5号館を出て

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地方自治体が観光PRに 「ユーチューブ」活用

 歓迎したいニュースが、J-CASTに載っていました。

 地方自治体 観光PRに 「ユーチューブ」活用広がる

 中味はこのまんまなのですが、理由も予想どおり「お金がないから」のようです。
きっかけは「コスト削減が見込めると思った」という真面目なものから、「パソコン好きな職員が動画配信をやってみたかったから」との「内幕」を披露する自治体まで、さまざまだ。また、大がかりな配信システムを組むお金がない、という事情も反映しているようだ。
 国や地方公共団体(大手の企業もそうでしょうが)が、ウェブを利用する場合には、フリーのサービスを使うことは今まではあまりなかったと思います。しかし、たとえインターネットの利用料金はかからないとしても、独自のウェブ・サーバーを立てて、ストリーミングをやろうなどとすると、ハードは安くなったというもののソフトの費用やそれ以上にメンテナンスにかかる費用はとても気軽に動画配信などができる状況ではありません。最低でも数百万円は必要です。

 一方、ブログをはじめ動画配信も無料でできるサービスがウェブ上にたくさんあるばかりではなく、そうしたサービスを利用した方が一般の人からのアクセスも桁違いに上がるというメリットがあります。文字情報を使った情報発信は、とりあえずホームページやブログが適当だとは思いますが、静止画でも動画でも映像を使って情報発信するならば、YouTubeやFlickrといったファイル共有サービスを使うのがよりたくさんの人に届きます。

 とは言っても、現実に配信されているものを見る限りは、35000以上のビューをたたき出している長野県信濃町の洪水フィルム(町の宣伝になるのか?)などの一部の例外を除くと、おそらく誰も見ないだろうと思われる現実はあります。

 ところが、似たようなことなのですが、カリフォルニア大学バークレー校が行っているYouTubeによる配信では、以前から大学のサイトで行っていた講義だけではなく、極めてクオリティの高い(プロが作った)大学の宣伝フィルムまでも送り出しているところが一味違うことを感じさせてくれます。

 昨日行われた科学技術コミュニケーション工房 スペースタイムの新年事務所びらきでも思わず熱く語ってしまったのですが、今年はこうしたYouTubeやFlickrなどの映像共有メディアを使った大学や研究所の広報を含めた科学技術コミュニケーション元年になるのではないかという気がしています。外国では、すでにさまざまな試みが始まっていますけれども、すくなくともこの日本ではまったく未開拓の領域ですから、ニュース性もたっぷりあるおいしい領域だと確信しています。

 誰もやらないならば、私の身近な人を焚きつけて始めてしまおうか、と思っている年の初めなのであります。
Commented by 小市民 at 2008-01-07 11:40 x
近頃、趣味や語学でYouTubeに入り浸っています。そのうち、先生のつぶやきが音声として聞こえてきそうです。(笑)
Commented by §拓海§ at 2008-01-21 06:28 x
ステータスの一つ。 攻撃を当てる能力の高さを示す。
Commented at 2008-02-06 21:36 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
by stochinai | 2008-01-06 23:55 | コンピューター・ネット | Comments(3)

日の光今朝や鰯のかしらより            蕪村


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