5号館を出て

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2007年 01月 26日 ( 1 )

 ずっと前に指摘もされていて、ある意味では政府あるいは検察はもうやらないと、かなり多くの人が思っていたはずの耐震強度偽装問題が、昨日になって急に騒ぎになったのはどうしてなのでしょう。しかもその主役のひとりが、ワイドショー向きの女性社長だというのは疑わしく思わない方が不自然です。

 そして、今日から第166回国会が始まりました。これを、偶然の一致と考えるのは無理というものだと思います。

 今回明らかになった耐震偽装は、たった2件だけです。国会の議論の方向によっては、いくらでも「追加注文」して次から次へと出すことも、また温存して将来に使うこともできそうな気がします。そもそも、前に耐震偽装で大騒ぎになったときに、なぜに一気にやってしまわなかったのかという謎が、ここに来てようやく解けたという気分に、私はなっています。

 また、民主党会派に属していた角田義一参院副議長が辞任に追い込まれたのも、政府与党の国会運営がやりやすくなる要因のひとつになっていると思います。

 教育基本法改正の時に次々と教員バッシング、世界史単位偽装問題が持ち出されたことも、まだ記憶に新しいことです。

 最近の政治を見ていると、場外乱闘で相手を黙らせておいた隙に、いつのまにか国会審議が時間切れになり、多数決で決まってしまうという「技」が多いように思えてなりません。

 今回の耐震偽装問題再燃に流されずに、国会の中での議論をしっかり監視できるかどうかがマスコミに問われているのだと思います。といっても、放送関係はすでに「あるある大事件」で偉そうなことを言えないところに追い込まれているのでしょうか。

 このまま馬鹿にされ続けて、愚かなニュースを追いかけることを続けるのか、そういう目くらましにだまされずに、この国の未来を考えさせる報道をするのか、いよいよマスコミも最後の曲がり角、正念場ですね。
by stochinai | 2007-01-26 21:39 | つぶやき | Comments(11)

日の光今朝や鰯のかしらより            蕪村


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