5号館を出て

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2008年 10月 03日 ( 1 )

 NHKのニュースによると、流用問題のもとになったカビ米などの焼却処分が始まったということです。もったいなくないですか。

 高いお金を出して買ったものが、農薬に汚染されていたり、カビが生えたりして食用にならなくなったものを、後は野となれということでいかがわしい業者に販売した農水省の責任は当然厳しく問われなければならないと思いますが、だからと言って焼却するのが正しい処置だとはとうてい思えません。

 私が小学生の頃は、たとえ米粒ひとつでも粗末に扱うと「目がつぶれる」と言われて、お米を大切にすることを厳しくしつけられました。同じ年代の人は皆同じだと思います。お百姓さんが、大変な思いをして手間をかけて育てたものだからという話もいやというほど聞かされました。

 そういうふうに育った人間からみると、余ったごはんを捨てることすら心が痛みますから、袋ごと米が燃やされている映像を見ると、たまらない気持になります。たとえ、外国から輸入されたものだとしても、それを作った農家の人達の苦労は同じようにあったはずです。

 この件を見ても、農水省の無能ぶりが感じられます。事後監督をまったくしないで売りっぱなしにするのでなければ焼却というのでは、小学生にさえ笑われるでしょう。

 なんらかの有効利用を模索できないものでしょうか。

 たとえば、最初には糊を作るという「口実」を使っていたようですが、糊には不要だとしても大量のデンプンはいろいろなものに利用可能だと思います。たとえば発酵させてアルコールにしたら、バイオ燃料になるのではないでしょうか。設備がないのだとしたら、肥料にはならないでしょうか。あるいは、生分解性のプラスチックにすることなどは無理でしょうか。将来的にも同じような米を買い続けなければならないのだとしたら、国が主導で開発をする価値があると感じます。

 こういう話をすると、今だと必ず「経済的に引き合わない」という反対意見が出てくると思いますが、どうしてお金の話だけになってしまうのか残念です。何十年もの間、税金や年金を湯水のごとく使い続けてきた政党や官僚には言われたくない言葉です。

 そして、こういう時にこそ大量に余っている博士を動員して、米の有効利用研究所などを建ててみてはどうでしょう。50人の博士を雇ってください。

 それを通して、米を無駄にするような道徳的退廃を修復することと、たとえ一部だとしても若い人達が将来に希望の持てる職場を提供することができれば、何もしないよりははるかにマシだと思います。

 社会保険庁の年金問題にしても、大量の博士の頭脳を投入すれば、今よりははるかに手際よく問題の解決に当たれると思います。ここでも、50人の博士を雇ってください。

 今政府がやるべきことは、あらゆる非難を避けるための後ろ向きの政策ではなく、誰もが納得できるような前向きの行動だと思います。

 もちろん、博士だけでなくとも良いと思います。予算の節減のために公務員を減らすことばかり考えずに、問題解決のために優秀な公務員を増やす時期が来ていると思います。
by stochinai | 2008-10-03 19:51 | つぶやき | Comments(10)

日の光今朝や鰯のかしらより            蕪村


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