5号館を出て

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徳島の七不思議

 前回、徳島に来た時にも「徳島でびっくり3題」というエントリーを書きました。その時は、「亀井静香、ヤラカスシティホール、崖っぷち犬」という特に関連のない三題話となっていました。

 今日は、学会最終日で今日中に帰る人のためにプログラムはちょっと早めに終わりましたが、札幌まで帰る私はもう一泊します。というわけで、ちょっと時間ができたので学会場から大きく遠回りして、眉山の麓の小路を行き当たりばったりで歩いてみました。

 ほんの一時間半くらいの散歩だったのですが、なんとも不思議な光景に出会いました。題して、徳島の七不思議です。出会った順に、ご紹介します。

 まずは、小手調べです。レトロな看板。店ができた頃は、昭和が始まったばかりだったのでしょうか。でも、オーディオという言葉が使われ始めたのはそんなに古くないような気もするので、ひょっとすると昔は「昭和ラヂオ」とでもいう名前だったのかもしれませんね。
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 次は、ほかの地域でも珍しくないのかもしれませんが、私は初めて見ました。川に注ぎ込む下水管に住むハトです。奥には雛でもいそうな挙動をしていました。
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 しばらく住宅街を歩いていると、なんと端切れやさんが密集しているところがありました。このあたりから、異次元に迷い込んだような気がしてきます。
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 この次が、本日のハイライト「謎のミニチュア城」です。
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 あまりにも不思議だったので、「眉山 ふもと 城 ミニチュア」でググってみたところ、見事にみつかりました。ここです。これは2002年9月に撮影されたものということで、今日の写真と比べてみると、赤い塔がすっかり草に埋もれています。次の写真と比べてみてください。
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 ミニ城の間を眉山に登る石段が走っています。
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 この石段の行き着く先が気になるところですが、しばらく行ったところにある神社の階段の行き着く先と、ミニ城の階段の行き着く先が同じところへ向かっているようにも思えました。しかし、個人のお宅のようでにも思えましたので、確かめてはおりません。
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 この神社へ続く道が、なんと川それも吉野川水系という由緒正しい水系で、さらには土石流の危険がある「渓流」に指定されているのは驚きました。大丈夫なんでしょうか。
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 さて、阿波踊りセンターのちょっと手前にはお寺が密集して建っている地域(寺町)があります。さすがに年期のはいった墓地がたくさんあり、まさに四国というようなお墓にも出会いました。
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 ここまでですでに六不思議に出会い、もう充分という気分になっていたのですが、お墓の近くで野ざらしになったショーケース入りの五月人形を見つけてしまいました。
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 ボロボロの段ボールからむき出しになったガラスのショーケースの中の5月人形は、衣装も含めて驚くほどピカピカでまったく野ざらしになっていた気配がないのが、なんとも不気味ではありました。

 やっぱり霊場ということなのでしょうか。

1. オーディオ昭和
2. 土管鳩
3. 端切れ銀座
4. ミニチュア城
5. 土石流危険渓流道路
6. お墓の山
7. 野ざらし5月人形

by stochinai | 2008-05-30 22:56 | スマイル | Comments(0)

日の光今朝や鰯のかしらより            蕪村


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