5号館を出て

shinka3.exblog.jp
ブログトップ | ログイン

2005年 09月 25日 ( 1 )

北大の小話

 FIFTH EDITION さんから、質問のTBを頂きました。『北大伝説を見つけたんですが、本当ですか?』って。どこで見つけたのかというと riverparade さんによれば『信じられないが本当だ』という掲示板にあるらしいです。

>北大の小話

 北海道に大学があるということだけでも、いらしたことのない人には笑っちゃうことなのかもしれませんね。

>思わず笑ってしまう話

 とおっしゃいますが、ほとんどは本当の話にちょっとした尾ヒレがついたくらいのもので、こちらにしてみると「それって、変ですか?」という程度のものです。

 できる限り、コメントつけてみます。

>演習林で熊を飼っている 

 そういうことも一時的にはあったと思います。私が大学に入る頃までは、札幌駅のそばの札幌中心街ともいえる場所にある北大植物園ではヒグマが2頭飼われていたと記憶しています。1頭に減ってしまったころのある日、オリに手を入れた小学生の手を食べてしまってから飼育が中止されました。

 そう言えばその頃、あの南極に置き去りにされて冬を生き延びた樺太犬のタローとジローのうちの一匹(ジロー?タロ)も植物園で飼育されていました。

 私が聞いたのは番犬ではなく、各家庭に番熊がいるという話ですが、昔中山峠には犬小屋にはいって小熊が飼われていたのを記憶していますが、小学生の私はその番熊に襲われた記憶があります。大きくなったら家族もやられちゃいます。

>馬に乗って登下校する根性獣医学生がいるらしい。

 さすがに下宿で馬をつなぐ場所がないのでれはいないでしょうが、北大の馬術部は結構有名で、お正月には馬で北海道神宮に初詣をしていたように思います。昔は馬場が獣医学部の隣にありましたので、そんな話も信じやすいです。

>道路で鹿を轢くと罰金を科せられる。

 罰金はありませんが、鹿が増えすぎたので道路では毎日のように鹿がひかれているのは事実でしょう。

>農学部3年実習で吹雪の時のための訓練を一年に一度行っている 

 農学部3年生以外でも、毎年何回かは視界2メートルくらいの吹雪の中を登下校する実践をやらされます。

>熊保険があるらしい。 

 生命保険と障害保険でカバーされます。

>水道も電気も通じていない付属研究所宿舎がある。

 水道はない方が普通だと思います。普通にわき水を使っています。電気はどうでしょう。なくても不思議のない場所はたくさんあります。

>獣医学部では、週に2回ほど牛乳が無料提供される。 

 私も昔飲んでいました。無料ではなかったですが、たぶん農学部畜産学科が作っていたものだと思いますが、週に2回ではなく毎日配達されていたはずです。あまりのおいしさ、あまりの人気に応えきれなくなり、全学販売を中止したはずです。おそらく、今でも一部でおいしい思いをしている人たちがいるに違いありません。その他、ワインやチーズ、ジャガイモ、トウモロコシ、リンゴなどなど各種の農畜産物の学内販売が時折あります。しかし、我々のところまで回ってこないのがふま~んです。

>冬になると樺太から流氷づたいに白熊やトドがやってくる。

 シロクマはきたことがないかもしれませんが、トドは普通にやってきます。事実です。

>(稀にロシア嬢が流氷に乗って体を売りにやって来ることもある)

 はははは、稚内や小樽にはたくさんのロシア嬢が飲み屋さんなどにいますね。札幌の奥座敷、定山渓のビューホテルではロシアン・ショーと中国雑伎団が交代で出ています。

>北方領土で日本の携帯電話を使うことが出来る。(これはマジ説あり)

 これは不思議ではないのではないでしょうか。ニセコの山頂とかでも大丈夫ということで、最近は高い山の登山に携帯電話は必携品と聞いたことがあります。

>足寄のカントリーサインはムネオだ。

 う~ん。これは真っ赤なウソですね。なんだったっけ?「歌うキタキツネ」(わかる人は北海道通)かもしれません。

>極寒の朝、北大構内で寒さに耐えられなかったスズメがのポプラ並木の
>枝から地面に落ちていることがある。

 ポプラ並木といわず、札幌市内いたるところでスズメが落ちているという噂は聞きますが、見たことはないです。

>今でも夏休みに砂金を採って学費の足しにしている人がいる。

 数千円レベルの砂金はがんばれば誰にでも取れるという話ですが、コンビニのレジをしていたほうが実入りが良いと思います。自力で学費を稼いで払っている学生の話は伝説でしか聞いたことがありません。今は学費が高すぎてバイトでは無理なのだと思います。

>極寒の地域出身者には、最低気温に合わせて学費を割り引きしている。

 札幌より寒いところから来ている学生はあまりいないので、こういう制度があっても恩恵にあずかる学生は少ないでしょう。最近では、台風や地震の被災者に対する割引があるようです。

>「つらら」を使った犯罪が多い。

 昔、つららで人を殺すと凶器が出ないので完全犯罪ができるという漫画(赤胴鈴の助?)を見たことがありますが、北海道ではつららで人を殺しても春まで凶器が融けないし、指紋がくっきりと残るので、あまりはやっていないようです。

>クラーク像の周辺に野良ペンギンがいる。

 野良キタキツネがいます。ペンギンは北極にはいないので、おそらくそのペンギンは円山動物園から逃げ出した南半球生まれのフンボルトペンギンだと思われます。

>北大生協の人は、いつでも食堂で余ったカニとメロンを食べている。

 それって変ですか?余ったら食べますよ。そう言えば、学生のころ生協のおばちゃんに余ったおかずをもらったことがあります。

 工学部と理学部の間にある大野池のほとりでは、生協主催で牛を丸ごと焼いて売っていることは時々あります。

>白いご飯にバターと牛乳をかけて食べる習慣が一部の寮生にある。

 北海道の牛乳は濃厚でバターの味がするので、同時にかけてもあまり意味はありません。バターと醤油を熱々のご飯にかけて食べるのは北海道生まれの我々には日常の朝ご飯ですが、それが何か?

>ロシア人が立ち寄る港町の中学校では、英語以外にロシア語も必修科目で
>あ里北大教育学部が教育実習で苦労する。

 まあ苦労しても必要ならがんばっていきまっしょい。我々も教わりましたよ。「千葉水郷(スパシーボ)」とか「オーチン、ハラショー」とか、「ダスビダーニヤ」とか。意味はよくわかりませんが、ソ連(昔のロシア)が北海道を占領して進駐軍が来たら、とりあえずこの3つを叫んでニコニコしろと学長の訓辞がありました。

>理学部付属厚岸臨海実験所ではオーロラの観測記録がある。

 札幌でも見えることありますよ。空が赤くなるオーロラ。厚岸で見えても不思議はありません。さらに北にある、今は閉鎖になった流氷観測施設では毎年のように観測されていたのではないでしょうか。

・・・・・・

 う~ん、でもこんなのって日本中にありますよね。
by stochinai | 2005-09-25 18:31 | 札幌・北海道 | Comments(15)

日の光今朝や鰯のかしらより            蕪村


by stochinai