スズメが完全復活

　２シーズン前の冬に我が家を訪れるスズメがほとんどいなくなったことがあります（「スズメが消えた！」）。あれから２年、どうやらスズメは数的には完全復活したようです。
　札幌では、昨晩から今朝にかけてひさびさに本格的に雪が降りました。こうなると彼らの餌になるものの多くが雪に埋没してしまいますので、バードテーブルに餌を置くと大量のスズメが集まり、あっという間に餌を食べ尽くしてしまいます。

　私の印象では、スズメは数が多くなるほど「臆病」になるようで、数羽の時には人が近くにいても餌を食べに来ることがあるのに、このくらいの数になると周囲の異変が気になる個体が増えるせいか、ちょっとした物音でもあっというまに蜘蛛の子を散らすように一羽残らずいなくなってしまうように思います。

　上の写真は、集まった直後に全員が餌にむさぼり付いているところですが、下の写真はそれから数秒から十数秒経過したところですが、かなり多くの個体が警戒態勢に入っていることがわかります。
　この状態でネコや人の影がが窓からのぞいたりしたら、あっというまに誰もいなくなりますが、餌がある限り、しばらくするとまた戻ってきて大騒ぎになります。

　そんなことを繰り返しながら、ほんの数分ですべての餌を食べ尽くしたスズメの集団は次なる餌場を求めて移動していくのですが、この食べっぷりをみていると、あまりにも数が増えてしまうと彼らが全員生き延びるための餌にも不足するしているのではないかとちょっと心配になります。

　ひょっとすると、前回のスズメの消失事件は増えすぎたスズメの集団餓死だったのかもしれませんね。