2007年 05月 08日
佐伯浩・北海道大新学長のインタビュー
重要な数値が示されているので読売の記事から引用しておきます。
北大の年間収入は07年度が922億円で、ほぼ半分の412億円が国からの運営費交付金。この交付金が05年から毎年3・5億円ずつ削減されている。残る収入は病院収入(209億)や学生納付金(103億)、外部資金(118億)だ。病院は将来的にも黒字経営は難しい状況にある。研究活動の大部分は外部資金に依存しており、その獲得はこれからの大学の研究活動にとって極めて重要なものとなっている。
北大には現在、約4000人の教員・職員がいる。人件費は5%削減していく方向だ。
リストラされないように気をつけます・・・。
私も外部資金をとってこなくちゃかしら。
私も外部資金をとってこなくちゃかしら。
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stochinai at 2007-05-08 17:25
もしも5%の人員削減ということになると、20人に1人ですから私も危ない。あと200人減らしたら、やっていけなくなると思うんですけど、実はほとんど事務職員が減っていないところがあるんだそうですね(噂を聞いただけですけど)。
公立大学法人の看護学部勤務の教員ですが、昨年度の法人化以来、最初の中期計画の期間中に、助教以上40名の教員定員から、6年間にマイナス2名というのが至上命令です。法人化初年度には、政策定員に使うという名目で、1名減(当時の助手をマイナス1名にしました)です。したがって、現員は、39名です。一体どうしよう、というのでしょう、ホントに疑問です。
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trickstar
at 2007-05-08 22:52
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法人化後に大学の財務は公表されていますので、上記の件はHPからいつでもどの大学でも確認できます。北大はよそに比べてもかなり厳しいようですが、mamekichiさんのお話しのように他大でも状況はそれほど変わりません。
それにしても、国からの予算が減る上に大学全入で学生の水準が落ちているとなると、負荷は大きくなるばかりですか。現在の教育・研究水準を保つためには学生定員を減らす案もありますが、これは収入も減るのでNG。外部資金は一過的なものなのであてに出来ず。となると、パイの大きさは決まっているのでどこかを減らさなければなりません。それができなければ、全部まとめて沈没しそうな状況に見えます。そうなる前に何かアクションがあるでしょうから、ここ10年ぐらいが大学の正念場になりそうですね。
それにしても、国からの予算が減る上に大学全入で学生の水準が落ちているとなると、負荷は大きくなるばかりですか。現在の教育・研究水準を保つためには学生定員を減らす案もありますが、これは収入も減るのでNG。外部資金は一過的なものなのであてに出来ず。となると、パイの大きさは決まっているのでどこかを減らさなければなりません。それができなければ、全部まとめて沈没しそうな状況に見えます。そうなる前に何かアクションがあるでしょうから、ここ10年ぐらいが大学の正念場になりそうですね。
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inoue0 at 2007-05-09 16:47
大学を集約化するしかないんじゃないですか?大きくなればスケールメリットが発生して、なんとかなります。北海道の国立大学は、北大1つで十分でしょう。
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alchemist
at 2007-05-09 18:17
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at 2007-05-31 17:33
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ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
by stochinai
| 2007-05-08 13:25
| 大学・高等教育
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Comments(7)