2006年 07月 02日
日曜だというのに津波アクセス
このサイトのアクセス(ページビューPV)は、平日(月曜~金曜)は1000~1400くらいが普通で、特に時事事件に関連したエントリーでも書いた時でもない限り、土日は1000以下で推移して穏やかな週末を過ごすことができております。
昨日も土曜日としては想定の範囲内の910PVが記録されており、いつもなら今日もほぼ同じくらいのデータになると思っておりました。
ところが、今日は日曜だというのに朝7時台からアクセスが順調に伸び続け、昼を越えるあたりからは毎時100PVを越えるようになりました。3時台・4時台はそれでも異常に多い200弱だったのですが、5時からは200を越え7時台に179PVとちょっとへこんだものの、10時台には306PVと今までに経験したことのない短期集中アクセスを受け、11時台には357PVという、計算するとなんと1秒(計算違ってますね。冷や汗)ではなく10秒に1クリック相当のアクセスになってしまいました。
その結果、日曜日だというのに今まで経験したことのない3077PVが、あっさりと記録されてしまいました。
これは、いったいどうしたことかと不思議だったのですが、忍者ツールズではどこのページが読まれているかの情報がわからないため、もうひとつ同時に導入しているアクセスアナライザーで見てみると、なんとこのページへのアクセスが津波の原因であることがわかりました。
このページとは、昨年の5月14日のエントリー「政治に翻弄される科学者 (横田めぐみさん遺骨事件)」です。ひさびさにコメントもいただきましたが、コメントを寄せていただいた方以外の2000人くらいは、コメントもトラックバックも残さずに「静かに」読んでいらっしゃったということになります。ありがたいことですが、それもちょっと怖い気がします。
この時期にこのエントリーへのアクセスが突然増加したのは、もちろん先日行われた拉致被害者である横田めぐみさんの「夫」とされる、これまた拉致被害者のはずの韓国人である金英男(キムヨンナム)さん(44)が29日午後に行った記者会見の内容が原因だと思います。東京新聞の報道によると、金さんは「めぐみさんが『うつ病になり、1994年4月13日に病院で自殺した』と述べ、日本側に渡しためぐみさんの『遺骨』は本物だと強調、日本を批判した」ということです。
この報道で、「遺骨はめぐみさんのものではない」という日本政府の公式見解が揺らいだと感じた方が多かったのかもしれません。それが、津波アクセスにつながったのではないかと思います。
北朝鮮や金英男さんの言うことに嘘が多いということは誰でもが感じることだと思いますが、それまで日本政府や韓国政府がDNA鑑定によって、金英男さんが横田めぐみさんの夫である可能性が高いと発表していたその本人が、韓国の親族と再会した上での記者会見ですから、その言葉の中に一片の真実はあるだろうと期待するのが普通ではないでしょうか。
そういう意味では、多くの日本人の受け止め方がかなり揺らいできているような気もします。
私も、もはやめぐみさんが亡くなっている可能性が高いと思っている一人です。もちろん、その考えが否定されてめぐみさんが生きて帰ってこられるならばそんなに嬉しいことはありませんが、希望的観測だけで「あの国」と交渉をしても得るものは少なさそうです。
状況が動いたことは確かです。かくなる上は、日本側としてもそれに柔軟に対応しながら事態をできるだけ早く、しかも被害者およびその家族の利益になるような方策をどんどんと打ち出していただきたいというのが私の希望です。
横田さんご夫妻の希望としては、もしも最悪の事態になっているのだとしたら報復をしたいと思っておられるかもしれませんし、そういう主張をなさる権利もあるとは思うのですが、「生きているはずのめぐみさんを奪還する」以外のことは考えないということでしたら、事態を動かすことはできない気もします。
つらいところだと思いますが、ここはひとつ状況を打開するために耐え難きを耐えていただくことも選択肢のひとつにしていただけないものかと考えます。
昨日も土曜日としては想定の範囲内の910PVが記録されており、いつもなら今日もほぼ同じくらいのデータになると思っておりました。
ところが、今日は日曜だというのに朝7時台からアクセスが順調に伸び続け、昼を越えるあたりからは毎時100PVを越えるようになりました。3時台・4時台はそれでも異常に多い200弱だったのですが、5時からは200を越え7時台に179PVとちょっとへこんだものの、10時台には306PVと今までに経験したことのない短期集中アクセスを受け、11時台には357PVという、計算するとなんと1秒(計算違ってますね。冷や汗)ではなく10秒に1クリック相当のアクセスになってしまいました。
その結果、日曜日だというのに今まで経験したことのない3077PVが、あっさりと記録されてしまいました。
これは、いったいどうしたことかと不思議だったのですが、忍者ツールズではどこのページが読まれているかの情報がわからないため、もうひとつ同時に導入しているアクセスアナライザーで見てみると、なんとこのページへのアクセスが津波の原因であることがわかりました。
このページとは、昨年の5月14日のエントリー「政治に翻弄される科学者 (横田めぐみさん遺骨事件)」です。ひさびさにコメントもいただきましたが、コメントを寄せていただいた方以外の2000人くらいは、コメントもトラックバックも残さずに「静かに」読んでいらっしゃったということになります。ありがたいことですが、それもちょっと怖い気がします。
この時期にこのエントリーへのアクセスが突然増加したのは、もちろん先日行われた拉致被害者である横田めぐみさんの「夫」とされる、これまた拉致被害者のはずの韓国人である金英男(キムヨンナム)さん(44)が29日午後に行った記者会見の内容が原因だと思います。東京新聞の報道によると、金さんは「めぐみさんが『うつ病になり、1994年4月13日に病院で自殺した』と述べ、日本側に渡しためぐみさんの『遺骨』は本物だと強調、日本を批判した」ということです。
この報道で、「遺骨はめぐみさんのものではない」という日本政府の公式見解が揺らいだと感じた方が多かったのかもしれません。それが、津波アクセスにつながったのではないかと思います。
北朝鮮や金英男さんの言うことに嘘が多いということは誰でもが感じることだと思いますが、それまで日本政府や韓国政府がDNA鑑定によって、金英男さんが横田めぐみさんの夫である可能性が高いと発表していたその本人が、韓国の親族と再会した上での記者会見ですから、その言葉の中に一片の真実はあるだろうと期待するのが普通ではないでしょうか。
そういう意味では、多くの日本人の受け止め方がかなり揺らいできているような気もします。
私も、もはやめぐみさんが亡くなっている可能性が高いと思っている一人です。もちろん、その考えが否定されてめぐみさんが生きて帰ってこられるならばそんなに嬉しいことはありませんが、希望的観測だけで「あの国」と交渉をしても得るものは少なさそうです。
状況が動いたことは確かです。かくなる上は、日本側としてもそれに柔軟に対応しながら事態をできるだけ早く、しかも被害者およびその家族の利益になるような方策をどんどんと打ち出していただきたいというのが私の希望です。
横田さんご夫妻の希望としては、もしも最悪の事態になっているのだとしたら報復をしたいと思っておられるかもしれませんし、そういう主張をなさる権利もあるとは思うのですが、「生きているはずのめぐみさんを奪還する」以外のことは考えないということでしたら、事態を動かすことはできない気もします。
つらいところだと思いますが、ここはひとつ状況を打開するために耐え難きを耐えていただくことも選択肢のひとつにしていただけないものかと考えます。
お疲れさまです。
上記エントリーは、「はてぶ」=SBSで100近いブックマークがついてますから、あちらこちらで紹介されているようですよ。
http://b.hatena.ne.jp/entry/http://shinka3.exblog.jp/1779707
自分もブクマさせていただきましたが、知らなかった話が多く、単にタイミングがあっただけということではなく、内容が興味深かったからだと思います。
今後も、このような話を期待しています。
上記エントリーは、「はてぶ」=SBSで100近いブックマークがついてますから、あちらこちらで紹介されているようですよ。
http://b.hatena.ne.jp/entry/http://shinka3.exblog.jp/1779707
自分もブクマさせていただきましたが、知らなかった話が多く、単にタイミングがあっただけということではなく、内容が興味深かったからだと思います。
今後も、このような話を期待しています。
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横田さんご夫妻のとられている姿勢に対して、批判する文言が多くなってきました。自分のこととして考えれば、とっくに憤死しているだろう、と思います。現実的問題として、いったいどうすることが、より賢明な選択だと思われますか。あちこちで横田さんを「売国奴」や「開戦論者」という人を見ると、つらく思います。同時代を生きる者として、守ってさしあげたい。
「踊る新聞屋-。」さん、情報をありがとうございました。理由はわかりました。ずいぶん昔に書いたものが発掘されるのはうれしいことではありますが、今回のものはいわゆるロングテールのスローアクセスではなく「休火山の噴火」のようなもので、ちょっととまどっております。
こういうポジティブ・フィードバックが起こるところがネットの特徴なのでしょうか。自分をケーススタディにして、少し考えてみようと思います。
ありがとうございました。
こういうポジティブ・フィードバックが起こるところがネットの特徴なのでしょうか。自分をケーススタディにして、少し考えてみようと思います。
ありがとうございました。
ももさん、コメントありがとうございます。私も横田さんご夫妻およびめぐみさんは何も悪いことをしていない、最大の被害者だということを忘れてはならないと思います。
特定の勢力に利用されているように見られると、批判者も増えてくるのでしょうね。右も左も真ん中も、横田さんおよび拉致事件を政治的勢力拡大に利用することはやめて欲しいと思います。
ブッシュを始め、善意の顔をする人ほど残酷に思えます。
特定の勢力に利用されているように見られると、批判者も増えてくるのでしょうね。右も左も真ん中も、横田さんおよび拉致事件を政治的勢力拡大に利用することはやめて欲しいと思います。
ブッシュを始め、善意の顔をする人ほど残酷に思えます。
by stochinai
| 2006-07-02 23:42
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Comments(4)