5号館を出て

shinka3.exblog.jp
ブログトップ | ログイン

選挙が終わって日が暮れて

 もう何回、投票したか記憶にありませんが、いまだかつて棄権をした記憶はありません。今日も、午後4時頃に近くの小学校の投票所に行って来ました。
c0025115_23444511.jpg
 知事、道議会議員、市長、市議会議員と1回で4つの投票ができるので、効率的と言えば効率的です。

 8時まで投票が続けられたので、結果はそれまでは明らかにされてはおりませんでしたが、8時になったとたんに、民放では全国各地の知事や市長選挙の結果に当選確実を出していたようです。さすがに形式を重んじるNHKだけは8時過ぎには出口調査の結果だけを放送していましたが、そこで言っていることは、結果はすでに決まっているということでした。そして、8時半になるやいなや当選確実を次々と打ち出していましたから、この30分の差はいったい何を意味するのか不思議な気がします。

 我々が知りたいのは、1分でも早く「結局、誰が当選するのか」ということだけであり、そういう意味では30分遅いNHKの当選確実情報はニュースとしては意味のないものでした。

 でもまあ実を言うと、そんなこともどうでも良くて、選挙の度に感じていたことなのですが、今日強く再確認したことは、「選挙というもので、この国を変えることができるわけではなく、この国がどうなっているのかを知ることができるだけなのだ」ということでした。

 選挙の前の日まで、いろいろな報道が行われていました。冷静に世の中を分析する力を持っている報道機関であれば、すでに前日の時点で誰がどのくらいの得票を取るかはだいたい予想できているはずであり、有権者を操作しようという意図を持ったものたちだけが、最後の最後まで現実から目を背けた「夢や希望」を語っているのだと思いますが、それは「報道」ではなく「政治」と呼ぶべきものですね。

 そんな「もどき報道」は、政党の機関紙にまかせておけばよいと思うのですが、もし商業報道機関が特定の政党に肩入れしたいのであれば、客観を装うのは止めてはっきりと誰を支持するのかを明らかにして欲しいものです。

 いずれにせよ、東京都民は石原さんを再び知事として選び、北海道民は高橋さんを再び知事として選びました。

 国政選挙ではないと言いながらも、この国の多数派が今どういう政治を望んでいるのかということはわかったような気がします。自分がそういう多数派に囲まれているということは自覚しておきたいと思います。

 投票から帰ってくると、庭ではムスカリシラーの蕾が暖かく迎えてくれました。
c0025115_014032.jpg

Commented by 事情通 at 2007-04-09 08:56 x
NHKは、その選挙区のどこかで開票が始まって(開票が早く始まるのはすごい田舎がほとんどですが)、その票の実物を記者の目で確認してからしか当確を打たないという決まりになっているようです。そのことにどれほど科学的な意味があるかどうかは疑問ですが・・・出口調査だけで当確を打っていないということを対外的に説明したいだけだと思います。
そして報道機関は投票日の前日には結果についての確かな情報は持っていません。あくまで予想です。確かな情報は午前中の出口調査の結果が判明する投票日の昼ごろです。
Commented by ヨシダヒロコ at 2007-04-09 09:52 x
>国政選挙ではないと言いながらも、この国の多数派が今どういう政治を望んでいるのかということはわかったような気がします。

前にそんな気分になったことがあります。
Commented by stochinai at 2007-04-09 21:30
 事情通さん、貴重な情報をありがとうございました。とても良くわかりました。もしも、選挙日の昼頃に結果が読めているのならば、そこから動員をかけるということもあり得るということでしょうか。そう言えば、*民党や*明党では、昼頃に電話がかかってきて動員を呼び掛けるという話を聞いたことがあります。そういう人は、どこから情報をもらうのでしょうね。いっそ我々にも教えてくれればいいのに。

 ヨシダヒロコさん、力抜けますよね。
Commented by habichan at 2007-04-09 23:08 x
コメントありがとうございました。
「命令されたがっている選挙民が多い」「棄権する人が多い」ということは、為政者にとって都合いい教育が行われた結果?だったら今さら教育問題をいじらなくても良いではないか?と思ってしまいますが。
もっと都合の良い、自分の頭で考えないのが、美しい国の国民なのでしょうか?
by stochinai | 2007-04-08 23:59 | つぶやき | Comments(4)

日の光今朝や鰯のかしらより            蕪村


by stochinai