5号館を出て

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2005年 05月 03日 ( 1 )

憲法記念日

 憲法記念日のニュースと言えば、護憲派と改憲派がそれぞれ集会を開くというものがトップニュースになるものと決まっていたのですが、今夜7時のNHKニュースはJR西日本事故関連のものでした。

 もちろん事故が大きかったということが最大の理由だと思うのですが、憲法改正が国会に憲法調査会が作られ改憲をタブーとしない実質的な議論が始まってしまっている現状で、改憲とか護憲というレベルは越えてしまったということが原因にもなっていると思います。

 憲法が施行されて58年経ち、多くの人が憲法のおかげで自分たちが幸せになってきたという段階を経て、憲法が本当にありがたいものなのかどうかということがわからないという人が多くなってきたのだと思います。

 第二次世界大戦でひどい目にあった国民の多くは、憲法のおかげでもう戦争をしなくても良くなったことを心から喜んでいたが戦後しばらくの護憲の時代だったのだと思います。私もそういう時代に教育を受けて育ちましたので、先生をはじめとしてマスコミなどのオピニオンのプロバイダーとしてのまわりは憲法の非戦主義を賛美する環境だったような記憶があります。

 しかし、私が社会科苦手少年だったいうことも原因だったのかもしれませんが、小中高校の時代に、それほど一所懸命に憲法の中身を教えられた記憶はありません。しかし、大学で教員免許取得ののために「日本国憲法」の単位を取らなければならなかったために改めて憲法条文を読んでみて、これは素晴らしいものだと認識(再認識と言うよりは、初認識)したというような記憶があります。

 ちょっと前に、声を出して読む日本語などというものがはやっていたと思いますが、その中に憲法を読むということが取り上げられていたでしょうか。教育委員会の方々は、君が代を歌うことを強制するのならば、憲法の条文を声に出して読むことも強制していただけないものでしょうか。おそらく、君が代の起立・斉唱に抵抗している先生達もたとえば憲法の前文の朗読などに対しては喜んで協力してくれるのではないかと思います。

 話が横にそれてしまいましたが、憲法にはなかなか素晴らしい感動的な文章の条文が並んでいます。憲法を改正したいと思っている人も、改正しない方がいいんじゃないかと思っている方も、実際に憲法の条文のいくつかを声に出して読んでみてください。その上で、改めてやはり修正すべきなのか、いやこれはやはり大切に守るべきなのかという議論をやればいいのではないかと思います。

 意外に、まだまだ使えるのではないか、というのが私の意見です。
by stochinai | 2005-05-03 23:59 | つぶやき | Comments(2)

日の光今朝や鰯のかしらより            蕪村


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