5号館を出て

shinka3.exblog.jp
ブログトップ | ログイン

植物と動物

 さすがに北海道は台風の直接の影響はないのですが、昨日は風が強く、今日は一日中どんよりと曇っていましたが、昨日までの肌寒さはひとまず去り、ぬるい(温い)感じが夜まで続いています。

 今日は我が家の庭を暗くしてしまっているレンギョウとイチイの枝払いをしました。素人が大々的に枝払いをしたのですから、とても人様にお見せできるものではありませんので、写真はありません。また、花壇の手前にありながらも、巨大化しすぎたシュウメイギクもすこし奥へと移動したため、庭全体がかなりすっきりと明るくなりました。シュウメイギクは図体の割には根の張りが悪かったため移植に失敗するかもしれませんが、こぼれ種や根分かれであちこちに小さな株が出張していますので、最悪でも絶滅は避けられると思っています。

 植物をじっと眺めていると、ほぼ確実に虫が目にはいってきます。虫が目につかないのは、ほとんどの場合、観察時間が少ないのだと思います。
植物と動物_c0025115_2357107.jpg
 アリのようにコチョコチョと動き回る虫ならばいやでも目に入ってきますけれども、そうではない例のほうが多いのかもしれません。

 たとえば、この下にあるガクアジサイです。実は私自身も、写真を撮った時には気が付かなかったのですが、今見てみると中央にある花の蕾のかたまりの左端に、白い小さなウンカかヨコバイのような虫が見えます。
植物と動物_c0025115_00366.jpg
 花を育てる側から見ると、ついつい「害虫」に分類されてしまうことの多い虫たちですが、彼らも一所懸命がんばって大きくなり子どもを産み、育てているのだと思うとなかなか薬で殺すことができません。

 そういうわけで大変なのですが、アブラムシなども真水の霧吹きで洗い流しています。根こそぎにできないので、毎朝やらないとすぐにまた大繁殖してしまうので、まさにいたちごっこですが、このくらいの余裕を持った生活ができないようだと人間にとっても良くないに違いないと自分に言い聞かせながら頑張っています。何週間かすると、彼らの繁殖期も終わってしまうのか、植物の方がおいしくなくなるのか、自然にいなくなってくれることが多いようです。

 のんびり、がいいですね。
Commented by kshojima at 2007-07-16 01:40
ガクアジサイは可憐ですよね。
雑草という草が無いように、害虫という虫もいないと思います。それらの接頭語は人間本位の意味合いであり、それぞれに自然の中での存在意義があるのです。でも虫は苦手です。。。
by stochinai | 2007-07-15 23:53 | 趣味 | Comments(1)

日の光今朝や鰯のかしらより            蕪村


by stochinai