5号館を出て

shinka3.exblog.jp
ブログトップ | ログイン

2005年 11月 14日 ( 5 )

 こういうニュースが学内からではなく、外から聞こえてくるというのが、この大学の巨体性と風通しの悪さを感じさせてくれます。

 先日、お会いした代表理事さんに「[SciCom News]速報版はありがたいんだけど、読みにくい」などと文句を言ってしまったのですが、今日届けていただいたサイコム・ニュースを読んでびっくりしました。

 京都新聞の「北大大学院に観光専攻新設 経済界などが要望」と、北海道新聞の「北大「観光大学院」 経産省が全額補助」です。

 改めて検索してみると、読売オンラインでは来年4月に早くも「観光学高等研究センター」を設置することが決まっていると書いてありました。

 毎日にも出ていました。もう始まっているのかもしれません。「今年度から、社団法人『ツーリズム産業団体連合会』と連携し、観光集客関連産業の人材ニーズなどについて調査する」のだそうです。

 毎日によると「北大は新しい専攻を、現在の大学院国際広報メディア研究科を再編した上で設置。定員は06年度までに決定する」ということだそうですが、2000年にできたばかりの研究科をまた改組ですか(って、理学研究科もたいして違わないかも)、さらに設置の理由としては「国内の観光分野の教育研究は、マーケティングやマネジメントなど個別の分野に限定されがちで、総合的な教育研究は遅れているのが現状。このため経済界や自治体などから、国際・経営感覚や高度な知識を持った人材を養成する機関の設置を求める声が強かった」ということなのだそうです。

 う~ん、そういうことも大学の仕事なんでしょうか。
by stochinai | 2005-11-14 20:56 | 大学・高等教育 | Comments(0)
 私が全然トンチンカンな理解をしていて恥をかいた「チャイルド・サイエンス(子ども学)」というものがあります。というか、あるそうです。

 先日その学会関係のチャイルド・リサーチ・ネット(CRN)の研究コーディネーターの方と、サイエンス・カフェの話題でちょっとしたやりとりをさせていただきました。

 そうしたら、今日「サイエンスカフェ」のキーワードであるエントリーが検索されてのきました。再出発のというエントリーを読んでみると、やはりその方がなんとその名も「チャイルド・サイエンス カフェ」というブログを立ち上げたというものでした。もっとも完全に新たなブログというわけではなく、その名前を「学会裏方日誌」から変えて気分もリフレッシュしてというご案内でした。

 その中に「チャイルド・サイエンス、つまり「子ども学」を語る場をカフェのように街中につくれたらいいなぁというものですが、サイエンスカフェを広めようとしている方たちがブログ界(?)でこんなに積極的に活動している様子を垣間見て」という文を発見して、とてもうれしくなりました。

 私は何もお手伝いしているわけではないのですが、CoSTEPおよび応援団のみなさんはサイエンス・カフェにとても熱く燃えています。また、全国にも雨後の竹の子のようにカフェが増殖しています。こうした動きの中でまたひとつ仲間が増えたということは、日本中でカフェ・ムーブメントにかかわっているみなさんに大きな勇気になると思います。

 いつの日か、札幌へも「チャイルド・サイエンス カフェ」の出前をお願いします。

 再出発、おめでとうございます。
by stochinai | 2005-11-14 20:04 | 教育 | Comments(3)
 11月7日のエントリーで「おそらく数日のうちには孵化」するでしょうなどと書きましたが、その後札幌が寒気団に襲われたこともあり、ちょっと遅れ気味かなと思っておりましたが、20日目のあたる今朝あたりから続々と孵化しているようです。
c0025115_19171070.jpg

 写真ではわかりにくいかも知れませんが、良く見ると尾や肢や目が見えると思います。

 文献によると、まだ母親の腹部(尾の腹側)につなぎ止められている時期(下図参照、Vogt ら、J Morph.,261:286, 2004より引用) らしく、母親が例によってお腹の「団扇あおぎ」を激しくやっても振り落とされる気配はありません。
c0025115_19244123.jpg

 いつ「親離れ」するか、楽しみです。
by stochinai | 2005-11-14 19:28 | 生物学 | Comments(0)
 もう耳にタコができる話題なので、書く側も刺激を強めようとする文調になるのかもしれません。

 全国の国公私立大学の教員に「大学生の学習意欲と学力低下」のテーマでアンケートした結果が発表されたという記事です。タイトルは「大学生の学力低下 教員の6割問題視」で、内容は読まなくても想像できるとおりのものです。

 これに対して、今日行く審議会さんがおっしゃっています。短いので全文引用させていただきます。(おそらく著作権法に違反ですが、お許しください。)

 いつも言うことだが、入学を認めた側の責任は無いのだろうか。学力よりも経営を優先したのはどこの誰か。それを棚に上げてこの問題を議論しても良いのだろうか。大学側が幅広く学生を集めようとするなら、学生の学力が保たれなくなるということは予測できることではないか。それを一方的に学生やそれ以前の教育へ責任を押しつけるのはおかしい。


 まったくその通りだと思います。しかし、アンケートに答えた個々の教員に入学試験で合否を決める権限があることはあまりないだろうと思いますので、この場合の責任は大学当局と文科省が取るべきものだと思います。

 取った以上は、どうやって教育してどこまで引き上げて送り出すのかというしっかりとして「製品管理仕様書」を出すことが必要ですね。

 私も機会がありましたら中から声を出していますが、定員に満たなくても良いではないかという声はいつも笑い飛ばされます。私の印象では、大学当局がもっとも恐れていることのひとつが「定員割れ」のようで、文科省からの指導およびペナルティ(経費削減)もそこと関連づけて行われていることが多いと「聞きます」。(私は小物過ぎて、その件に関する事実にアクセスできません。すみません。)
by stochinai | 2005-11-14 14:31 | 教育 | Comments(7)

虚構新聞社

 虚構新聞社さんが復活したらしいです。

 6月6日の「『レッサーパンダの卵』詐欺被害急増 警戒呼びかけ」が、それほどの切れ味がなくスランプに陥っていたのか、急に忙しくなったのかと残念に思っていたのですが、10月末頃から記事が出始めました。

 11月9日付の「低所得の高齢者に練炭を支給 厚労省」は、久々に虚構新聞社さんらしいドスの利いたブラック記事です。

 とは言え、今の日本の政治状況を見ると、これがブラック・ジョークではなく、「ありそう」と思える怖さはありますね。
by stochinai | 2005-11-14 13:01 | スマイル | Comments(0)

日の光今朝や鰯のかしらより            蕪村


by stochinai