5号館を出て

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経歴に穴が空くということ

 私がまだ学生の頃から、聞かされ続けたことのひとつが「経歴に穴を空けてはいけない」ということでした。

 高校から大学へ入学するのもそれほど簡単な時代ではなかったこともあり、過半数の学生は大学へ入る前にいわゆる「浪人」という時期を過ごすのですが、その時にもどこかの予備校に属していることが勧められ、予備校に行かないいわゆる「自宅浪人(宅浪)」は、ひょっとすると将来社会に出てから、何らかの不利益を被るかもしれないと聞いたこともあります。

 しかし、それがどのような根拠に基づく、どのような不利益であるのかを確かめる機会は今日に至るまで持てていません。結局、その後大学へ進学することになるのだったら浪人時代の履歴の穴は所詮「学歴」に空いた穴にすぎす、それほど大きなものではないということなのかもしれません。

 一方、大学を出てからも、ことあるごとに「履歴に穴を空けてはならない」と言われます。実際に調べることなどあり得ないと思うのですが、転職などの時、大学の事務などではたとえ1日でも空白を作らないように、私にしてみると異常とも思えるくらいの調整作業を行ってくれるようです。

 それとの関係なのか、数年前から北海道大学の理学研究院では、博士取得者が職に就くまでの間、履歴の空白ができることを防止するためなのか、残念ながら無給なのですが、研究生のように学費を支払う必要のない研究員制度を設けています。

 おそらくこれは日本社会に特有の習慣なのだと思いますが、学歴や職歴に空白があるということがその後の人生にどのように不利益をもたらすのかを具体的な例を挙げて説明できる方はいらっしゃるでしょうか。

 そもそも、生まれてから死ぬまで一続きの人生に空白などあるはずもなく、たとえ学歴や履歴に書けない期間があったとしても、そこにはそれぞれの人にそれぞれの歴史がきざまれているはずです。それが、内容を判断されることなく一律に不利になってしまうなどということが実際に行われているのだとしたら、まったく馬鹿げたことだと思います。

 とりあえず、履歴書には何を書いても良いこととし、空白があっても問題なしという社会になって欲しいと思うのは私一人でしょうか。
Commented by magu at 2008-03-17 00:09 x
こんばんは。
5号館さんのご意見、全面的に支持いたします。
私も、これまで何度か、「経歴に 穴をあけた」人間ですが、何とかドロップアウトせずに社会を渡り歩いております。昨今の企業情勢では、リストラや転職などで一時的に失職することはよくあることで、それ自体が不利益をこうむるものではないでしょう(原則的には)。

アカデミアにしても、3月に学位をとり、6月にアメリカ留学という「通常コース」をとれば、それだけで「経歴に穴を開ける」ことになりますが、これまでそのことで不利益をこうむったという話、少なくとも私の周りでは聞いておりません。

昔と違って、社会の仕組みが大きく変わったので、そのような過去の因習に固執するのは、誠に愚かなことだと思います。
Commented by dfg at 2008-03-17 00:38 x
私も10年ほど前に「穴をあけた」時期がありますが、これまでのところ、いわゆるアカデミックな世界で不都合なくやっていけてます。
いまや採用する側の立場に立つ場合もありますが、「一日の空白もなく、何かの組織に属していたこと」が重視された場面には遭遇したことがありません。
Commented by ひとこと。。 at 2008-03-17 00:55 x
身近に実例があります。

1992年博士卒の人ですが、D4で学位取得のつもりが、D3で年限内に博士が取れました。研究生の期限が過ぎていたため、学部の聴講生になり、履歴をつないだ形にし、就職活動をしました。

優秀な人で、国研の選考採用に通って、合格内定がほぼ決まりました。最終的な合格通知を出す段になって、国研側の事務官から、採用はできないと言われました。

理由は、「学部の聴講生は研究暦にならず、履歴に穴があき、実質、無職だから、公務員として採用できない。」でした。

どのように言い訳をしても、「駄目だ」の一点張り。結局、指導教授が、その先輩を、半年だけの約束で助手に、採用し、大学から国研への移籍の扱いで、押し込みました。

もし、半年だけの助手になれなければ、この人は、就職できなかったと思います。このような慣行は、随分最近まで残っていましたが、大学も研究所も、独立行政法人化し、聞かなくなりました。

しかし、履歴に穴をあけないように、という配慮は続いています。また、今でも、公務員に就職する場合は、履歴の穴は関係してくるのではないでしょうか?
Commented by アメリカで at 2008-03-17 01:41 x
日本の研究機関への就職活動を続行するために、博士号取得後やPD契約後に無給の研究員にしてもらった人を何人か見ました。現地の人々には「日本の変な風習」と見られていました。

「経歴に穴をあけてはいけない」やら「就職活動のときには所属があったほうがいい」やらという旧習が本当に今でも生きているのかどうか、ぜひ私も知りたいです。

(ちなみに、就職活動のこととは違いますが、日本に帰国すると「所属」を聞かれる機会が日常生活の中で多々あるのが気になりました。「所属」から人間を判断するような気がして、非常に不愉快ですね。)
Commented by きりり at 2008-03-17 03:19 x
私もPIからそう言われました。
そして、アメリカでさんの言うように、アメリカで無給研究員をしています。
Commented by at 2008-03-17 10:32 x
穴があると給料に関係ある研究歴がその分加算されないのでは?企業で研究員だと1/2にしか算定されないと聞いたことがありますが本当なのでしょうか?企業に転職だと無職で普通のような気もします。
Commented by 27歳 at 2008-03-17 10:53 x
そろそろニート1年。再就職できるかなあ。
Commented by アメリカで at 2008-03-17 12:07 x
きりりさん。「無給研究員」ってやっぱり北米の日本人は結構やっているんですね。でも、これって完全に「質の良い労働」をボラれていますよね?

時々、日本の大学院重点化は、海外に質の良い無給・低給料PDを大量輸出するための政策だったんじゃないかと、自虐的になることがあります。しかもその多くは「育英会奨学金」という借金を背負っています。

大学院重点化とポスドク一万人計画つくって引退して勲章とかもらってあちこちで講演する以外には悠々自適の生活しているエライ人たちは、この事態をどの程度知っているのでしょうか?
Commented by ひとこと。。 at 2008-03-17 13:45 x
自分自身の事に関して、、、

私が職を得たのは、2000年以降ですが、履歴の継続は、採用時の給与の格付に反映されていた気がします。履歴の穴は、職務経験xx年の算定に響き、職務経験の年数で、格付け決まるので、不利になります。

格付けは、xx級xx号俸です。級は、職階で決まりますが、xxx号俸は、経験年数が関係します。最初の格付は、後々まで、給与体系の中で引き継がれます。

1年、履歴に穴があくと、職務経験を相当低く見なす研究所の話も噂に聞きました。真偽はわかりませんが。。

アメリカ時代の研究室に、日本企業の人が来ると、自分の名前ではなく、
「xxx社です」
って挨拶するので、すごく違和感がありました。日本人って所属を気にしますね。
Commented by qirexrd at 2008-03-18 00:15 x
空白期間は鬱やニートを連想させるからではないでしょうか。そういったいつどうなるかわからない、人間的な危険性をはらんだ人は、大きな会社や公務員ほど採用したくないと思います。辞めさせるのも大変ですし、周りへの影響もありますし、下手な対応をするとマスコミに流れるかもしれませんしね。逆に小さな会社は実力さえありそうなら空白期間云々は関係無いように思います。
Commented by S at 2008-03-18 00:17 x
>空白期間は鬱やニートを連想させるからではないでしょうか。そういったいつどうなるかわからない、人間的な危険性をはらんだ人は、大きな会社や公務員ほど採用したくないと

だから日本の大会社や役所はダメなのですね
Commented by れいた at 2008-03-18 00:58 x
んなことやってりゃ面接してもドングリの背比べになりますわね
Commented by きりり at 2008-03-18 01:42 x
アメリカで、さん。

私、日本のPIに空白を作るなと言われて、無給でよいから研究員の先を探したのです。日本であまり盛んでない分野にいることもあって、国内の受け入れは0、アメリカの機関に拾ってもらった形となりました。

アメリカの周りの学生やポスドクは、次々就職していきます。私はアルバイトで食いつなぎながら、ひたすら無給。日本のPIが就職斡旋してくれる気配もないので、日本に研究職以外の職を得て帰国するか、こちらで研究職を探そうと思い始めましたよ。

無給の時期が長かったとしたら、就職の時点で年俸が高くても、あまり意味がないのでは、と思ったりしました。
Commented by アメリカで at 2008-03-18 03:30 x
きりりさん。

どうせ無給ならば、日本に来て無給の研究員をしつつ、就職か研究職かを決めるという手もありますよ。日本の大学がそこそこ名のあるところでしたら、日々の研究や学会での活動で名前を知ってもらっていたほうが、就職活動しやすいということもありますから。日本のPIで無給の身分ならなんとか斡旋してくれる人、いませんか? もちろん、アメリカで研究職もよいと思いますが。

>無給の時期が長かったとしたら、就職の時点で年俸が高くても、あまり意味がないのでは、と思ったりしました。

全くですね。給与体系や教育暦のことなど、少し前のPI達はよく知りません(半ば自動的に卒業後の就職先が決まっていた@旧帝大系)。そこで、そのような制度的な事情は知らされないまま、「とにかく良い研究をするように」と言われてそのように実行してはきたものの、これからのことを考えて困っているというPDは少なくないと思います。
Commented by alchemist at 2008-03-18 09:38 x
>日本に来て無給の研究員
日本の大学はお金を貰うか払うかしないと正規に在籍できないのでは?無給の研究員といっても、研究生か研修員で授業料(大学院相当)を支払わないと在籍とは看做されないケースが大半ではないでしょうか。
Commented by ひどいね at 2008-03-18 10:27 x
学部か修士で大企業に入っておけば年収800万だったのにね。
Commented by alchemist at 2008-03-18 11:23 x
これまでなら、無給研究員は謝金払いである程度のサポートは出来たのですが、国の方針で常時研究室にいる人間に謝金を支払う場合は雇用と看做すので、雇用契約を結んで厚生年金などを支払わなければいけない、ということになりました。
ということで、謝金でサポートすることも難しくなりますので、よほど経済力があって雇用契約を結べるような研究室でないと経済的な支援は今後不可能です。
Commented by at 2008-03-18 12:23 x
国の方針って、的外れな支援ばかりしますね。
Commented by alchemist at 2008-03-18 16:22 x
現場での例外を認めないからではないでしょうか?
確かに謝金雇用で研究室の事務を担当していた人などの場合は問題があります。で、雇用契約を結べと言うのは正しいでしょう。
一方で、上記のような研究生や研修員に対する謝金を利用した幾許かの援助は少し性格が異なるように私は感じます。無給で授業料を支払わなければいけない研究生は余りに気の毒だから・・・というのはあっても良いような気がするのですが。
Commented by くり at 2008-03-18 16:24 x
「経歴に穴を開けたがらない日本の体質」に関して、茂木健一郎さんもよく書いていらっしゃいますね。欧米では、ギャップイヤーという充電のための長期休暇制度があるそうですが。

「何もしていないのはよくないことだ」という考えが日本にはあると思いますが、どこにも所属していないことが「何もしていない」ことを意味してしまうんですね。

所属していても、実質的には何もしていない状況というのもあり得るはずですが。
Commented by 34才普通のプログラマ at 2008-03-18 22:02 x
少なくても東京のIT業界に関しては、
経歴の穴なんてもう誰も気にしませんね。
優秀な人間は働く場所に困りませんし……まあそれはさておき。

純粋に研究者を能力評価したばあい、
論文数*学会での評価/研究期間
みたいな感じになって、現時点で不安定なポスドクの方々は
本気で立場が無くなる気がします。

その方がアカデミアという社会しては正しいあり方だとは思いますが。
Commented by とおりすがり at 2008-03-23 21:55 x
少なくとも転職の際、人事部は根ほり葉ほり嫌になるほど空白期間のことを聞いてきます。一方で「大学でどんな研究をしたのか」「君の専門知識はどのようなものか」、「君の書いた論文や記事を読んだけど、この部分は間違ってるんじゃないか」などは全く聞かれません。理由はいろいろでしょう。年功序列、経験年数ベースで昇進が決まる評価制度、専門知識皆無の人事部による面接(外資は第一線の現場担当者が面接する。日本は退役間近な人事部のジジイどもが面接する)、有名無実の有給休暇や産休、子育て休暇。バカンスに至っては制度自体が存在しない。

本当に日本企業に嫌気が差して、つい最近、外資企業に入社しました。彼らは平気でバカンスや子育て休暇(男性含む)を取ります。それで労働時間は日本企業以下。過労死や過労自殺なんて概念は理解不能だそうです。本当に日本は社会主義国家なんだと痛感しました。

>>研究者を能力評価したばあい、論文数*学会での評価/研究期間
それは能力評価じゃないですよ。論文数や年功序列による評価です。
Commented by いちエンジニア at 2008-03-24 08:33 x
>一方で「大学でどんな研究をしたのか」「君の専門知識はどのようなものか」、「君の書いた論文や記事を読んだけど、この部分は間違ってるんじゃないか」などは全く聞かれません。

こういうことを聞いて欲しい、もしくは評価して欲しいのなら、こういうことが分かる人に会わないと。
Commented by AC at 2008-03-24 21:22 x
>こういうことを聞いて欲しい、もしくは評価して欲しいのなら、
「評価して欲しい」じゃなくて、これこそが評価なんですよ。

>こういうことが分かる人に会わないと。
日本企業は人事が面接をするので、日本に住んでいる限りは絶望的ですね。
Commented by 鶏肋37歳PD at 2008-03-25 01:19 x
> こういうことを聞いて欲しい、もしくは評価して欲しいのなら、
> こういうことが分かる人に会わないと。

つまりはベンチャーに行けということでしょうか。外資系はどうなんでしょうね。
Commented by ひとこと。。 at 2008-03-25 08:41 x
>>ACさん
3年余分に博士課程で過ごすと、、企業の評価は、修士以下。修士や学卒と同条件で探しても、職はありません。

博士は、学卒5年と同等の実務経験がない、、と企業は言い、経歴に5年の穴が空いたのと同じ扱い。企業にも依るのでしょうけどね。。
Commented by 通過者 at 2008-03-25 09:00 x
M2の就職活動のとき、いくつかの会社で面接を受けました。どこの会社でも、人事だけでなく、研究課長や研究部長、研究開発担当の重役等が出てきて、大学での研究内容について厳しく聞かれましたよ。私が受けたのは、すべて日本の会社です。

スレのタイトルから外れてしまい申し訳ありませんが、とおりすがりさんの書き込みが気になったので。
Commented by いちエンジニア at 2008-03-25 09:11 x
ベンチャーも1つの方法でしょうが、別に普通の企業でも道はあると思いますよ。広い道ではないでしょうが。
人事に論文の話を分かれというのは元々無理な相談で、こちらから企業の中の分かってる人にコンタクトを取るのが筋と言うものでしょう。

まあ、

>「君の書いた論文や記事を読んだけど、この部分は間違ってるんじゃないか」

というのは、アカデミアでも学会発表でもない限り得られないようなアドバイスの類ですから、それを採用面接で向こうから聞いてもらおうというのは虫のいい話だとは思いますが。
Commented by 通過者 at 2008-03-25 11:43 x
私が上に書いたのは、ベンチャーのことではなく、日本の大企業でのことです。個々の論文についての批判などはもちろんありませんでしたが、面接で研究発表を行いました。大学では企業の役には立たない基礎研究をしていたので、役に立たない研究は不要と言われた会社もありましたが、私の研究に対する取り組み方や研究内容の理解などを評価した会社もありました。
Commented by ひとこと at 2008-03-25 16:10 x
>>通過者さん
M2での採用と、ここで話題の履歴の穴がある人とでは違います。

修士卒の採用は、未完成の人を、多数の候補の中から、一定の基準で選抜し、入社後、育てていくための採用方法です。仕事に対するポテンシャルを見るために、大学での研究姿勢を評価したのでしょう。

あなたが、就職した会社が、博士を採用するとき、どんな基準でしょうか?仮に、あなたの同級生が博士取得し、「修士卒と同じ条件で良い」と応募しても採用されません。少し脇道にそれると、駄目なのです。

これが、ここで書かれている履歴の穴です。

いちエンジニアさんが書かれたように、「博士」を持ちは、中途採用の扱いです。修士の人が行う、エントリーシートからの就職活動では、実る可能性は低いのです。

いちエンジニアさんの様なやり方ができるほど、企業に人脈があれば、博士卒の学生を企業に送りこめます。私は企業にも人脈があります。

しかし、多くの大学の先生や博士院生、ポスドクは、企業に人脈がない場合や、あっても取り合ってもらえない場合も多いです。
Commented by at 2008-03-25 16:56 x
博士号持ちで経歴に穴が空いてもそれなりに充実した生活を送っているという人はいませんか?

大学や企業でサイエンティストとして研究を続けられたという例以外にも、科学ジャーナリストになった、科学教育に目覚めて専門家としてやっている、高校教師になった、科学関係の翻訳をしている、弁理士になった、地方自治体で研究員として働いている、会社を立ち上げた・・・などなど、博士号取得者と言っても多様な生き方があるはずです。

ネットでは時々そのような方々のお話を目にしますが、こちらをのぞいている方々の中にもいらっしゃるのかと思いまして。ちなみに、自分の周りには今のところいません。残念ながら。
Commented by いちエンジニア at 2008-03-25 22:20 x
ひとこと さん

>あなたが、就職した会社が、博士を採用するとき、どんな基準でしょうか?仮に、あなたの同級生が博士取得し、「修士卒と同じ条件で良い」と応募しても採用されません。少し脇道にそれると、駄目なのです。
>
>これが、ここで書かれている履歴の穴です。

この記事での「経歴の穴」というのは、文字通り何もしていない「職歴の穴」を指しているのだと解釈していましたが、違ってますか?少なくとも、stochinaiさんの元々の記事はそういう意味だと思うのですが。

誤解のないように明確にしておくと、博士課程の学生が修了見込みで企業に応募して、新卒枠で就職するのは何ら問題ないですよ。少なくとも、企業の採用活動に関しては、博士課程在学は「穴」ではありません。
私自身、博士中退で新卒枠で就職してます(他人にオススメはできませんが)。修士の学生さんと一緒に博士の学生さんが会社見学に来られることも珍しくありません。ベンチャーでも外資でもない、普通の日本の企業です。
Commented by いちエンジニア at 2008-03-25 22:30 x
(前の続き)
補足すると、別に自分や教員に特に就職先への人脈があったわけでもありません。

待遇は、確か初任給で修士卒の3年目相当だったかな。
でも、入ってからの評価は概して修士卒より高いです。実際何人かの博士持ち/中退者が周りにいますが、たいていはチームやプロジェクトのリーダーもしくはキーマンとして周囲から実力を認められていますし、昇進も早いです。もちろん、実力と実績あっての話ですが。

新卒でなくても、博士出て2-3年ならやりようによっては同様に企業に入ることは可能だと思います。この辺になるとケースバイケースですが。
ポスドク5年以上となると、さすがに専門性が重視されて中途扱いになるでしょうけど。
Commented by ひとこと。。 at 2008-03-26 00:44 x
>> いちエンジニア さん
ハンドルネームから、工学部の方と思います。理系も幅が広く、例えば、工学部の機械や電子系なら、そのとおりでしょう。しかし、バイオ系の諸分野(理学、農学、水産)や地学系、物理系(理論系や、素粒子など)など、同じ理系でも職は少ないです。

また、大学にも依るでしょう。
Commented by ひとこと。。 at 2008-03-26 01:30 x
穴を埋めた例も書きます。但し、少数派ですが。。

高3の同じクラスの人で、3人知っています。2人は司法浪人していました(要するに無職)。一人は、30歳まで続け、夢をかなえ、裁判官をしています。

もう一人は、司法試験に通らず、公認会計士の資格をとり開業し、成功しています。彼は年収が2-3000万円だと思います。

もう一人、履歴に穴が空いた人は、フランスの新聞の日本支社で記者の修行(フリーター)をしていました。その後、NewsWeekの英文記者になりました。今は独立してフリーです。署名記事を英字新聞に書いたり、本を出版しています。
Commented by いちエンジニア at 2008-03-26 07:35 x
ひとこと。。 さん
>しかし、バイオ系の諸分野(理学、農学、水産)や地学系、物理系(理論系や、素粒子など)など、同じ理系でも職は少ないです。

これなら話は分かります。ですが、こういう分野で企業に職が少ないのは、昔からのことだと思うのですが。(大学もかな?)
こういう分野から企業に進みたいのなら、専門性を深めるよりは早めに(例えば修士卒)転向するほうが当然有利です。博士で培われる一般的能力(例えば論文作成能力)は無駄にはなりませんが、専門性をダイレクトに活かせるポジションは元々限られているでしょうね。
「経歴の穴」以前の問題かと思います。
by stochinai | 2008-03-16 23:52 | つぶやき | Comments(36)

日の光今朝や鰯のかしらより            蕪村


by stochinai