。
土台を広げないことには、トップなんて生まれません。
科学をバカにするのもいいかげんにしてください。
決め付けはよくありません。
科学離れが進んでいるのは事実です。
食い止めるべき現象です。
日本がこれまで発展しえてきたことは、やはり科学者たちのたゆまぬどりょくあってでしょう。
土台を広げないことには、トップなんて生まれません。
科学をバカにするのもいいかげんにしてください。
きゃしぃさん、コメントありがとうございました。確かに決めつけはよくありませんでした。すみませんでした。
しかし、「科学離れが進んでいるのは事実」だとは思えません。学問離れという意味ならばそうかもしれませんが、科学だけが不均等に興味の対象から失われているという事実はないと思います。その証拠に、テレビでは科学番組が全盛ですし、小学生などの理科に対する興味の強さは心強いものがあります。ただし、中学・高校と進むにつれてどんどん理科離れが進みます。私は受験教育が問題なのではないかと思っています。
それから、誤解を与えてしまったかもしれませんが、私の言いたかったことも「科学をバカにしないでください」ということですので、きゃしぃさんとは、それほど意見が違わないかもしれません。
これからもよろしくお願いします。
しかし、「科学離れが進んでいるのは事実」だとは思えません。学問離れという意味ならばそうかもしれませんが、科学だけが不均等に興味の対象から失われているという事実はないと思います。その証拠に、テレビでは科学番組が全盛ですし、小学生などの理科に対する興味の強さは心強いものがあります。ただし、中学・高校と進むにつれてどんどん理科離れが進みます。私は受験教育が問題なのではないかと思っています。
それから、誤解を与えてしまったかもしれませんが、私の言いたかったことも「科学をバカにしないでください」ということですので、きゃしぃさんとは、それほど意見が違わないかもしれません。
これからもよろしくお願いします。
by stochinai
| 2006-03-25 17:58
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