5号館を出て

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クコの実

 6月にナツメヤシのドライフルーツから種を取りだして発芽させた実験の報告をしました。その後、りっぱな植物に育ったのですが、あとはただ葉の数が増えるだけでさほどおもしろみはありません。

 というわけでもないのですが、ドライフルーツ・シリーズ第2弾ということで、今度はクコに挑戦してみました。
クコの実_c0025115_2036146.jpg

 クコのドライフルーツは普通のスーパーなどでも売っている比較的ポピュラーなものなので、簡単に手に入ります。食べてみると、少し柔らかさは残っていますが、結構硬く乾燥したもので、食べている時には中に種があることはあまり感じられません。それで最初のうちは、種ははいっていないものだと思っていたのですが、先日ふと思い立って断面を顕微鏡で見てみると、けっこうたくさん種がはいっていることがわかりました。

 そのままだと硬くて取り出しにくいのですが、しばらく水に浸けておくと実がふやけて柔らかくなってきます。それを指先でもんでやると、簡単に種を実と分離することができます。種は水に沈みますので、指先でもみ操作を繰り返しながら何回か水を交換してやると、種だけをきれいに集めることができます。

 そら豆型ではありますが、長径が2ミリくらいの小さな種なので、そのまま土や水苔に埋めてしまうと、芽が出ることを確認できないと思ったので、水没させたまましばらく様子を見ることにしました。先週の後半に種を取り出して水に浸け始めたたような記憶があるのですが、はっきりしません。昨日の段階ではまだ芽は出ていなかったはずなのですが、先ほど見てみると元気な芽(根かも?)が飛び出していました。
クコの実_c0025115_20402012.jpg
 もう袋はないので詳細はわかりませんが、おそらく中国産のクコの実だと思います。

 私は基本的に甘いものやフルーツが得意なほうではないのですが、ドライフルーツはこういう楽しみがあるので、店頭で見つけるとついつい気になってしまいます。

 ただ、こうして芽が出るからといって、食物として安全だとか有機だとかは全然関係ないということを断っておかないと、「うちのドライフルーツは芽が出るから安全です」などという宣伝をするような業者が出てこないとも限らないので、老婆心ながら付け加えておきます。(トウモロコシの種などは水銀を含んだ農薬にまぶして売っていますけれども、何もしていないものよりも発芽率や保存性が良いことを思い出すだけで充分だとは思いますが・・・・。)
Commented by S濃 at 2007-11-09 04:11 x
有機水銀、塩化第二水銀は殺菌剤として極微量でも効能が大きいため、以前は日本でも使われていましたが、今は農薬取締法でいっさいの使用が禁止されています。なので、水銀を含んだ農薬にまぶして販売している事はないと思ったのですが、調べてみますと、農薬取締法には穴があいていました。海外で国内で認められていない農薬で処理した種子を輸入して、利用する事は農薬取締法では問題ないということでした。つまり、未だに水銀を含んだ農薬を種子粉衣材として利用しているという事なんですね。
Commented by stochinai at 2007-11-09 06:54
 種は食べることがないということで許されているということなのでしょうね。日本で禁止されていて外国で使われている農薬で、日本で作られているものがあるという話も聞いたことがありますが、法的には問題がないということでもなにかおかしいと思うことがいろいろとあるものです。
by stochinai | 2007-11-07 20:53 | 趣味 | Comments(2)

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