5号館を出て

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学問研究会

 出前授業の正式名称は学問研究会となっていました。
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 地下鉄円山公園駅から出ている循環バスに乗ったところ、途中で乗る人もおりる人もおらず、目的のバス停までノンストップで走り抜けました。途中には、閉鎖中でしたけれども札幌の名所「地崎バラ園」があったり、学校の裏は札幌市の夜景を眺めるベスト・スポットである「旭山公園」があるなど、素晴らしい立地条件のところに高校が建っています。しかも、数年前に新築したばかりというきれいな校舎でした。
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 時計があるところが、いかにも学校らしいです。

 校舎の前で、後を振り返ると札幌市が一望できます。たしかに夜景は美しそうです。
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 よく見ると、JRタワーや、円柱状のプリンスホテル、テレビ塔、ノルベサの観覧車などが意外と近いところにかたまっている様子が一望できます。
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 札幌の風景を背に、校舎の入り口の方へ向かうと、吹き抜けの窓にかかった部活の華々しい成果報告の垂れ幕が目を惹きます。どちらかというと文系の部活が盛んなのでしょうか。
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 さて今日は、40人の生徒さんを相手に2回、計80人に同じ話を2回をしました。ネタはいつもの、「再生できる動物、再生できないヒト」なのですが、同じ日にまったく同じ話を2回使い回すなどという経験がなかったものですから、2回目にやる時には緊張感がなくなってしまうのではないかと、自分でも心配でした。

 確かに2回目の話をした時、最初の10分くらいはなんだかとても違和感を覚えて、スムーズに話ができなかったような記憶があります。しかし、しばらく話してから、「違う話をしてもいいのだ」と思い直すことで、なんとか調子を取り戻せました。

 同じスライドを使っても、少し違う話をすることはできますから、生徒さん達の反応を見ながらやっていると、同じテーマではありますが結果的にはかなり違う話をしたことになります。考えてみると、同じ講義をしなければならないクラスを複数持つということは、かなり大変です。思い返すと、中学校や高校の時の先生がつまらなさそうに授業をやっていた理由がとても良くわかるような気がしました。聞く方は1回でも、やる方は同じ話をすればするほど、つらくなってくるのではないかと思います。

 同じことを繰り返しやっておられる(やっていないのかな?)、演劇や音楽関係の人達はどうなのでしょうか。毎回、新鮮な気持ちで舞台を勤められるものなのでしょうか。たった2回やっただけで、これだけ悩むのですから、私にはとてもできないことだと思いました。

 さて、校長先生のお話にもあったように、今時の高校生はとてもかわいい(幼い?)と感じました。対象は1年生と2年生だったのですが、第一印象は確かに校長先生のおっしゃるとおりでした。まだ、切実感がないということもあるのでしょうが、大学とか研究とかに対してもそれほど興味を持っているようにも思えず、とりあえず入れる大学にはいってから考えてみようかな、などという生徒が多いのかもしれません。

 そう言えば、大学生にしても似たようなことを感じることがあります。

 ただ、逆にこの子たち全員を大学に入れても問題はないかもしれないとも思いました。何も無理して受験勉強で追い立てることをせずに、高校から大学まで一貫した教育を受けさせたほうが、はるかに子ども達のために(また、高校や大学のためにも)なるのではないかという感覚です。

 どうせ、今は誰もがどこかの大学には入れるのですから、特に強い意識のある子どもを除いて、地理的にもっとも近い大学に入れてやってはどうでしょうか。

 この子達には、「受験戦争」などという言葉は似合わないと感じた一日でもありました。
Commented by 花見月 at 2006-11-16 09:40 x
私も明日、高校生のみなさんに、出前授業です。何を伝えたらいいかなあと思案しています。若い人に直接お話しできる、貴重な機会ですから。
35歳の私が、17歳に伝えなくちゃいけないこと。後でご相談に伺います。
Commented by 実験器具オーナー at 2006-11-16 16:55 x
おお、懐かしい。私の母校もずいぶんと変わりましたね。私が在学したのは十数年前ですが、先生方の面倒見は大変良かった反面、当時は大変に自由な校風で、当時成績が思わしくなかった私も楽しく学校に通ったものです。大学に入ってから目的意識を持って勉強できたのも、無謀なチャレンジをすることができた高校時代があったからかも知れません。追試に悩まされたのも今となっては良い思い出です。
by stochinai | 2006-11-15 20:43 | 教育 | Comments(2)

日の光今朝や鰯のかしらより            蕪村


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