5号館を出て

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2008年 02月 16日 ( 1 )

CoSTEP、AAASへ

 私も数年前までは、週間のScienceを格安で読みたいがために会員だったこともあるのですが、
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オンライン版が学内ならば無料で読めるようになった時に、脱退してしまったAAAS(トリプル・エー・エス)の Annual Meeting が Boston で開かれています。

 もちろん、あらゆる分野の自然科学者が中心となるミーティングなのですが、子どもたちのためのファミリー・サイエンス・デイズというイベントも2日間ぶち抜きで行われているようです。
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 その Annual Meeting に CoSTEP を先頭に、触媒化学研究センターと南極大学を目玉に、北海道大学が特設ブースを出展しています。理化学研究所(埼玉県和光市)と一緒の参加ですが、北大によるとAAASへの「国内の大学・研究機関の参加は初めて」なのだそうで、今年の北海道洞爺湖サミットを前に北大の存在感を国際的にアピールすることができているようです。サミットの地元である北海道では、サミットの期間に合わせたイベントであるサステナビリティ・ウィーク2008へのプロローグとして、北大を中心にサステナビリティ リサーチ アンド エデュケーション プロモーション マラソンが進行中ですので、今回の出展もその国際的拡張イベントと位置づけられるでしょう。

 CoSTEPでは、準備段階からブログを立ち上げており、詳細はそちらでリアルタイムで追跡することができます。例によっていろいろなトラブルに出会いながらの道中のようですが、いよいよ今日から本番が開始され、スタッフはへとへとになりながらもどうやら順調に発進できたようです。

 今回の出展の目玉のひとつになっているのが、CoSTEPのブースに置かれた Opinion Pod です。
「オピニオン ポッド」は、北大ブースを訪れた人にメッセージを書き込んでもらい、その場でそれを展示するというアプリケーションです。また、このメッセージをWebでリアルタイム(*)に世界と共有します。

Opinion Podにアクセスすれば、あなたもAAAS会場の北大ブース展示の一端を、日本にいながら体験することができます。

(*日本語サイトは半日ほどUpが遅れます)
 アクセスしていただければすぐにわかりますがミーティングに集まった参加者が、、ブースに置かれたコンピューターの発する4つの質問に答を書きこむと、それがリアルタイムで世界中から読めるという仕掛けです。
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 4つの質問は、サステナビリティに「大学ができること」「科学技術コミュニケーションができること」「教育ができること」、そして「・・・・・・」です。最後の質問はちょっと難しすぎるのか、書き込みが少ないようですが、その他の問いに対しては世界各国の人が真剣にたくさんのコメントを残していってくれています。

 日本語訳も並行して掲載される予定になっていますが、日本時間で16日深夜の時点ではまだ翻訳作業ができていないようで空ページとなっています。しかし、英語のページでもなにも難しいことが書かれているわけではありませんので、是非とも読んでみて欲しいと思います。

 ただこのページ、最初に見た時にはその美しさに惹き付けられたものの、2回目以降にアクセスした時に、(早送りバーはあるものの)既読のメッセージを読み飛ばすのにちょっとイライラさせられました。できれば、テキストファイルで超速読ができるページもあるとありがたいと思いました。それと、もちろんのことながらこちら(世界)からも書き込める双方向のコミュニケーションができると素晴らしいと思いました。次回以降の課題としてリストに挙げておいてください。

 それはともあれ、今回の参加は日本の大学・研究所や科学コミュニケーションの歴史に残る大きな足跡を残すことになると思います。

 では、現地のスタッフの皆さま、アメリカン・フードで体力をつけながら、あと2日間を乗り切ってください。たくさんのおみやげ(話)を期待しています。
by stochinai | 2008-02-16 23:54 | CoSTEP | Comments(1)

日の光今朝や鰯のかしらより            蕪村


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