2005年 01月 22日
隠れた宝石?
東北大学のN先生からメールをいただいて、「F1000にコメントを書かせて頂いたところ、非常に好評のようです」とのことでした。ゲストでログインしてみたところ、今はなんと上の写真のようにTop4にランクされていました。
F1000とはFaculty of 1000というウェブサイトのことのようで、新しい論文評価システムだと書いてあります。
生物学者による生物学者のためのページということで、専門家が論文を推薦し専門家がそれを評価するというシステムで、毎日のランキングも「売り」のようです。
推薦していただいたN先生は知り合いのよしみで出してくださったのかもしれませんが、それでも上位にランクされるというのは悪い気がするものではありません。
ただし私も知らなかったように、このシステムはまだまだ日本では無名のようです。さすがにインパクトファクターのように雑誌のランクで比較するのではなく、単独の論文ごとにランクをつけるので、より直接的なものと言えるかもしれません。
もうひとつ気に入っているのは、ランクされたのが「hidden jewels top 10 (隠れた宝石トップ10)」という、有名雑誌(どこのラボにもある雑誌だそうで、Nature, Cell, Science, PNAS, くらい?)以外の雑誌に載ったもののコーナーです。有名ではない雑誌とっても、我々発生学をやっている人間には超有名な Development でさえ、ここに分類されてしまっているのが微笑ましいですが、ともかくマイナーな雑誌を特に取り上げるというあたりが西欧風の民主主義を感じさせます(^^)。
by stochinai
| 2005-01-22 17:25
| 生物学
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