5号館を出て

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2007年 03月 21日 ( 1 )

 昨日(日付は今日ですね、昨夜?、寝る前)、深夜0時過ぎから厚労省がタミフルに関する記者会見をしました。

 こんな時間に緊急の記者会見をするのは、突発的な大事件が起こった時、あるいは大事件が発覚した時に限られるのが普通ですから、当然ながらタミフルと関連して新たな死亡事故が起こったのではないかと思いました。

 ところが、事故は事故なのですがいずれも生命にかかわるほどのものではなく、10歳代の少年がタミフル服用後に2階から飛び降り、足などを骨折した事例が報告されただけだったのです。

 さらに不思議なことに、タミフル服用後の死亡事故が起こったときには頑として使用禁止などを拒絶した厚労省が、今回はいとも簡単に10代への使用中止を求める緊急安全性情報を出すよう、輸入・販売元の中外製薬に指示したということなのです。しかし、記者会見の席で厚労省は、タミフルと異常行動の因果関係については「否定的」との見解をとり続けているのです。不可思議と言わざるを得ません。記者会見の席には中外製薬も同席していたようですが、もしも私が中外製薬関係者だったとしたら、因果関係がないと言われながらも使用中止を求められるということにはとうてい納得できません。

 というわけで、どうしても深夜の記者会見、タミフルと異常行動の因果関係の否定、10代への使用中止を求める緊急命令が結びつかないと悩んでおりました。

 我が家に配達された朝日新聞のどこを読んでも、思い当たるようなニュースを発見することはできなかったのですが、ネットをうろうろしているうちに昨日の参院厚生労働委員会で共産党の小池晃氏が「厚生労働省の元課長が医薬安全局安全対策課長や医薬局審査管理課長などを務めた後03年8月に退職、財団法人に2年1カ月勤めた後、中外製薬に天下った」ということを質問していたというニュースを発見しました。(2年以上冷却期間をおくと、天下りとして罰せられないという法律があるようですので、これは「合法」ということになります。)

 タミフル販売元に天下り 新薬担当の厚労省元課長
 厚労省課長、中外製薬に天下り 医薬品担当 国会で質疑
  (なぜか、北海道版の朝日新聞には出ていなかった?)
 タミフル販売元へ天下り 厚労省医薬局の元課長

 それにしても、国会で質問があったのは昼です。天下りの件は、先日明らかになった「タミフルと異常行動の因果関係を調べている厚生労働省研究班の主任研究者や研究班員が、タミフルの輸入販売元の中外製薬から奨学寄付金(研究費)を受けていた」というニュース(研究者の鈍感力)とそれほど大きな差があるようには思われませんし、厚労省の見解も変わっていないわけですので、やはりその裏に隠された大きな「もの」があると考えるのが素直だと思います。

 つまり、委員会で質問のあったその日の真夜中に緊急記者会見が行われたということは、ここでタミフルを止めておかなければ、何かとんでもないことが起こる恐れがあると厚労省が判断したからではないかと推測されます。

 ここからは、完全な推測にすぎませんが、厚労省の中でタミフルが10代の患者に異常行動を引き起こすという確実なデータが発見されたのではないでしょうか。前に薬害エイズ事件の時にも厚生省の中に薬害の証拠がたくさん隠されていたことが明らかにされていますが、今回の件でも同じようなデータの存在があり、将来それが表に出てくると大変な事件になる可能性が予想されることから、厚労省としての「緊急避難」として緊急記者会見を行い、とりあえず10代の患者がタミフルを使ってこれ以上事故を増やすことを阻止しようとしたのではないかと思われてなりません。

 つまり、厚生省には10代の患者にはタミフルが黒であるという証拠のデータがある、ということではないかというのが私の仮説です。

 そして、もう一点。多くの新聞社などがこの件について、敢えて触れていないように思えるのも不思議な気がしています。それに関しては、仮説1) 彼らも大スクープとしてかなりのデータを握っているが最後のつめのデータがないので書けない、あるいは、仮説2) 政府や大企業からこの件をニュースにしないように脅迫されているか、お金などで買収されている、という可能性も考えられます。

 いずれにせよ、私のような素人にこれだけ疑惑を持たせるのですから、何もないということはあり得ないでしょう。数日中に、何か出てくるのではないでしょうか。

【参考】
 この記事(タミフル狂騒)は、ちょっと示唆的です。
by stochinai | 2007-03-21 22:13 | 科学一般 | Comments(13)

日の光今朝や鰯のかしらより            蕪村


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