5号館を出て

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学部教授会

 大学がしょっちゅう改組して、何がなんやらわからないうちに新学期が始まりましたが、なんとなくわかってきました。というか、いろいろな書類を書かされているうちに、自分の所属などを実感できるようになってきたというところでしょうか。

 今日は、理学部教授会というものがありました。

 大学院理学研究科が改組されて(というか、教員の研究組織と大学院生の教育組織が分離されて)、ほとんどの教員は大学院の中にある研究院というところに所属することになりました。大学院生は理学院に属します。この研究院と理学院も必ずしも1対1で対応しているわけではなく混乱のもとになっています。

 さらに、理学部が昔のままの学科で残っています。学生は、理学部から大学院へ進学するときに、学科と対応していない新しい専攻を選択しなければなりません。

 書いていてもよくわからなくなりましたので、ここらでやめます。詳しくお知りになりたい方は、理学部のホームページから、理学院、理学研究院のページに進んでみてください。あちこち工事中ですし、奥へ行けば行くほど昔のままの組織のページに到達してしまって、迷宮のようになっていますので、混乱は深まるばかりだと思いますがおもしろいと言えばおもしろいかもしれません。

#前の大学院重点化の時には、教員の所属する大学院と学生の所属する学部が分けられましたが、大学院生は教員と同じ大学院という組織に属していましたし、学部と大学院も1対1に対応していましたので、今回ほどは混乱せずにすみました。

 さて理学部ですが、理学部の学生の入学や進学、卒業を認定するためにだけに、学部教授会というものがあります。

 研究院教授会というのは、前の理学研究科教授会と同じように教授だけが参加するもので毎月行われているようなのですが、学部教授会は理学部の教授・助教授だけではなく理学部の教育の関係する他の研究院の教授・助教授も参加するので、今まで使っていた会議室には入りきらないほどの数になってしまったため、今日の学部教授会は300人収容の階段講堂で行われました。

 それに先だって行われた、理学研究院教授会が定足数に満ちずに不成立になったせいか、会議の前に事務の方から参加を催促する電話がありました。どうやら全参加メンバーに電話をかけまくっていたようです。お疲れさまでした。

 教授会自体は、退学・休学や放校、単位認定、転学などを淡々と承認するというだけのもので、30分くらいで終わってしまいました。次の会議は卒業認定のために来年の3月にあります。つまり、年に2回の会議で、しかも議論をすることもなく議長の読み上げる事項を、挙手や採決することなく承認するだけの会議です。

 どこぞの首都の教育委員会で、小中学校の職員会議で挙手や採決を禁止したということがニュースになっていましたが、こちらでは特に禁止されることがなくとも、昔から淡々と「よろしいですね」「ありがとうございます」という感じでほとんどの議題が承認されてきたものです。

 それですから会議に出ようという先生がいなくなり、定足数に達しなくなるというようなことになってしまっているのだと思います。

 誰もやる気がないし、形式を整えるだけの会議なら、このIT時代なのですから、別に一堂に会してやらなくても良いだろうに、と思っているのは私だけではないはずです。
Commented by habichan at 2006-04-21 08:40 x
確かに。
そういう出ても出なくても議論が必要でないのなら、出席するより自分の机で仕事を片付けたくなりますよね。
300人。
福岡県で市町村の合併後の議員数がそのくらいの数になりそうで、「体育館で議会を開くのか?」という議論になり、リコール運動もおきたため、「在任特例」適用せずにすぐに市議会選挙のあった市町村もありました。

書面議決ではいけないのでしょうか?
独立行政法人内の話ですから、事務の方の仕事を減らすためにも書面議決で十分ではないでしょうか???
Commented by stochinai at 2006-04-21 11:22
 ひょっとすると書面よりは事務手続きが簡略だという理由だけでやるのかもしれません。
 いずれ書面ですら必要なく、オンラインでやるようになりそうな気はします。なぜなら、全学教育では、事務手続きだけで進級や学部移行が決定されているという事実があるからです。
Commented by 匿名希望 at 2006-04-22 00:44 x
同じ学院に所属している者です。承認事項といっても承認するしかないのですから学科持ち回りでもOKだと思うのですが。一体何が問題なのでしょうね。
Commented by inoue0 at 2006-04-22 09:13
 「バブル経済」の名づけ親たる野口悠紀雄教授が「会議を減らす方法」を「超整理法 時間編」に書いてます。
・必要事項は事前に書面やメールで全員に通知しておいて読ませておく。それだけで、単なる報告を口頭でする必要は省ける
・意思決定に関係する人間だけを会議に集める。無関係な人間まで集めるのは愚の骨頂

 中島義道電気通信大学教授は、哲学者なのに電子工学の教員選任の場にまで立ち会わされて、「私が電子工学なんてわかるわけないじゃないですか。私は何のためにここにいるんですか?」と言ったら、非専門家は来なくていいことになったそうです。
by stochinai | 2006-04-20 17:21 | 大学・高等教育 | Comments(4)