2006年 12月 17日
自分のアクセスポイントの一部を解放すると世界中のアクセスポイントが利用可能になるFON
昨日、LA FONERAというルーターが宅急便で届きました。
12月4日から、FON JAPANが日本でのサービスをスタートさせました。12月5日から12月9日まで、5daysキャンペーンということでFONの専用ルーターLa Foneraが無料で提供されていたのです。私は、5日早々にFON JAPANのウェブサイトhttp://jp.fon.comから登録して、無料のルーターをゲットしていたのですが、さすがに登録が殺到したようで14日になってようやく発送するというメールをもらい、16日に届いたというわけです。ルーターは無料ですが、送料など945円を代引きで支払いました。
FONのことは、海外からのニュースでなんとなく聞いたことがあったのですが、どうも今ひとつ実感がわくシステムではありませんでした。しかし、2005年の11月にスペインで始まったプロジェクトが2006年の12月にはもう、地球の裏側の日本にまで到達したということは、なんとはなしのすごいエネルギーを感じます。半信半疑ながら、世界が変わるようなワクワク感も感じられもするのです。
私もきちんと理解しているかどうか怪しいところがあるので、正確な情報は各自で獲得していただきたいと思うのですが、ちょっとだけ説明してみます。
今の時代、多くの人は自宅に高速度回線を引いてインターネットに接続していると思います。また、ほとんどのノートパソコンの新機種はWiFiと呼ばれる無線LANによるネットワーク接続を標準装備しています。私の場合もそうですが、自宅のルーターを無線LANのアクセスポイントにしてケーブルなしの接続をしている人も多いのではないでしょうか。
しかし、せっかく自宅で無線でインターネット接続していても、家を離れると無料で無線LAN接続できる場所は限られており、無線LANの電波が発見できてもしかもその多くが有料の接続サービスですから、契約なしにはアクセスできないのです。
そこで、FONの創設者は考えたのです。
自分が契約しているインターネット接続を他の人にも使えるように開放するかわりに、他の人が契約しているインターネット接続を利用できるようにすれば、そしてそれを無線LANでできるようにすれば、どこか一ヶ所(自宅)でインターネット接続している人であるならば、他の接続業者と契約することなしに世界中のどこからでもインターネットに接続できるようになるのでないか。
これはとてもインターネットの時代にふさわしいプロジェクトだと感じました。ひとりのアクセスポイントをみんなのために開放することで、みんなのアクセスポイントが利用できるようになります。
FONの参加者(会員)はFONERAと呼ばれるのだそうですが、お互いに無料で無線LAN環境をシェアする会員が「Linus」、自分の無線LAN環境を有料で提供するのが「Bill」、またFONの無線LANを有料で使用するのみの「Alian」の3種類があるとのことで、場合によっては自分の無線LANを開放することで料金収入が得られる可能性もあるということになります。
こうなってくると、自分が契約しているインターネット接続業者との法律的契約関係がどうなるのかという点も気になってきますが、まあこれだけ大々的にやっているので問題が起こっても我々個人に被害が及ぶことはなさそうな気がします。
良く事情が飲み込めない方もいらっしゃるかもしれませんが、こちらがやることはFONルーターをインターネット接続のコンセントにつなぐだけです。それで、自分しか利用できない無線LANと公開可能な無線LANができあがりますので、どのくらいの回線を開放するのかとか、自分が電波を出している住所などを入力します。この自分の住所をGoogleマップに示すということに抵抗を感じる人はいるかもしれませんが、いざ自分が使う段になってみるとどこに電波があるのかがわかると助かります。札幌でもあちこちから電波が出ているのがわかって楽しいものです。さすがに、東京にはすでにかなりあるのがわかります。
やはりセキュリティが気になる人も多いでしょうが、アクセスできるのはFON会員だけで、そのすべてがトレースされていますので、かなり安全性は高いと感じました。
【耳より情報】 FON自体のシステムにまだなんとなく納得できないものを感じておられる人は、とりあえずFONルーターを安い無線LANのアクセスポイントとして購入することも可能です。無料配布サービスは終わりましたが、FONのルーター自体はたった1980円で、ツクモ電機や通信販売などで購入できます。無線LANルーターを買おうかと思っている方は、FONも候補に入れてみてはどうでしょう。FONとの「お約束」にはちょっと停職するかもしれませんが、ルーターは購入したものの、いろいろ検討した結果、会員にはならないことにしました、という結論はアリだと思います。
私もきちんと理解しているかどうか怪しいところがあるので、正確な情報は各自で獲得していただきたいと思うのですが、ちょっとだけ説明してみます。
今の時代、多くの人は自宅に高速度回線を引いてインターネットに接続していると思います。また、ほとんどのノートパソコンの新機種はWiFiと呼ばれる無線LANによるネットワーク接続を標準装備しています。私の場合もそうですが、自宅のルーターを無線LANのアクセスポイントにしてケーブルなしの接続をしている人も多いのではないでしょうか。
しかし、せっかく自宅で無線でインターネット接続していても、家を離れると無料で無線LAN接続できる場所は限られており、無線LANの電波が発見できてもしかもその多くが有料の接続サービスですから、契約なしにはアクセスできないのです。
そこで、FONの創設者は考えたのです。
自分が契約しているインターネット接続を他の人にも使えるように開放するかわりに、他の人が契約しているインターネット接続を利用できるようにすれば、そしてそれを無線LANでできるようにすれば、どこか一ヶ所(自宅)でインターネット接続している人であるならば、他の接続業者と契約することなしに世界中のどこからでもインターネットに接続できるようになるのでないか。
これはとてもインターネットの時代にふさわしいプロジェクトだと感じました。ひとりのアクセスポイントをみんなのために開放することで、みんなのアクセスポイントが利用できるようになります。
FONの参加者(会員)はFONERAと呼ばれるのだそうですが、お互いに無料で無線LAN環境をシェアする会員が「Linus」、自分の無線LAN環境を有料で提供するのが「Bill」、またFONの無線LANを有料で使用するのみの「Alian」の3種類があるとのことで、場合によっては自分の無線LANを開放することで料金収入が得られる可能性もあるということになります。
こうなってくると、自分が契約しているインターネット接続業者との法律的契約関係がどうなるのかという点も気になってきますが、まあこれだけ大々的にやっているので問題が起こっても我々個人に被害が及ぶことはなさそうな気がします。
良く事情が飲み込めない方もいらっしゃるかもしれませんが、こちらがやることはFONルーターをインターネット接続のコンセントにつなぐだけです。それで、自分しか利用できない無線LANと公開可能な無線LANができあがりますので、どのくらいの回線を開放するのかとか、自分が電波を出している住所などを入力します。この自分の住所をGoogleマップに示すということに抵抗を感じる人はいるかもしれませんが、いざ自分が使う段になってみるとどこに電波があるのかがわかると助かります。札幌でもあちこちから電波が出ているのがわかって楽しいものです。さすがに、東京にはすでにかなりあるのがわかります。
やはりセキュリティが気になる人も多いでしょうが、アクセスできるのはFON会員だけで、そのすべてがトレースされていますので、かなり安全性は高いと感じました。
【耳より情報】 FON自体のシステムにまだなんとなく納得できないものを感じておられる人は、とりあえずFONルーターを安い無線LANのアクセスポイントとして購入することも可能です。無料配布サービスは終わりましたが、FONのルーター自体はたった1980円で、ツクモ電機や通信販売などで購入できます。無線LANルーターを買おうかと思っている方は、FONも候補に入れてみてはどうでしょう。FONとの「お約束」にはちょっと停職するかもしれませんが、ルーターは購入したものの、いろいろ検討した結果、会員にはならないことにしました、という結論はアリだと思います。
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ぜのぱす
at 2006-12-18 11:59
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ん〜ん、どうなんでしょう?上手く行けば非常に有り難いシステムですが、プロバイダーが黙っていないような気がします。アメリカの例ですが、ウチのアパートが一括で契約しているプロバイダーはそもそもwirelessが禁止されていますので、学生なんかアパートに複数で住んでいても一台のコンピューターにしか接続出来ない仕組みになっています。
FONってアメリカの方に迄来てるんでしょうか?
FONってアメリカの方に迄来てるんでしょうか?
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stochinai at 2006-12-18 12:17
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ぜのぱす
at 2006-12-18 12:59
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ははは、本当だぁ、でもウチの州スカスカです(笑)。
by stochinai
| 2006-12-17 23:52
| コンピューター・ネット
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Comments(3)