5号館を出て

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2008年 09月 30日 ( 1 )

 久しぶりに10日間くらいずっと原稿書きに終われていました。

 なかなか原稿を書くためのまとまった時間というものはとれないものです。しかし、編集の方と9月末日を締切にしましょうと約束したので、私としては珍しく長期戦で真面目に書いていました。

 もちろん、昨日から新学期が始まり、講義や会議も入るようになってきましたし、父の四十九日や納骨なども「粛々と」入っていたので、ずっと原稿だけに没入できていたわけではありませんが、今日の日付が変わる前に何とか誠意だけは送れたような気がします。

 「書く」という作業は持続する体力も要りますが、それよりも「書き出す」というところの初速度をどうやって確保するかというところがキーになるような気がします。

 書き出すことができれば、あとは気が付いてみたら5時間くらい書き続けていた、ということはそれほど珍しい経験ではありませんので、私の場合はやはりどうやって書くという作業に突入するかが問題です。

 それに関しては、このブログを書き続けているいうことがずいぶん助けになってくれている気がします。

 テレビ番組か何かで、ピアニストは毎日何時間かピアノを弾くということを続けていないと、すぐに弾けなくなるという話を聞きました。それで、プロは毎日何時間か弾くことを続けているのだそうです。

 書くということも同じようなところがあって、毎日書き続けていると、(いいものが書けるかどうかはさておき)書くということ自体に対する敷居は随分と低くなっていることを感じます。

 というわけで、ブログを書いていったい何になるのかというご意見もあるでしょうが、書くという行為のエクササイズとしては、侮れないものを提供してくれていることを実感しています。

 練習として書いているようなものを読まされているということになると、読んでいる皆さまにははなはだ失礼なことかとも思いますが、もちろん書く内容に関してはそれなりに考えたものを取り上げているつもりではあり、それとこれとはまた別の問題ですのでお許しを。

 というわけで、今日は10時間くらい書き続けて、その後に書いているせいで緊張感のないことになっていることをお詫びしながらのエントリーといたします。

【追記】学生を指導していても感じますが、書くというスキルは書くという作業を繰り返すことで確実に伸びます。自分はものを書くのが苦手と思っている若い人は、たとえば毎日400字のブログを書き続けるというようなことで、自分を鍛えてみてはどうでしょう。たまに、2000字書くより、毎日400字を1週間続ける方が、「書く」ということに対する抵抗はなくなると思います。中味はそれから考えましょう(笑)。
by stochinai | 2008-09-30 23:54 | つぶやき | Comments(0)

日の光今朝や鰯のかしらより            蕪村


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