5号館を出て

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ア・ハード・デイズ・ナイト

 長い1日でした。

 まずは朝10時から、シネマ・キノで道警を内部告発した原田宏二さんのイントロ・トーク付きの「ハダカの城」初日を見てきました。
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 今日から1週間のロードショーですが、1日1回10時からの上映しかありませんので、どうぞお見逃しないようお願いいたします。
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 私は、未完成版とディレクターズカット版も見せていただきましたが、この劇場公開版は音楽を聴きながら最後のエンドロールまでじっくりと見る価値ありです。

 映終了後、キノ・カフェで原田さんを囲んでの談話会が予定されており、出たかったのですが1時からの大学院全学共通授業「科学コミュニケーション」のため、泣く泣く大学へ戻りました。

 ゆっくりと昼食をたべる時間もなく、文系共通講義棟へ。頼まれていた、ワンポイントレクチャー「専門家にとってのコミュニケーション能力とは?」を30分やってから、予め極力ヘテロになるように分けられていたグループごとの顔合わせのために、小部屋に分かれました。

 私は6人の諸君で構成されているグループ2へ入れてもらいました。初日の今日の目標は、「出会うこととお互いに差異に気付くこと」です。予め、専門外の人々に自分を知ってもらうための5分間くらいのプレゼンを用意してくるように言ってあったのですが、実際にやってみるとまさに自分たちの住んでいる世界が如何に普遍性のないものであるかを、多くの人が思い知ることになったようです。しかし一方で、皆さんがそのカルチャーショックを楽しんでもいたようです。

 一人10分を予定しておりながらも、それに2時間が割り振られていたために、事前の予想としては時間が余って持てあますのではないかと思っていたのですが、実際には足りませんでした。そのくらい、盛り上がったということでもあります。

 そのあと、杉山先生から今後の検討テーマに対するゼネラル・イントロダクションがありました。
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 お互いの自己紹介が済んでいる受講生の皆さんは、すでに「準備完了」という感じで活性化されており、イントロ講義に対する質疑応答が予定の時間を過ぎても全然終わらないという、大学ではあまり経験のない状況が6時過ぎまで続きました。(終わりに予定時刻は、5時50分でした。)
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 しかし、7時からの懇親会が迫っているため、残りは次回以降へ持ち越しましょうということで、今日のお勉強が終わりました。

 その後、7時から大学の近くの In the Loop というお店で、なんと飲み放題食べ放題で2000円という、格安懇親会が開かれました。そこで、今日1日を振り返りながら、懇親を深めたのですが、理系・文系・基礎系・応用系が混在して話し合える機会を得て、お互いが話し合うことの難しさを感じるとともに、今まで経験したことのない楽しさも知ってもらえたようで、とりあえず初日としては大成功の1日でした。

 長~い1日でしたが、久しぶりに今日1日に納得して眠れそうです。

 お疲れさまでした。
Commented by kuma at 2008-05-18 17:11 x
おつかれさまでした。
懇親会は本当に楽しく盛り上がりましたね。
この講義は,教員を含め参加者それぞれにいろいろな「気づき」があるという,非常に有意義な授業だと思います。
それに大学院生たちの自己紹介発表を聞いていると,いろんな面白い研究がされていて,CoSTEPがアップルストアでやっているサイエンスライブ(理科系大学院生による高校生向けイベント)で,すぐにでもいけそうなネタばかりでした。北大の大学院生なかなかやるな,という感じです。
Commented by stochinai at 2008-05-18 21:50
 お疲れさまでした。kumaさんにとっては、東京と札幌の距離なんて、あまり関係ないようですね。あれだけヘテロが学生を学内だけで集めることのできる総合大学のメリットを利用しない手はないですね。もっともっと、いろいろなことができそうな気がします。
by stochinai | 2008-05-17 23:12 | つぶやき | Comments(2)

日の光今朝や鰯のかしらより            蕪村


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