2008年 08月 30日
USBメモリー vs オンラインストレージ and more
ここのところメモリーの値段がどんどん下がってきているようで、もっとも広く使われているUSBメモリーの値段もどんどん下がって、4ギガで1000円くらいにまでなっているようです。2ギガで500円というものも売っていますので、その気になって大量に購入すれば1ギガ100円くらい、あるいはそれ以下で手に入れることができるようになっているということだと思います。 700 - 800 メガの CD-R が 30 - 50 円くらいでしょうから、もうUSBメモリーの値段は十分CDと競争できるところまで落ちてきているということです。
一方で、私の使っているPanasonicのCD-R7などのノートブックはどんどん軽量化して、光学ドライブを持たないものも出てきています。さらに最近は、光学ドライブを実装することができないモバイルノートもはやっています。
そうした流れの中、ソフトをCDやDVDではなくUSBメモリーで売ってしまおうというアイディアは自然なものです。ソースネクストでは「Uメモ」シリーズとして、従来CDに入れて売っていたソフトを1ギガのUSBメモリに収録して販売することを始めました。光学ドライブのないコンピューターにインストールすることが簡単になっただけではなく、インストール後のメモリーは単なる1ギガのUSBメモリーとして利用できます。値段もCD-R版と同じです。さらに親切なことに、「プログラムを誤って削除したり、USBメモリ本体を紛失した後に再インストールが必要になった場合に備え、ユーザー登録していただいたお客様には、プログラムのダウンロードができるサービスもご用意しています」とのことです。
そこまで来たらダウンロード版でいいのではないかということになりそうですが、やはり「ものを買う」という行動に対して、まったくものの移動を伴わないダウンロード販売には抵抗を感じる人がまだ多く、完全移行するまでには、こうした「中間型」の販売方法はアリだと感じます。さらに、リユースできるUSBメモリも手に入るのですから、お得感や今流行のエコ感も付いてきます。
それと直接関係した話ではないのですが、皆さんはプレゼンなどに使うパワーポイントファイルはどのように持って歩かれているでしょうか。
もちろん、最近は自分のノートブックを持ってプレゼン会場に臨むというケースがほとんどだと思いますが、あらかじめパワーポイントやキーノートあるいはpdfファイルを会場にある一台のパソコンにインストールするように求められることや、事前にファイルの送付を要求されることもあります。
いずれにせよ、自分のノートブックの中にプレゼン用のファイルが入っていることはもちろんですが、それ以外にバックアップとしてあるいは提出(移動)用としてファイルをUSBメモリーに入れて持って行かれる人も多いのではないでしょうか。
私も余裕があるときには、コンピューターの中にある最終版と同じものをUSBメモリーに入れて持っていくのですが、最近はギリギリまでファイルのバージョンアップを繰り返すことが多いので、その度ごとにUSBメモリー内のファイルと同期させながらバックアップを繰り返すのは面倒ですし、その結果としてどうしてもバージョンの違うものがコンピューターとUSBメモリーに入っているということもしばしば起こってしまいます。また、USBメモリーが小さくて携帯に便利だということが同時に紛失しやすさにもつながり、危険性もあります。
というわけで、最近はオンラインにもファイルを保存するようにしています。ネットにさえつながっていれば、USBメモリーを抜き差しする手間もなくアップロードすることが簡単なので、ファイルを更新すると同時にアップロードするようにしておけば、最新版が常に自分のコンピューターとネットの向こうにあることになります。
これはとても便利で、いざとなればハードウェアが故障しても、USBメモリーを紛失しても、あるいは持参しなくても出先のコンピューターを借りて簡単にプレゼンできます。
最近はフリーのストレージ・サービスも便利なものがたくさんでてきているようですが、このところ私がよく使っているfirestorageというサービスは、1ファイル2ギガまでのものを容量無制限で預かってくれます。アップロード・ダウンロードの速度も十分に早く、ファイルにパスワードをかけることもできます。保存期間は7日間までですが、いちいち自分で消去しなくてもいいのは逆に便利ですし、消すときにメールで連絡までしてくれるという親切さです。(しかも、とりあえず登録しなくても使えます!)
もっと便利なのは、Gmailのメールボックスを使ってファイルを保存することです。FirefoxにはGspaceというエクステンションがあって、今や7ギガを超える大きさになったメールボックスに1ファイル20M(メールのサイズですから、もちろん200Mではありません)までのものを簡単に送受信することができます。ところが、おそらくGoogleはこのサービスを快く思っていないらしく、(Gmailの仕様変更とともに)しばしばGspaceがうまく動かなくなってしまいます。現在も、ダウンロードは大丈夫なのですが、アップロードができません。Gspaceもがんばって対抗バージョンアップしているのですが、不安定感はぬぐえません。
しかし、このGspaceは単にGmailの添付ファイル機能を利用しているだけなのです。つまり、添付書類としてプレゼンファイルをつけたメールを自分宛に送ることで、Gmailのメールボックスにファイルを保存できることになるのです。
このGmailのメールボックスにファイルを保存すると、とても良いことがもうひとつあります。それは、メールボックスを開くだけでパワーポイントをスライドショーとして閲覧することができるので、パワーポイントが入っていないコンピューターでもブラウザーさえあればプレゼンができるのです。この場合には、F11キーを押してブラウザを全画面表示にしておくと、気の散らないスライドショーができます。
是非、お試しください。
一方で、私の使っているPanasonicのCD-R7などのノートブックはどんどん軽量化して、光学ドライブを持たないものも出てきています。さらに最近は、光学ドライブを実装することができないモバイルノートもはやっています。
そうした流れの中、ソフトをCDやDVDではなくUSBメモリーで売ってしまおうというアイディアは自然なものです。ソースネクストでは「Uメモ」シリーズとして、従来CDに入れて売っていたソフトを1ギガのUSBメモリに収録して販売することを始めました。光学ドライブのないコンピューターにインストールすることが簡単になっただけではなく、インストール後のメモリーは単なる1ギガのUSBメモリーとして利用できます。値段もCD-R版と同じです。さらに親切なことに、「プログラムを誤って削除したり、USBメモリ本体を紛失した後に再インストールが必要になった場合に備え、ユーザー登録していただいたお客様には、プログラムのダウンロードができるサービスもご用意しています」とのことです。
そこまで来たらダウンロード版でいいのではないかということになりそうですが、やはり「ものを買う」という行動に対して、まったくものの移動を伴わないダウンロード販売には抵抗を感じる人がまだ多く、完全移行するまでには、こうした「中間型」の販売方法はアリだと感じます。さらに、リユースできるUSBメモリも手に入るのですから、お得感や今流行のエコ感も付いてきます。
それと直接関係した話ではないのですが、皆さんはプレゼンなどに使うパワーポイントファイルはどのように持って歩かれているでしょうか。
もちろん、最近は自分のノートブックを持ってプレゼン会場に臨むというケースがほとんどだと思いますが、あらかじめパワーポイントやキーノートあるいはpdfファイルを会場にある一台のパソコンにインストールするように求められることや、事前にファイルの送付を要求されることもあります。
いずれにせよ、自分のノートブックの中にプレゼン用のファイルが入っていることはもちろんですが、それ以外にバックアップとしてあるいは提出(移動)用としてファイルをUSBメモリーに入れて持って行かれる人も多いのではないでしょうか。
私も余裕があるときには、コンピューターの中にある最終版と同じものをUSBメモリーに入れて持っていくのですが、最近はギリギリまでファイルのバージョンアップを繰り返すことが多いので、その度ごとにUSBメモリー内のファイルと同期させながらバックアップを繰り返すのは面倒ですし、その結果としてどうしてもバージョンの違うものがコンピューターとUSBメモリーに入っているということもしばしば起こってしまいます。また、USBメモリーが小さくて携帯に便利だということが同時に紛失しやすさにもつながり、危険性もあります。
というわけで、最近はオンラインにもファイルを保存するようにしています。ネットにさえつながっていれば、USBメモリーを抜き差しする手間もなくアップロードすることが簡単なので、ファイルを更新すると同時にアップロードするようにしておけば、最新版が常に自分のコンピューターとネットの向こうにあることになります。
これはとても便利で、いざとなればハードウェアが故障しても、USBメモリーを紛失しても、あるいは持参しなくても出先のコンピューターを借りて簡単にプレゼンできます。
最近はフリーのストレージ・サービスも便利なものがたくさんでてきているようですが、このところ私がよく使っているfirestorageというサービスは、1ファイル2ギガまでのものを容量無制限で預かってくれます。アップロード・ダウンロードの速度も十分に早く、ファイルにパスワードをかけることもできます。保存期間は7日間までですが、いちいち自分で消去しなくてもいいのは逆に便利ですし、消すときにメールで連絡までしてくれるという親切さです。(しかも、とりあえず登録しなくても使えます!)
もっと便利なのは、Gmailのメールボックスを使ってファイルを保存することです。FirefoxにはGspaceというエクステンションがあって、今や7ギガを超える大きさになったメールボックスに1ファイル20M(メールのサイズですから、もちろん200Mではありません)までのものを簡単に送受信することができます。ところが、おそらくGoogleはこのサービスを快く思っていないらしく、(Gmailの仕様変更とともに)しばしばGspaceがうまく動かなくなってしまいます。現在も、ダウンロードは大丈夫なのですが、アップロードができません。Gspaceもがんばって対抗バージョンアップしているのですが、不安定感はぬぐえません。
しかし、このGspaceは単にGmailの添付ファイル機能を利用しているだけなのです。つまり、添付書類としてプレゼンファイルをつけたメールを自分宛に送ることで、Gmailのメールボックスにファイルを保存できることになるのです。
このGmailのメールボックスにファイルを保存すると、とても良いことがもうひとつあります。それは、メールボックスを開くだけでパワーポイントをスライドショーとして閲覧することができるので、パワーポイントが入っていないコンピューターでもブラウザーさえあればプレゼンができるのです。この場合には、F11キーを押してブラウザを全画面表示にしておくと、気の散らないスライドショーができます。
是非、お試しください。
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poco a poco
at 2008-08-31 09:06
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私の場合はiPodでプレゼンテーションしています。NTSC出力なので解像度は低いし,ちょっとボケてしまいますが,軽いので重宝しています。緊急用にはCD-RにPDFとHTML形式で焼いたものを持っていきます。会場側が「ビデオ入力端子が死んでいるのに気がつきませんでした」なんてこともありますので,CD-Rは必須です。最近は学会当日に無線LANを使えるようにサービスなさる学会が多くなったので,Gmail利用も緊急用としてはよいかもしれません。
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stochinai at 2008-09-01 00:53
iPodでのプレゼンってかなりインパクトがありそうで、カッコいいですね。もしiPodやiPhoneもVGA出力を持つようになったら、モバイルプレゼンが変わりますね。楽しみな気もします。
私もPCが不安定になったときにgmailに画像等を送って保存場所として利用したのですが、gmailで送信したものはすべてgoogleでdataとして蓄積されているとの気持ちの悪い話を聞き、最近では、gmailの利用は極力抑えています。確かに、ただより高いものはないのかもしれません。
by stochinai
| 2008-08-30 23:29
| コンピューター・ネット
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Comments(3)