2005年 06月 18日 ( 4 )
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2005年 06月 18日
理不尽な叱責や長時間の説教:アカハラ
九州大学の理系学部の男性助教授だそうですが、私も理系学部の男性助教授です。
理不尽説教で戒告処分(毎日)という記事ですが、私の知る限りこのくらいの先生ならどこの大学にも数人ずつはいらっしゃいます。大学に限らず、公私の職場や家庭にも良くおられると思います。
記事を読んでの率直な感想ですが、「研究発表会の場で数人の大学院生を激しく批判したり、研究内容について1時間以上も詰問していた」ということだけだと難しいのではないかと思います。というか、私も研究上の議論なら(大学院生相手に、大人げなく)激しくしてしまうこともありますし、研究内容について詰問をしたりすることもありました。最近は体力がなくなってきたので、あまりやりません。こちらも疲れるので1時間以上もやることはあまりないでしょうが、研究や教育のことに関しては実はきちんとした先生ほど厳しく長時間相手をしてくれるのではないかという気もします。
ですので一般的に批判とか詰問とか言われても、白からグレー、黒までいろいろなケースがあるのできちんと調べないと本当のところを知ることはなかなか難しいと思います。
「酒の席でしばしば説教が激しくなり、大声をあげる」という人はまだまだたくさんいますね。酒のないところでもしばしば説教が激しくなり、大声を上げるという人も、ままいます。
「大学院生が研究室に姿を見せなくなり、やがて退学する」というケースは調べていただけばわかりますが、どこの大学院でもごく日常的に起こっていることであり、ところによっては数パーセントから1割に上っているところもあるはずです。ただし、それが指導教員のせいでそうなっているのはそのうちの何割かだと思います。
昨日のエントリーにあったNPOや各大学のハラスメント対策室が機能して、このような処分がおこなわれたのだとしたら良いことだとは思いますが、本当はこのようなことが起こることを未然に阻止していかなければ、被害に遭ってしまった学生は救われません。
何度も書いていることですが、大学だけではなくこの社会には変な人間がたくさんいます。できれば研究室を選ぶ前に、教員の人間性のところまでも調べることで少しはこのような不幸が起こる確率を減らすことができると思いますので、学生の方々にも事前にできる限りの研究室の裏側に至るまでの調査をお願いしたいものだと思います。
また本学にはありませんが、大学や大学院では匿名で告発できるシステムと、匿名告発に対してもきちんと調査して対応する姿勢を持って欲しいと思います。もちろん、告発された教員にも十分な弁明のチャンスを与えて欲しいということは、言うまでもありません。
大学というのは、いちおう日本の頭脳が集まっているところなのですから、率先して社会に対して見本となるようなシステムを作っていかないと、情けないです。
理不尽説教で戒告処分(毎日)という記事ですが、私の知る限りこのくらいの先生ならどこの大学にも数人ずつはいらっしゃいます。大学に限らず、公私の職場や家庭にも良くおられると思います。
記事を読んでの率直な感想ですが、「研究発表会の場で数人の大学院生を激しく批判したり、研究内容について1時間以上も詰問していた」ということだけだと難しいのではないかと思います。というか、私も研究上の議論なら(大学院生相手に、大人げなく)激しくしてしまうこともありますし、研究内容について詰問をしたりすることもありました。最近は体力がなくなってきたので、あまりやりません。こちらも疲れるので1時間以上もやることはあまりないでしょうが、研究や教育のことに関しては実はきちんとした先生ほど厳しく長時間相手をしてくれるのではないかという気もします。
ですので一般的に批判とか詰問とか言われても、白からグレー、黒までいろいろなケースがあるのできちんと調べないと本当のところを知ることはなかなか難しいと思います。
「酒の席でしばしば説教が激しくなり、大声をあげる」という人はまだまだたくさんいますね。酒のないところでもしばしば説教が激しくなり、大声を上げるという人も、ままいます。
「大学院生が研究室に姿を見せなくなり、やがて退学する」というケースは調べていただけばわかりますが、どこの大学院でもごく日常的に起こっていることであり、ところによっては数パーセントから1割に上っているところもあるはずです。ただし、それが指導教員のせいでそうなっているのはそのうちの何割かだと思います。
昨日のエントリーにあったNPOや各大学のハラスメント対策室が機能して、このような処分がおこなわれたのだとしたら良いことだとは思いますが、本当はこのようなことが起こることを未然に阻止していかなければ、被害に遭ってしまった学生は救われません。
何度も書いていることですが、大学だけではなくこの社会には変な人間がたくさんいます。できれば研究室を選ぶ前に、教員の人間性のところまでも調べることで少しはこのような不幸が起こる確率を減らすことができると思いますので、学生の方々にも事前にできる限りの研究室の裏側に至るまでの調査をお願いしたいものだと思います。
また本学にはありませんが、大学や大学院では匿名で告発できるシステムと、匿名告発に対してもきちんと調査して対応する姿勢を持って欲しいと思います。もちろん、告発された教員にも十分な弁明のチャンスを与えて欲しいということは、言うまでもありません。
大学というのは、いちおう日本の頭脳が集まっているところなのですから、率先して社会に対して見本となるようなシステムを作っていかないと、情けないです。
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by stochinai
| 2005-06-18 17:42
| 大学・高等教育
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2005年 06月 18日
復活
メンテナンス「終了」後も、昨日は私のサイトの画像は表示されませんでした。今朝になってみると、復活しているようです。徹夜で作業をしてくださった、メンテナンス部隊の方々には、心からお礼を申し上げます。まだ、復活していないところや、個人的事情(ウイルスやファイアウォール、あるいはキャッシュ)の問題で、見かけ上復活できていないところもあるようですが、個人的には着々と進行している感じを受けます。
ただし、やはりエキサイトから事情説明が足りなすぎると思います。
今からでも遅くはありません。社長自らのお詫びなどではなく、実務部隊からのテクニカルな事情説明をしてください。
なぜ、メンテナンスの時間が予想よりかかってしまったのか、なぜ画像が見えない事故や、ログインできなくなったり、コメントやトラックバックができなくなってしまったのか、などなどそれぞれ該当するユーザーにとってはとても不安になったりしていると思います。
無料のサイトなのだから、説明責任はないなどと思ったらメディアプロバイダとしての自殺行為だと思います。
無料だからこそ信頼関係が命です。
よろしくお願いいたします。
ただし、やはりエキサイトから事情説明が足りなすぎると思います。
今からでも遅くはありません。社長自らのお詫びなどではなく、実務部隊からのテクニカルな事情説明をしてください。
なぜ、メンテナンスの時間が予想よりかかってしまったのか、なぜ画像が見えない事故や、ログインできなくなったり、コメントやトラックバックができなくなってしまったのか、などなどそれぞれ該当するユーザーにとってはとても不安になったりしていると思います。
無料のサイトなのだから、説明責任はないなどと思ったらメディアプロバイダとしての自殺行為だと思います。
無料だからこそ信頼関係が命です。
よろしくお願いいたします。
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by stochinai
| 2005-06-18 13:48
| つぶやき
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2005年 06月 18日
土地と息子
土地と息子は遊ばせておいてはいけないんだそうです。娘はいいんでしょうか?


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by stochinai
| 2005-06-18 13:25
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