5号館を出て

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2004年 11月 01日 ( 1 )

米長名人

 11月です。今日は、灯台記念日、計量記念日、自衛隊記念日、生命保険の日、展示記念日、紅茶の日、犬の日、全国すしの日、本格焼酎の日、泡盛の日、玄米茶の日、川の恵みの日、カーペットの日、全国家具の日、食い道楽・芸道楽の日、万聖節だそうです。キリが良い日は、記念日になりやすいようで、目白押しです。

 もはや、旧聞に属することになってしまうのですが、将棋差しの米長さんと天皇陛下の、ドリフターズ顔負けのやり取りを思い出しています。

 今までは、何で将棋差しの人が教育委員会で偉そうに威張っていたり、変な社会科の教科書を採用するのに奮闘していたりするのかがわからなかったのですが、あのお笑いを見てすべてが「わかった」と思いました。

 彼は天皇陛下あるいは天皇家の大ファンだったのですね。だから、天皇陛下のためを思って、日本軍は中国やアジア諸国を侵略したりはしなかったことしようとしたり、現代の日本人が不敬なことに天皇家を敬愛せずに日の丸を揚げないことや涙を流しながら君が代をわないことが許せないので、なんとかさせなければならないと活動しているのだと思います。

 こんなに一所懸命、天皇と天皇家をお慕い申し上げて、天皇家のためになると思えばこそ、がんばってきているという自覚があるのでしょう。そんなところで、天皇陛下に「どうですか。教育委員会のお仕事は大変ですか」と訪ねられた瞬間に舞い上がってしまい、「「日本中の学校で国旗を掲げ、国歌を斉唱させることが私の仕事でございます」と、常日頃思っていることを素直に申し上げたのだと思います。

 ところが、そんな気持ちを察してくれない陛下は、「やはり、強制になるということではないことが望ましいですね」と仰ったのです。

 その時、米長さんの目が3億光年の彼方を見るような点になってしまったのを、私は見ていました。

 ところがさすがに恋する老年のかわいらしさ。すかさず返した言葉が「もうもちろんそう、本当に素晴らしいお言葉をいただき、ありがとうございました」でした。

 ドリフターズのショーで、親分のいうことをすべて聞いて子分をいじめる中間管理職のカトちゃんがやりそうな役でした。親分役の長さんが、カトちゃんに「暑いなあ。窓を開けてくれ」と言ったら、カトちゃんが、子分役のブーに「早く窓を開けないか」と言いながらはり倒す。そうすると、長さんが「寒いなあ」と言う。すかさず、カトちゃんがブーをはり倒しながら「誰が窓なんか開けたんだよ」と怒る。長さん「やっぱり暑いなあ」。カトちゃん「暑いんだよ。窓を開けろ」とブーをはり倒す。「やっぱり寒いな」「窓締めろ」「やっぱり暑いな」「窓開けろ」・・・・・というようなシーンは見飽きるくらい、繰り返された記憶があります。

 陛下と米ちゃんの掛け合いはまさにこれでした。

 今まで私は米長さんと言う人はもっとしたたかな政治家なのかと思っていたのですが、こんなに無邪気な人だったのですね。東京都では、こんなに純真無垢なお子ちゃまに、教育委員会委員などという大人の仕事をやらせちゃダメですよ。本人にもかわいそうです。すぐに解任してあげてください。
by stochinai | 2004-11-01 17:56 | つぶやき | Comments(0)

日の光今朝や鰯のかしらより            蕪村


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