5号館を出て

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2009年 07月 12日 ( 1 )

 予想通り東京都議選では、地滑り的に民主党の勝利が伝えられています。自民党の諸氏がゲッソリとした顔でテレビに登場しているのを見るのはとても楽しいのですが、私としては一抹の不安感を感じていることも否めません。

 おそらくこの勢いは、この先遠くない未来に行われる衆議院議員の総選挙にまで持ち越されることは間違いないと思いますので、「政権交代」も確実に起こるでしょう。その時に感じるであろう不安感を今から感じているということです。

 前から申し上げているとおり、私としてはともかく日本が自民党の一党独裁ではない国であり、我々国民が自分の意志で政府を選択し、政治を国民の支配下に置くということを宣言するという意味で、総選挙で自民党が大敗北し、非自民勢力で総理大臣を初めとする内閣を作り上げるということが、現時点での政権交代のもっとも大きな意味だと思っています。

 それは民主党を中心とする内閣ができたとしても、必ずしも理想的な政府ができあがるのではないということを覚悟しながら、それでもなおかつ自民党(プラス公明党のような泡沫政党)だけが日本の政権を担うというきわめて非民主的な状況から脱却するという、日本にとってある意味での歴史的な市民革命が日本の歴史上初めて起こるという歴史的意味があるということです。

 この選挙を歴史の結節点として、我々の国である日本はようやく我々国民が政府を支配するという、真の意味での市民が主役になる民主主義の国になる可能性を見いだせると言えるのだと思います。

 現政府がいつ総選挙を実施するのかはわかりませんが、どんなに遅くなってもあと3ヶ月はありません。つまりどんなにがんばっても、物忘れしやすい我々国民がいろいろなことを忘れる前に政権を決める選挙があるということです。

 自民党にとってはお気の毒と言わざるをえませんが、民主党だって我々から見ればある意味、国政を任せるにあたってそれほど信頼のおける存在ではありません。つまり、彼らが政府を運営したとしても自民党と同じような様々な「醜聞」が次々と吹き出してくるだろうことは想像に難くありません。ということは、この先我々は政府が自民党を中心に作られようが、民主党を中心に作られようが、あくまでも主役は我々国民であり、我々の意志を反映しない政府はすぐに我々が取り替えるのだという意志を表明する重大なチャンスとして、この先の総選挙があるのだと思います。

 我々が政党に付いて行くのではなく、政府が我々についてくる。そういう国にするためにこそ、選挙を有意義に使いたいと思います。
by stochinai | 2009-07-12 23:34 | つぶやき | Comments(4)

日の光今朝や鰯のかしらより            蕪村


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