5号館を出て

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2005年 11月 24日 ( 1 )

 昔「スローなブギにしてくれ」という小説があって、映画にもなり主題歌もヒットしたことがありました。私は小説も読んでいませんし、映画も見ていませんが、南佳孝の歌った主題歌「スローなブギにしてくれ」は結構気に入っていました。

 ちょっと前まで、スローライフとかスローフードという言葉もはやり、現代の人々はいつもスローにあこがれていることがわかります。

 オルターナティブなジャーナリズムや批評・論評活動を指向している人が多いブログの世界にはもちろんスローなライフスタイルを是とする人が多いに違いないと、私はなんとなく思いこんでいました。

 今年の夏頃に書店で「スローブログ宣言!」という本を見つけた時にも、スローとブログはなじみの良い言葉なのだと直感的に感じた記憶があります。(ちなみに、この本は日本におけるブログ創世記を記録した貴重な文献だと思います。)

 そんな中、「踊る新聞屋-。」さんがRSSを駆使して超高速でやりとりされるブログの現状に苦言を呈しておられます。

登録するブログが日に日に増えてくれば、見出しを確認するだけでそれなりの時間がかかってしまうのだから仕方ないのだけど、これじゃ、毎朝届く新聞数紙がひたすら山積みされていくのと同じじゃないか。

テクノラティの「今、最も検索されている話題」を見ても、ほとんどは、マスコミが“議題設定”した話題がほとんどだったりする。
 ブログの一極集中というかブログ・スクラムみたいだ。議題設定権、いまだマスコミにあり…って感じ。

 耳が痛いですね。

 なぜ、と言われても困るのですが、私のブログは「毎日書く」と決めて運用しています。たった一人の個人がそんなにたくさんのネタを持っているわけもなく、どうしてもその日あるいは数日前にマスコミが取り上げたニュースに関連したことを書くことも多くなっています。

 私個人としてはそれはそれで良いのだと思っていますし、消えるものじゃないのだからどんどんためていっても問題ないという意見もその通りだと思います。

 ただ「新聞屋-。」さんが心配しておられるのは、そうやってマスコミの提供する話題に振り回されて、非常に移り気で忘れっぽいマスコミの報道に引きずられるように、マスコミの熱が冷めたらブログでのコミュニケーションもおしまい、ということが起こってやしませんか、ということだと思います。「議題設定機能をマスコミから解放せよ(笑)というか、ニュースの価値基準はもっと幅があっていいのではないかということ」はまったくその通りだと思います。

 そういうことで、前にフラスコさんから提案のあった「スロートラックバック」宣言を再確認しませんか、ということなのだと思います。大賛成です。フラスコさんのエントリーを読んでみると、まんざら私も関わっていないところから話が始まっており、この提案自体はブログのロングテールという特徴をブログを(読む人ばかりではなく)書く人間も意識しましょうということだと思います。大賛成です。

 「新聞屋-。」さんのところで紹介されている「スロー・ネットライフのすすめ」にも強く共感しました。

 私も「スロートラックバック」に一票入れます。の~んびり行きましょう!
by stochinai | 2005-11-24 16:02 | コンピューター・ネット | Comments(0)

日の光今朝や鰯のかしらより            蕪村


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