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全学大停電と北海道マラソン

 8月最後の日曜日だった今日、恒例の北海道マラソンと全学大停電がありました。
北海道マラソン
 期 日 2008年8月31日(日)午後0時10分スタート
 種 目 マラソン(42.195km)
 定 員 5,700人
 参加料 7,000円

自家用電気工作物保安規程に基づく本学中央配電所定期点検
 停電月日 平成20年8月31日(日)
 停電時間 8時00分~18時00分
 停電範囲 北海道大学全域(札幌キャンパス)
 どちらも恒例化しているので、手際よくことが運ぶようになりました。

 今日の札幌は久しぶりに夏日になり、最高気温が27.8℃。マラソンをするにはちょっと暑かったと思いますが、一昨年は30℃を越えていたということなので、北海道マラソンだからといって涼しいことを期待してはいけません。

 北海道マラソンでは女子の新星が誕生するというジンクスがあるようですが、今年はまた公称身長が143センチで体重も30キロちょっとという、小学生のようなニュースターが生まれました。今回が初マラソンという、19歳の佐伯由香里(さはくゆかり:「さえき」ではないのが珍しい)です。当然、招待選手ではなかったのですが、招待選手で2位になった新谷仁美とともに、高橋尚子を育てたことで有名になった小出門下です。同じく招待選手で、一昨年優勝した吉田香織は3位でした。

 小出監督の新兵器だそうですが、孫のようにかわいがられているとのことで、放送中に解説をしていた増田明美が小出監督が言った言葉として紹介した、「佐伯は胸にアルゼと書くかわりに、1年3組と書いたほうが似合う」という逸話に思わずうなずいてしまうほどの幼さを感じさせる存在です。あの身体のどこに、フルマラソンを疾走するパワーとエネルギーがあるのかと驚嘆させられました。

 ともかく、今年のオリンピックで意気消沈してしまった日本の女子マラソンですが、すでにロンドンのことを口にできるほど盛り上がった大会になりました。希望があるということは、良いことです。

 マラソンが終わり気温も少し下がってきた頃に大学に行って、停電後の復旧状況をチェックしてきました。とは言っても、私がやったことは、オフィスにある冷蔵庫の冷凍室の霜取り(というより氷はぎ)と、サーバー2台の再起動および、コンピューターのチェックくらいです。サーバーはほぼ問題なく立ち上がったのですが、不思議なことに私のデスクトップコンピューターのディスクにエラーが出たことと、PSマウスが動かなくなってしまっていました。ディスクチェックとマウスをUSBのものに交換して事なきを得ましたが、停電の時には電気製品に意外な反応が起こることがあるのは、コンセントに差しっぱなしにしてある普段はたとえ電源を落としていたとしてもバックアップ電源によって、「何か」が行われているということなのでしょうか。

 いずれにしても、転ばぬ先の杖が必要だということを再確認させられたので、過信することなく緊張感を持って、コンピューターとつきあっていこうという気分が新たになりました。そう考えると小さな事故は、歓迎すべきものです。

 さて、いよいよ明日から9月です。後半戦が始まるまでの時間を有効に使っていきたいと思います。
by stochinai | 2008-08-31 23:59 | 札幌・北海道 | Comments(0)

日の光今朝や鰯のかしらより            蕪村


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