2007年 05月 12日
CoSTEP開講式2007
今日は本年度のCoSTEP開講式でした。型通りの杉山代表のあいさつと、就任したばかりの佐伯学長の祝辞に続き、今年の開講式の目玉であるあのおもしろ数学サイエンス界の鬼才(奇才?)秋山仁さんの数学ショーと、サイエンスライター界のマドンナ毎日新聞科学環境部の元村有希子さんの講演がありました。
秋山仁さんの「ショー」はテレビで何度も見たことがあるのですが、実際に生で見ると迫力が違います。秋山さん自信が語っておられるのですが、目の前でデモすることで目からウロコが落ちる「演技」をすることのすごさを目の当たりに見せてもらいました。
これはバウムクーヘンの一カ所の半径を切り開いて水平に展開し、円の面積(πrの自乗)がそれを展開して作った3角形の面積(2πr x r/2)に等しくなることを示す模型です。秋山さんの演技を見ながらこの話を聞くと「な~るほど」と思えます。
ムービーでその雰囲気の一端を味わってみてください。
続いて、「理系白書」などでおなじみの毎日新聞の元村有希子さんの講演です。彼女は童顔で華奢な体型をしていらっしゃるので、実物にお目にかかるのは今日が始めてなのですが、お目にかかってもそして実年齢を聞かされても元村有希子嬢と書きたくなる衝動を抑えることができません。この動画をごらんになると、同感していただけると思います。(こちらの動画についても、元村さんに許可をとっているわけではありませんので、いつまでここに出ているかはわかりません。元村ファンの方は、早く見ておきましょう。(^^;))
お話しはしごく真面目なサイエンスコミュニケーターの心得で、新受講生達が一所懸命メモを取っていたのが印象的でした。まとめのスライドを説明する元村さんをごらんください。

最後にお二人の対談で締めくくられました。いちおう、お二人の対談という設定だったようですが、元村さんが秋山さんのインタビュアーに徹していらっしゃったという雰囲気から、元村さんの謙虚さというか「優しさ」が伝わってきて、とても良い雰囲気の「対談」でした。写真をお見せしますが、まあ親子という年格好ですからね。それで良いのでしょう。

対談の最後に、元科学未来館副館長で今は公立はこだて未来立大学の美馬のゆりさんが、秋山さんの教え子として会場からコメントされていましたが、CoSTEP教員のNさんも予備校で秋山さんの講義を聴いたことがあるそうで、彼の「教え子」と言える人は何千人、何万人いるかもしれないと思わされました。
今日のお二人の講演を聞いていて強く感じたことは、この世界にも「アイドル」や「スター」と呼ばれる人がもっともっとたくさんいてもいいということでした。特に、「理科離れ」などを心配するのであれば、サイエンス・ショーというような狭い世界でのスターではなく、理科やサイエンスなどにはまったく興味を持っていない若者でも、ちょっと見てみたいと思わせるような、「普通に通用するアイドル」が誕生してくれないものかと、夢想してしまいました。
サイエンスコミュニケーターの中から、☆スター☆を誕生させることを、本気で検討してみましょう。
秋山仁さんの「ショー」はテレビで何度も見たことがあるのですが、実際に生で見ると迫力が違います。秋山さん自信が語っておられるのですが、目の前でデモすることで目からウロコが落ちる「演技」をすることのすごさを目の当たりに見せてもらいました。
これはバウムクーヘンの一カ所の半径を切り開いて水平に展開し、円の面積(πrの自乗)がそれを展開して作った3角形の面積(2πr x r/2)に等しくなることを示す模型です。秋山さんの演技を見ながらこの話を聞くと「な~るほど」と思えます。
彼の話を聞いていると、サイエンスコミュニケーションは演劇だと思わされます。
ムービーでその雰囲気の一端を味わってみてください。
というわけで、ここに動画がはってあったのですが、もうありません (;´Д`)。別に、秋山さん側からクレームがあったわけではないのですが、特定の会場で行われたオリジナル・パフォーマンスを不特定の一般に公開するのはどうかという指摘があったので、私の判断で削除しました。すでに見た方はラッキーでしたが、間に合わなかった方は残念(-_-;)ということで、我慢してください。息をもつかせず1時間を一気にかけぬける秋山さんの話を聞いていて、これだけの演技は誰にでもできるものではなく、この世界においてもタレントが必要とされることを感じさせられました。
続いて、「理系白書」などでおなじみの毎日新聞の元村有希子さんの講演です。彼女は童顔で華奢な体型をしていらっしゃるので、実物にお目にかかるのは今日が始めてなのですが、お目にかかってもそして実年齢を聞かされても元村有希子嬢と書きたくなる衝動を抑えることができません。この動画をごらんになると、同感していただけると思います。(こちらの動画についても、元村さんに許可をとっているわけではありませんので、いつまでここに出ているかはわかりません。元村ファンの方は、早く見ておきましょう。(^^;))
お話しはしごく真面目なサイエンスコミュニケーターの心得で、新受講生達が一所懸命メモを取っていたのが印象的でした。まとめのスライドを説明する元村さんをごらんください。


今日のお二人の講演を聞いていて強く感じたことは、この世界にも「アイドル」や「スター」と呼ばれる人がもっともっとたくさんいてもいいということでした。特に、「理科離れ」などを心配するのであれば、サイエンス・ショーというような狭い世界でのスターではなく、理科やサイエンスなどにはまったく興味を持っていない若者でも、ちょっと見てみたいと思わせるような、「普通に通用するアイドル」が誕生してくれないものかと、夢想してしまいました。
サイエンスコミュニケーターの中から、☆スター☆を誕生させることを、本気で検討してみましょう。
本来、大学の研究者や教育者とはスターであるべきですね。実際、スターだしヒーローだと思います。前日のブローグではないですが、そんなスターでヒーローであるべき研究者や教育者が運営という名の商売に振り回されては困りますね。研究者は研究者であるだけでスターだという雰囲気が大切なんでしょうが。
0

スターってのはみんなを救ったり喜ばせたりできるひとではないでしょうか?
お二人ともみんなを喜ばせていましたよ。みんなを救うスターというのは始めて聞いたような気がしますが、そういうスターがいてもいいですね。

研究者や教育者は皆を喜ばしたり、救ったりしてますよ。
私もかつて秋山仁さんの講義を聴いた一人です。高校生の頃、夏休みや冬休みの予備校の講習で秋山さんの授業をとり続けました。彼に受けた影響は大きく、許されるなら「教え子」を名乗りたいものです。
当時の自分は数学がとにかく苦手で、秋山さんの講義に大いに勇気づけられたことを今でも鮮烈覚えています。あれは魔法のようなもので、その瞬間は、自分もどんな問題でも解けるような気になってくるのです。家に帰るとまた元の数学の苦手な少年に戻っているのですが(^^;、何度かそれを繰り返すうちに数学への苦手意識が徐々にほぐされていきました。
土曜日は今も変わらずエネルギッシュで魅力的な「講義」を聴くことが出来て感動でした。
当時の自分は数学がとにかく苦手で、秋山さんの講義に大いに勇気づけられたことを今でも鮮烈覚えています。あれは魔法のようなもので、その瞬間は、自分もどんな問題でも解けるような気になってくるのです。家に帰るとまた元の数学の苦手な少年に戻っているのですが(^^;、何度かそれを繰り返すうちに数学への苦手意識が徐々にほぐされていきました。
土曜日は今も変わらずエネルギッシュで魅力的な「講義」を聴くことが出来て感動でした。
理系白書ブログに、元村さんからのコメントがあります。ご参照ください。
http://rikei.spaces.live.com/Blog/ (下とつないでください)
cns!B2DB7723CECCAA05!8850.entry
http://rikei.spaces.live.com/Blog/ (下とつないでください)
cns!B2DB7723CECCAA05!8850.entry

本物のロック・スターですが、クィーンのブライアン・メイが宇宙史の書籍『BANG! 宇宙の起源と進化の不思議』というのを共同執筆しているそうです。
http://www.barks.jp/news/?id=1000031451
http://www.barks.jp/news/?id=1000031451
素晴らしいです。講義の前と後にロックを演奏したり、映画とともに講義をしたりディスカッションしたりしたら、お祭り騒ぎをしながら科学を学べますね。やってみたい!
こんにちは,bloomです。初めまして!
先生の理系白書でのコメントを読み、こちらのブログに訪れネームカードのイラストを拝見し、もしやコーステップ修了式や懇親会でお目にかかったT内先生ではと思い失礼かと思いましたがおじゃましてみました。
コーステップ今年度も盛況のようで何よりですね。
ブログを継続するということは大変なことです。その点元村さんには大変敬服しています。先生もどうぞ頑張ってください!
先生の理系白書でのコメントを読み、こちらのブログに訪れネームカードのイラストを拝見し、もしやコーステップ修了式や懇親会でお目にかかったT内先生ではと思い失礼かと思いましたがおじゃましてみました。
コーステップ今年度も盛況のようで何よりですね。
ブログを継続するということは大変なことです。その点元村さんには大変敬服しています。先生もどうぞ頑張ってください!
bloomさん、お訪ねいただきありがとうございます。ネームカードのイラストはCoSTEP1期生のSalsaさん(http://girasole.cocolog-nifty.com/costep/)が描いてくださったものです。似てますよね。自分でも笑っちゃいます。よろしかったら、時々遊びに来てください。
by stochinai
| 2007-05-12 22:46
| CoSTEP
|
Comments(10)