5号館を出て

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2004年 12月 30日 ( 1 )

犯人逮捕

 ついに、奈良の小学生誘拐殺人事件の容疑者が逮捕されたようです。少なくとも警察発表によれば、殺された少女の携帯電話やランドセルが容疑者の自室から出てきたということですので、間違いはなさそうに思われます。

 事件から約1ヶ月半の逮捕ですから、最近の逮捕率の低さを考えると快挙と言えるのかもしれません。

 しかしながら、記者会見した奈良県警の刑事部長さんがうれしそうにニヤニヤしながら発表していたのは、ちょっといただけなかったと思います。本音として、嬉しい気持ちがあってもそれはそれで無理はないと思うのですが、昨今のように警察への風当たりが強い状況の下では、もう少しきちんとポーカーフェイスを作ることの出来る人をスポークスマンに立てておかないと、そのうちバッシングに遭いそうな気がします。

 それにしても、今回の事件は警察にとっては練習問題のように簡単なケースだったのではないでしょうか。

 特に、2回目の連絡「次は妹だ」というメールが、同じ少女の携帯を使って発せられ、しかもおおよその場所まで特定されていました。そのニュースを聞いた時に、私は犯人が逮捕されたがっていると思ったほどです。

 場所を移動しない犯人が、敢えて証拠を残すような形で、何度も連絡してくる。警察としては、当然連絡の可能性を考えて待ちかまえていたはずですし、場合によってはリアルタイムで犯人の追跡をしていたかもしれないと思っています。

 さらには、犯人は同様の幼女をいたずらした事件で逮捕歴が2回もある人間でした。当然のことながら警察は、前科者しかも特殊な犯罪歴を持っていて、この地域に住む人間のチェックもしていたはずです。

 初犯の場合は難しいと思いますが、今回は本当に絵に描いたような再犯で、しかも異様なほどに警察に対する警戒がありませんでした。警察をバカにしての行動でなければ、やはり逮捕されたくて取ったとしか思われない行動を繰り返していたように思われます。

 他の犯罪の場合と違い、幼女に対する犯罪は精神異常が背景にあることが考えられ、再犯の可能性もきわめて高いことが予想されます。

 そうだとするならば、犯行が起こってから犯人を逮捕したのでは、(もちろん逮捕できないよりはマシでしょうが)ちょっと遅すぎると言えないでしょうか。

 少なくとも変態的犯罪の前科を持っている人間は、定期的に監視するくらいのことをやっても良いと思われます。

 もちろん人権的な問題がありますので、その人の社会復帰を妨げるほど過剰になってはいけないと思いますが、再度の犯罪を防止することは犯人のためにもなることですし、もちろん犠牲者を作らないという意味では検討に価するのではないかと思います。

 警察もいろいろと忙しいのはわかりますが、道警の裏金事件に代表されるように警察の信頼も地に落ちて来ていますので、今度は警察の側から市民の信頼を得るような、素晴らしいアクションが起こされることが期待されています。

 犯人を捕まえるより、犯罪を防止する警察になって欲しいものです。
by stochinai | 2004-12-30 00:00 | つぶやき | Comments(0)

日の光今朝や鰯のかしらより            蕪村


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