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オープン・アクセス・デー

 当然にも、オープン・アクセスって何?という声もあるでしょうが、今日はオープン・アクセス・デーということなので、とりあえず記録しておきたいと思います。

 まずは、オープン・アクセス・デーの本部サイトです。
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 SPARCというとネット上では、コンピューターのCPU関連用語として有名ですが、古くから学術雑誌の出版のあり方を考えている運動組織がSPARCです。

 日本の組織がSPARC Japan(国立情報学研究所国際学術情報流通基盤整備事業)です。本日、オープン・アクセス・デーを記念してSPARC Japan セミナー2008 【Open Access Day 特別セミナー】「日本における最適なオープンアクセスとは何か?」が開かれているところです。

 「日本における最適なオープンアクセスとは何か?」

 こちらがSPARCのサイトです。
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 こちらは、オープン・アクセスを実践しているオンライン学術雑誌のPLoS(Public Library of Science)です。
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 なぜ、科学者が原稿料ももわらずに書いた学術論文の著作権が出版社のもので、なぜ多くの場合税金で行われた研究の論文を読むのに高いお金を払わなくてはならないのか、そしてなぜ学術雑誌は年々値上がりを続けているのか、というようなことから出てきたごくごく普通の考え方が誰でも無料で科学情報にアクセスできるようにするという、オープンアクセスです。

 北大のHUSCAPなどの機関リポジトリもオープンアクセスを実現するためのしかけのひとつです。

 せっかくの記念日ですので、オープンアクセスについて考えてみましょう。
Commented by moorhen at 2008-10-15 18:21 x
論文が無料で読めることも、論文の著作権を著者が保持できることも、大変ありがたいことだと思います。オープンアクセスのほうが引用頻度が上がるという調査結果もあるので、著者にもメリットが大きいようですね。
・・・でも、著者が払う掲載料がもっと安かったほうがいいのにと、素朴に思います。
PLoSの場合、最も安いPLoS ONEで$1300ですが、他の専門別の雑誌は$2000以上します。貧乏だとちょっと大変かなと。

Commented by stochinai at 2008-10-15 18:29
 それは、まったく同感です。簡単ではないかもしれませんが、Googleのようなビジネスモデルで、論文を出す方も読む方も無料になってくれるとありがたいとは思います。しかし、うますぎる話には裏があるのもまた事実でしょうから、どこかに公平で安全で安価な落としどころを見つけられるといいですね。とりあえず、年間研究費のたくさんあるところからはたくさん取って、貧乏なところは安くあるいは無料にしてくれないものかと虫の良い話を夢想したりしています(^^;)。
by stochinai | 2008-10-14 15:11 | 科学一般 | Comments(2)

日の光今朝や鰯のかしらより            蕪村


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