5号館を出て

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2005年 03月 28日 ( 1 )

結局、不起訴

 2月2日に「やられ損」というエントリーを書いたのですが、予想通り盗撮疑惑で逮捕され、処分保留で釈放されていた司法修習生は、嫌疑不十分で不起訴処分になったようです。

 だいたいが、エラそうに「不起訴処分」という言いぐさはなんということでしょう。処分保留の時にも思ったのですが、検察には間違いを犯したら誤るという小学生にもわかる当然の行動をとるだけの常識(良識)はないのでしょうか。

 処分できるだけの証拠が集まらなかったので、とりあえず保留にして釈放しますという言っていた時点では、また後で証拠を集めて必ずや起訴するので任せておいてください、というニュアンスを感じることができなくもなかったのですが、「不起訴処分」って何ですか?

 起訴して有罪にするだけの証拠も自信もないので起訴できません、ということではないのですか。もし、そうだとしたら誤ってください。不起訴処分ではなく、誤認逮捕であることを認めるというのが筋だと思いますが、検察の世界ではそういう常識はないのでしょうか。

 警視庁の話として「法と証拠に基づき適正に捜査を遂げ事件を送致した。処分結果についてはコメントする立場にない」のだそうです。証拠がないから起訴できなかったのではないのでしょうか。コメントする立場にある人は、誰でしょう。

 責任者、出てこいという気がします。

 先日も、東北大学の助教授の方がセクハラ疑惑で自殺されましたけれども、それも刑事や民事事件で結論が出た後の話ではありませんでした。

 判決が出るまでは無罪として人権を保障するというのが法治国家の原則だと思うのですが、最近のこの国の司法のやり方を見ていると疑問を感じることが多いのです。

 こんな状況だと、誰でもがいつでも警察や検察の思うがままに疑惑をかけられ、裁判をへることなく「社会的に抹殺」されてしまう可能性があります。

 こんな状況を放置しておくと、行政や司法あるいは立法に対して自由に批判することが保証されるという民主主義の基本中の基本がおびやかされることにもなりかねません。

 こうした問題を自分のこととして、警察・検察そして司法をしっかりと監視しておかなければ、誰も何も言えない社会になってしまいます。

 小さなことにも、いちいちチェックを入れるためにもこうしたブログを活用していきたいと思います。黙っていると、ここまで弾圧の手が伸びてきそうな気がしませんか。
by stochinai | 2005-03-28 21:31 | つぶやき | Comments(3)

日の光今朝や鰯のかしらより            蕪村


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