2007年 10月 23日 ( 1 )
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2007年 10月 23日
足のある人魚
一般的に人魚というのは、腰から下がサカナになっているヒトということになっていると思います。これはウィキペディアから引用した、ウォーターハウスという画家の描いた人魚です。(この画像は、作者が亡くなってから70年経ったことによって著作権が消滅したものです。)

This image (or other media file) is in the public domain because its copyright has expired. This applies to the United States, Canada, the European Union and those countries with a copyright term of life of the author plus 70 years.
この絵は典型的な人魚だと思うのですが、昨日札幌駅で見た人魚には足がありました。学会で札幌に来ていた後輩と夕食を一緒することになって、どこかで待ち合わせようということになり、「札幌駅 待ち合わせ」で検索すると、札幌駅の西改札口前の待合所に人魚姫の像があるらしいので、そこを待ち合わせの場所にしました。実は、何十回もその前を通ったことあるにもかかわらず、私の意識にも人魚の存在はなかったのですが、目印としてそこで会うことに決めておいたのです。
案の定、後輩はあまり目立たない人魚像を見つけるのに時間がかかり、会えたのは約束の時間を10分以上過ぎてからでした。さすがに地元の私はなんとか、そこに時間前にたどりついていました、相手が現れるまで、ちょっと時間があったので人魚の像を観察していたのですが、この人魚、なんだか人魚らしくありません。

足が普通についているので、ただの人間のように見えます。変だなあと思いながら後にまわってみると、ヒレがあります。

さらに近づいてみると、ヒレは左右の足に別々についています。これは、普通の人魚とは違う進化をとげてできたもののようです。普通の人魚がジュゴン・タイプだとすると、こちらはアシカ・タイプですね。どうやって泳ぐのか、気になります。

そう言えば、コペンハーゲンにある「世界3大がっかり」のひとつと言われている人魚姫の像にも足があるという話を思い出しました。というわけで、これはアンデルセンの人魚姫をモデルにしたコペンハーゲンの人魚姫のレプリカらしいのです。足の先の部分を拡大してみるとエドワード・エリクセンの署名も読めます。(撮影した時には、気がつきませんでした。)

そう言えば、この人魚のモデルになったバレリーナは、後にエリクセンと結婚したことや、日本でタレントをしていたEHエリックと岡田真澄の母と姉妹だったことも、構有名な話でしたね。
意外なところで、意外な勉強をさせてもらいました。

この絵は典型的な人魚だと思うのですが、昨日札幌駅で見た人魚には足がありました。学会で札幌に来ていた後輩と夕食を一緒することになって、どこかで待ち合わせようということになり、「札幌駅 待ち合わせ」で検索すると、札幌駅の西改札口前の待合所に人魚姫の像があるらしいので、そこを待ち合わせの場所にしました。実は、何十回もその前を通ったことあるにもかかわらず、私の意識にも人魚の存在はなかったのですが、目印としてそこで会うことに決めておいたのです。
案の定、後輩はあまり目立たない人魚像を見つけるのに時間がかかり、会えたのは約束の時間を10分以上過ぎてからでした。さすがに地元の私はなんとか、そこに時間前にたどりついていました、相手が現れるまで、ちょっと時間があったので人魚の像を観察していたのですが、この人魚、なんだか人魚らしくありません。




意外なところで、意外な勉強をさせてもらいました。
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by stochinai
| 2007-10-23 20:58
| 生物学
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