2007年 07月 02日
カブトエビ危篤
カブトエビが卵を産んでいるようなのですが、どうも産む先からどんどん食べているようで、何か方策を考えなければならないと思い、ホームセンターのペット売り場で、熱帯魚用の卵や卵胎生の稚魚を分離する「産卵水槽」というものを買ってきました。
そこに入れてから昨日までに、数十個の卵を2回回収しました。今朝は産んでいなかったので、水換えをしてしばらくしてから見ると、たくさんの卵が産み出されていました。
肉眼でも十分見える大きさです。
今日は午後から2つ講義があったので、特に卵も回収せずそのまま放置しておいたのですが、いつもは落ち着き無く動き回っているカブトエビが、見るたびに産まれた卵の上方水槽の底(卵が落ちるすきまのところ:写真中央)にじっとしているのです。
夜になってさすがにおかしいと思い、回収してみるとエラ(肢?)の動きも弱々しく、まさに虫の息(エビの息?)状態でした。
カブトエビは短命だと聞いていたので、来るものが来たということで臨終の写真を撮りました。今までは、動き回っていてなかなか写真が撮れなかったのですが、瀕死の状況になると、このような写真が撮れるというのも皮肉なものです。
タイミング良く、NHKの9時のニュースでは、福島の無農薬水田でカブトエビが大繁殖したというニュースをやっていました。田んぼで捕まったカブトエビは、目が出っ張ってかわいらしく、まさにオタマジャクシエビ(tadpole shrimp)でした。
さて、うちの卵たちはしっかりと発生してくれるでしょうか。実は、先週末に1個だけ孵って幼生が泳ぎ回っている卵があったのですが、今朝になって死んでいました。いざ、育てようとすると、意外と難しいのかもしれません。
そこに入れてから昨日までに、数十個の卵を2回回収しました。今朝は産んでいなかったので、水換えをしてしばらくしてから見ると、たくさんの卵が産み出されていました。
カブトエビは短命だと聞いていたので、来るものが来たということで臨終の写真を撮りました。今までは、動き回っていてなかなか写真が撮れなかったのですが、瀕死の状況になると、このような写真が撮れるというのも皮肉なものです。
さて、うちの卵たちはしっかりと発生してくれるでしょうか。実は、先週末に1個だけ孵って幼生が泳ぎ回っている卵があったのですが、今朝になって死んでいました。いざ、育てようとすると、意外と難しいのかもしれません。
早っ!
そんな短命なんですか。
上手く育って欲しいですねぇ。
ふと、疑問が生じて来ました。最初の"卵"は、本当に卵だったのでしょうか?それとも、植物の種子のように、実は、或る程度発生が進んだ胚の状態で乾燥していたのでしょうか?
そんな短命なんですか。
上手く育って欲しいですねぇ。
ふと、疑問が生じて来ました。最初の"卵"は、本当に卵だったのでしょうか?それとも、植物の種子のように、実は、或る程度発生が進んだ胚の状態で乾燥していたのでしょうか?
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stochinai at 2007-07-03 20:24
おそらく、初期幼生の餌が決め手だと思っています。市販のキットには、怪しげな「カブトエビの栄養」と木のかけら「ウッドチップ」がはいっており、それが餌となるか餌となる「何か」を繁殖させているのだと見ています。
もちろん単為発生卵ですから、発生を開始している卵のはずです。たとえ乾燥していたとしても、ある程度発生が進んでいるだろうと思っていますが、そのあたりに関する研究が進んでいるのかいないのかも、現時点では不明です。
もちろん単為発生卵ですから、発生を開始している卵のはずです。たとえ乾燥していたとしても、ある程度発生が進んでいるだろうと思っていますが、そのあたりに関する研究が進んでいるのかいないのかも、現時点では不明です。
by stochinai
| 2007-07-02 22:06
| 生物学
|
Comments(2)