5号館を出て

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実名ブログのさわやかさ

 今日、北キャンパスにある北海道大学創成科学共同研究機構リエゾン部から、リエゾンマンさんが訪ねてくださいました。CoSTEPを通じて、すでに知り合いだった同じ創成科学共同研究機構のM姫さんが案内して(といっても、M姫さんも来るのは初めて)いらっしゃいました。

 つい1週間ほど前に、リエゾンマンさんのブログでCoSTEPの修了生とJTBの共同企画「楽しくわかりやすい科学教室 in 北海道大学」が発売になったことを知らせるエントリー「パンパカパ~ン!21日発売で~す!!」に私がトラックバックを送ったのがきっかけでしたが、あれよあれよという間に今日の研究室訪問までわずか1週間の出来事です。

 M姫さんも「もしやこれが『ブログコミュニケーション』なのかしら」と他人事のように書いておられますが、このスピード感がネット時代の人付き合いの始まりというものなのかもしれません。

 我々は3人ともブログを持っておりますが、リエゾンマンさんは実名・顔写真までも公開したブログ発信をされており、最初見た時は私もちょっとびっくりしてしまいました。でも、今日お会いしてそのストレートな性格から見て、実名でブログをされていることに何の違和感もないことを再確認しました。

 もちろん私やM姫さんにしても、いちおうブログの中に実名は書いていないものの、ほんのちょっと調べれば、たちまち氏素性職業エトセトラが明らかになる程度の「匿名」ブログで、本当に身許を秘匿しているわけではないのですが、リエゾンマンさんほどあっけらかんと実名・顔写真を出されてしまうと、こちらの方が木の葉一枚で裸をかくしているようななんとも照れくさい気分にさせられてしまいます。

 リエゾンマンさんは、過去にネットで起こった炎上事件のようなことはあまりご存じないみたいでしたが、さすがにM姫さんはいろいろと心配をされて、それなりに緊張しながらブログをやっておられるようです。

 もちろん、世界に開放されているブログですから、コメントやトラックバックで予想を越えたレスポンスが来る可能性はあるわけで、ブログをやるからにはそういうことに対するリスク管理も必要だと思います。

 しかし、特に意識して政治運動や思想活動、宗教活動などをするわけでもなく、ごくごく普通の日常生活の延長としてブログをやっていこうと思い、その人が健全な社会性・精神性を持っているとするならば、いたずらに警戒して書きたいことも我慢するという必要もないのだろうと思います。

 私は2チャンネルなどをほとんど見ないので、今でも訳のわからない厨房コメントなどというものがあるのかどうかは認識していないのですが、少なくともまわりを見渡す限りにおいては、日本のブログ環境も一頃に比べるとずいぶん落ち着いて成熟してきているのではないかと感じられます。

 そういう中で、リエゾンマンさんのように、何のためらいもなく実名でスカッと登場されると「こういうやり方もありますよね」と、なんだか肩の力が抜けるような、悪くない気分です。

 もちろん、今でも炎上して閉鎖するブログというものもあるわけですが、そうなる前に自分のまわりにコミュニケーションの輪を形成することができれば、その方たちが守ってくれるということを時には期待できると思います。

 要するに、実名であろうが匿名であろうが、まわりの人と良いコミュニケーションをとり続けることができればうまくやっていけるという意味では、ブログも普通の社会生活も違いはなさそうです。

 そんなふうに普通のことを、普通に考えるということを思い出させてくれ、リエゾンマンさんは一陣の春風のようにM姫と北へと帰って行ったのでありました。
Commented by リエゾンマン at 2006-05-02 01:31 x
 思いがけず、さわやか・・・などと言われると面はゆい気がします。ブログの世界について、無知であるが故にこうしたとも言えるのですが、私のブログのスタンスとしてこれでいい、これしかないと今更ながらに再確認しています。

 H大学→わけ分からん→H大の産学連携→もっと分からん→よって実名でブログ書く・・・という論理は私にとってやけに単純明快なものでした。

今後はさらに様々な影響・波及効果=ブログのリスク管理のことも念頭に置きながら、また毎日のように楽しんで書いていきたいと思っています。

 5号館さん、今日の出逢いをありがとうございました。今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
Commented by M姫 at 2006-05-02 09:53 x
5号館のつぶやき様
5号館様の問題意識の多様さと深さ、人間としての深みを2時間たっぷりと味あわせていただきました。ありがとうございました。
5号館様には、大学の先生達にありがちな子供っぽさや単純さが無く、いつもお話したあと自分の浅はかさを感じ、少し恥ずかしく思ったりしてしまいます。ネット時代により出逢いの速さを得ても、最後は生身の人間同士の付き合いですよね。昨日実際にお会い出来、ゆっくりとお話できた事は本当に価値があったと思います。
確かにリエゾンマン様の実名と顔写真を出し、自分の考えをストレートに表現するブログのスタンスはとっても爽やかですね。爽やかなお人柄のなせるワザです。私はやはり少し勇気がないので、「M姫様」が主人公のサクセス(?)ストーリーをブログというツールを使って表現できれば良いなあと思っております。今後ともご指導お願い致します。
Commented by ハニーm at 2006-05-02 13:03 x
 確かにいたずらに警戒心が先立つと、あまりに含みを持たせた、迷彩服のような文章に
なりかねず、どうにでも解釈できるわけで…書く方もジレンマでしょうか。

M姫とリエゾンマン(サイエンス騎士・ナイト)、人気キャラクターのようですね。
ご活躍をお祈りしつつ、よろしくお願い致します。
by stochinai | 2006-05-01 22:49 | 大学・高等教育 | Comments(3)