5号館を出て

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2004年 11月 08日 ( 1 )

ファルージャ総攻撃

 ブッシュ再選による、最悪のシナリオが開始されたようです。現時点で一番詳しい毎日新聞の記事によると、イラクの米軍と「イラク政府軍」が、今朝から「同市西郊を南北に流れるユーフラテス川西岸まで進撃、病院を支配下に置き、市街地に通じる要衝の橋2カ所を制圧した」とあります。

 この文章だけだとあまり良く状況は伝わってこないのですが、なぜかしらネット上には軍事用と思われる【資料】ファルージャを真上から見た航空写真が公開されておりますので、それを見ながら上の記事を読むと恐ろしさがヒシヒシと伝わってきます。ユーフラテス川にかかる2本の橋もはっきりとわかります。

 今回の襲撃で、アメリカ軍はまず病院を制圧したそうです。前回の攻撃の際に民間人の死傷者を公表して、アメリカ軍を非難した病院に対して「米軍将校の一人は『病院は宣伝活動の中枢』と述べており、早期の病院制圧には情報戦の機先を制する狙いがあったとみられる」ということですから、今回はファルージャの街そのものを消し去るほどの攻撃をしようということなのかもしれません。

 航空写真を見ていると、爆音や人の悲鳴が聞こえて来るような気がして、かなりの臨場感が感じられます。

 校庭のある学校や、公園のような地形も見えます。砂漠の中の小さな小さな町です。

 その気になれば小さな原爆で「町そのものを処分して」しまいたいというアメリカ軍の本音も聞こえてくるようです。

 ゆったりと流れるユーフラテス川の流域にはたくさんの畑が見えますが、おそらくそこも今は荒れ放題になっていることでしょう。

 こんな小さな町です。ここを壊滅させて大人の男を皆殺しにしたところで、イラク戦争が終わるとも思えません。しかも、そんな小さな町なのに世界一強いアメリカ軍が半年かかっても陥落させることができなかったのです。

 そして、次なるシナリオは日本の参戦です。もっともこちらは、ケリーが当選しても出てくる要求ではあったでしょう。ニュースにも出てきました。自衛隊派遣延長を日本に要請です。しかも今回は、一歩踏み込んで「「(派遣が)重要である理由は、部隊の規模や支援活動の面だけでなく、日本が世界の主要国として責任を果たすことを示す象徴だからだ」と駐日大使が発言しています。意味していることは、明らかだと思います。

 派遣の延長が決まったら、たとえ自衛隊員に犠牲が出ても引き返すことはできなくなるということだと思います。我々、日本の国民はそれを許すべきではないと思います。引き返すことのできる、最後の地点まできたと思います。
by stochinai | 2004-11-08 17:51 | つぶやき | Comments(0)

日の光今朝や鰯のかしらより            蕪村


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