2008年 05月 15日
真夜中のミステリー
思わせぶりなタイトルですが、真夜中のミステリー・クレイフィッシュです。
これは、2005年の8月にやってきた3匹の子どものうちの1匹だったと記憶しています。
100円玉の直径が22ミリですので、だいたい10センチくらいに成長したようです。今年もすでに1回繁殖しています。生んで孵化した子どもがすべて増えていたら、研究室はミステリー・クレイフィッシュだらけになってしまうほどたくさん生んだ「繁殖賞」個体です。
ちょっと寄ってもう1枚。
ザリガニは瞼がないので、いつどうやって寝ているのかわからないところが謎ですが、今は全然動かないのでひょっとすると寝ているのではないかと思われます。
ザリガニの睡眠の研究をしている人はいるでしょうか。そういう人、好きです。
100円玉の直径が22ミリですので、だいたい10センチくらいに成長したようです。今年もすでに1回繁殖しています。生んで孵化した子どもがすべて増えていたら、研究室はミステリー・クレイフィッシュだらけになってしまうほどたくさん生んだ「繁殖賞」個体です。
ちょっと寄ってもう1枚。
ザリガニの睡眠の研究をしている人はいるでしょうか。そういう人、好きです。
興味深いですね。私もこういう研究が好きです。古い文献を漁ればありそうですね。個人的には、そういう、数十年くらい、研究がストップしているような生物種の現象をいかに現代生物学と結びつけるか、というところに関心があります。
動物の睡眠に関しては、以下のようなレビューがあります。
http://www.npi.ucla.edu/sleepresearch/2008/08%20do%20all%20animals%20sleep%20final.pdf
無脊椎では昆虫くらいしか挙げられていませんが、睡眠の定義からして、難しそうです。
動物の睡眠に関しては、以下のようなレビューがあります。
http://www.npi.ucla.edu/sleepresearch/2008/08%20do%20all%20animals%20sleep%20final.pdf
無脊椎では昆虫くらいしか挙げられていませんが、睡眠の定義からして、難しそうです。
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stochinai at 2008-05-16 21:09
コメントありがとうございます。
昔の人は、実にいろいろおもしろい現象に目を付けていたと思います。しかし、当時の知識や技術の限界で未解決のまま埋もれている生物学的現象は山ほどありますので、ユニークな研究をしようと思ったら、30年から50年前くらいの論文を読み漁ると良いのではないかと、いつも思っています。昔は体力があったので、図書館にこもって特定の雑誌を1巻1号から全部読んだことも何度かあります。そういう論文はオンラインで読んだり検索できるようになっていないものが多いので、まだまだ図書館の書庫は宝の山だと思います。若い研究者の人で、今は誰もやっていない研究をしてみたいと思ったら、ぜひ一度書庫こもりをおすすめします。
睡眠って、研究者が自分の睡眠を中心に考えちゃうので逆に難しくなるのかもしれないと思います。
これからもよろしくお願いします。
昔の人は、実にいろいろおもしろい現象に目を付けていたと思います。しかし、当時の知識や技術の限界で未解決のまま埋もれている生物学的現象は山ほどありますので、ユニークな研究をしようと思ったら、30年から50年前くらいの論文を読み漁ると良いのではないかと、いつも思っています。昔は体力があったので、図書館にこもって特定の雑誌を1巻1号から全部読んだことも何度かあります。そういう論文はオンラインで読んだり検索できるようになっていないものが多いので、まだまだ図書館の書庫は宝の山だと思います。若い研究者の人で、今は誰もやっていない研究をしてみたいと思ったら、ぜひ一度書庫こもりをおすすめします。
睡眠って、研究者が自分の睡眠を中心に考えちゃうので逆に難しくなるのかもしれないと思います。
これからもよろしくお願いします。
by stochinai
| 2008-05-15 23:50
| 生物学
|
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