5号館を出て

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2007年 04月 14日 ( 1 )

 朝、起きてみたらなんと一面の銀世界。まるで、冬の始まりのような光景でした。
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 背中はいっそう毛並みがモシャモシャになった武蔵丸です。

 春になったと思って、ようやく起きあがってきたところにこの雪でしたので、芝草もビックリでしょう。でも、こうしてみると雪の中にたっている一本一本の草もなかなか美しいものです。
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 午後になって雪は雨に変わり、雪はすっかり融けてしまいました。

 雪はさておき、今朝の朝日新聞には意味不明な記事「女性研究者、初の10万人超え 総務省」がありました。いわゆる暇ネタというやつでしょうか。ネットの短い記事だけ読むと、そうか女性は研究の分野でも進出が著しいのか、と思わせられるような書きっぷりですが、新聞に載っているグラフを合わせて見ると何が言いたいのかまったく不明な記事であることがわかります。
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 確かに女性研究者の数は右肩上がりに増えていることは事実なのですが、男性研究者も右肩上がりで、しかも女性研究者より明らかに増加数が多く見えるのです。最初の数が圧倒的に違いますので、「増加率」で見ると女性研究者が多くなるのかもしれませんが、さすがに記事の中で文字でそう書くのははばかられたのか、そこまでは書いてありません。
 研究者全体に占める女性の割合は前年と同じ11.9%だった。

 過去10年、研究者の数は男女とも増える傾向にあり、男性は06年に75万9000人いた。
 女性研究者が増えていると言いたいのか、まだまだ増え方が足りないと言いたいのか、主張のない記事の典型と言えるかもしれません。

 しかも、「女性研究者」の定義が示されていません。さらっと読むと、研究を主業務とする定職に就いている女性と読めるのですが、おそらくポスドクや時限付きの助教などもはいっていることはまちがいなく、そういうところでは女性の比率が高く、安定した期限なしの企業研究員や大学教授・准教授では、はるかに比率が低くなっていることは間違いないと思われます。

 いやしくも新聞の記事として書くのならば、そうしたところまで踏み込んで「だからどうなんだ」という主張を持った記事を書いて欲しいと思います。

 このままならば、ただの「埋め草」に過ぎません。お金を払いたくない記事の見本です。
by stochinai | 2007-04-14 23:39 | 札幌・北海道 | Comments(9)

日の光今朝や鰯のかしらより            蕪村


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