5号館を出て

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2008年 02月 14日 ( 1 )

 息子ブッシュのとんでもない時代が続いた後なので、共和党がまた政権を取らないで欲しいと思っているのですが、だからといってヒラリー・クリントンやオバマが大統領になったとしても、日本とアメリカの関係がそれほど変わるとは思われませんし、アメリカの世界戦略も全然違うというふうにはならないと思われるので、民主党の予備選挙でオバマが勝とうがヒラリーが勝とうが、正直言うと「どっちでも良い」と思っています。

 ただ、ここへ来て予備選でオバマに勢いがつき始めると、前々から少しは気にかかっていたことが、リアルな心配になってきています。何せ、私が物心ついてからリアルタイムで知ったアメリカにおける有力者の暗殺事件がこんなにあるのです。(アメリカと暗殺

 1963年11月22日:ジョン・F・ケネディ
 1665年2月21日:マルコムX
 1968年4月4日:マーティン・ルーサー・キング・ジュニア
 1968年6月6日:ロバート・F・ケネディ
 1980年12月8日:ジョン・レノン
 1981年3月30日:ロナルド・レーガン(未遂)

 アメリカでは暗殺された大統領が5人もいて、未遂の1人を入れると、なんと大統領の7人に1人は暗殺されるという不名誉な歴史があります。一方、上の年表にある6人のうち2人は黒人です。手許にデータがないので確実なことは言えないのですが、なんとなく表に出てくる黒人は命を狙われるように思えるのは私だけではないと思います。

 そういうことを総合して考えると、たとえ奴隷出身ではないとは言え、黒人のオバマがもしも大統領になったら、暗殺の危険は最高度に達すると考えても不思議ではありません。そういうわけで、もしもオバマがヒラリー・クリントンを破って民主党の大統領候補になるような状況になったら、アメリカとしては国を挙げて彼を暗殺から守ってほしいと思うのです。

 もちろん、今のアメリカは20年前までとは違って、簡単に暗殺をしようとする人間は少なくなっていると思いますし、私が心配するよりも当のアメリカの中にもたくさんの人が暗殺を心配しているでしょうから、それなりに厳重な警戒はしていると思います。

 しかし、ロバート・ケネディの時だって5年前にケネディ大統領が暗殺されて、誰もが危険を感じ警戒していたにもかかわらず、あのような結果になってしまいました。

 アメリカには現在、拳銃をはじめとする小形武器が2億7000万丁と、ほぼ人口と同じだけの銃が出回っています。その結果、高校や大学でも銃の乱射事件が頻繁に起こっている状況ですから、大統領や大統領候補を撃ってやろうと思い、実際に実行を考えている人間も5人や10人ということはないと思います。おそらく数百人くらいいても不思議はないでしょう。

 とりあえず、短期間で民間人が所有する銃の数を減らすことは難しいでしょうから、予備選挙から以降は大統領候補を、そしてもしもオバマが大統領になったとしたら彼の任期が終わるまで、彼を暗殺から守ることはアメリカが民主主義国家として胸を張れるかどうかの試金石になると思います。

 もちろん、こんな心配が笑い話の取り越し苦労であってくれることを望みますが、こればかりは起こってからでは取り返しのつかないことですので、あえて大げさに書いておきたいと思います。
by stochinai | 2008-02-14 20:49 | つぶやき | Comments(10)

日の光今朝や鰯のかしらより            蕪村


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