2006年 04月 27日
神戸大教授、実験データを捏造 (追記:訂正)
朝日コムのニュースです。「神戸大教授、実験データを捏造 特許出願取り下げ」というものですが、一般の方々から見ると「またか」という程度であまり感慨はないかもしれません。
大学の中にいるものとしても「またか」という感想は同じなのですが、どんどんと大学や科学者の信頼がゆらいでいくことに関しては、実際にそうなのだから仕方がないと思いつつも「やばいな~」と感じています。
今回は工学部で起こったことで、最近立て続けに起こっていた生物科学系ではないのですが、同じような状況で起こり明らかになってきたことがいくつかのキーワードからわかります。
内部告発、特許、2年間分計9千万円の助成金、産官学の連携
研究者個々人の資質もさることながら、システムそのものを考え直す必要に迫られていると感じます。
【追記・訂正 2006/5/11】
このエントリーを書いた時点で、私も特許申請に虚偽や空想がはいっているのはまずいのではないかと思っていましたが、それは誤解でした。特許申請はアイディアだけでもいいので、科学論文のように実験で証明した事実を添えて提出する必要はないようです。
だとすると、この先生は内部抗争によってはめられたということになるようで、それはそれで十分に大学の醜聞と言えそうです。
大学の中にいるものとしても「またか」という感想は同じなのですが、どんどんと大学や科学者の信頼がゆらいでいくことに関しては、実際にそうなのだから仕方がないと思いつつも「やばいな~」と感じています。
今回は工学部で起こったことで、最近立て続けに起こっていた生物科学系ではないのですが、同じような状況で起こり明らかになってきたことがいくつかのキーワードからわかります。
内部告発、特許、2年間分計9千万円の助成金、産官学の連携
研究者個々人の資質もさることながら、システムそのものを考え直す必要に迫られていると感じます。
【追記・訂正 2006/5/11】
このエントリーを書いた時点で、私も特許申請に虚偽や空想がはいっているのはまずいのではないかと思っていましたが、それは誤解でした。特許申請はアイディアだけでもいいので、科学論文のように実験で証明した事実を添えて提出する必要はないようです。
だとすると、この先生は内部抗争によってはめられたということになるようで、それはそれで十分に大学の醜聞と言えそうです。
by stochinai
| 2006-04-27 19:40
| 大学・高等教育
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