5号館を出て

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2009年 08月 17日 ( 1 )

勝者のいない総選挙

 いよいよ明日、総選挙が公示になります。まさか、自公政権が存続などという結果にはならないと思いますが、たとえ政権交代したとしても短期間で明るい日本になるということはまったく期待されないのは事実だと思います。

 つまり、自公政権が崩壊したからといって、すぐに楽しい気分にはなれそうもないことがあらかじめ予定されているわけで、私と同じように選挙にイマイチ乗れないという人も多いのではないでしょうか。

 あり得ないことだと思いますが、もしも万が一自公政権が存続というようなことになったら自公は脳天気に「勝利」を宣言するでしょう。何か想像もできないスキャンダルでも出てくれば別でしょうが、常識的に考える限り、現時点でそれは空が落ちてくるのと同じくらいの確率しかなさそうに思われます。つまり、自公に勝利はないでしょう。

 今、もっとも高い可能性を持っているのが民主党が単独過半数を制して、あるいはそれに近い議席を確保して、単独または連立の新政権が樹立されるということでしょう。その場合、民主党あるいは民主プラス政権担当をすることになる数党は「勝利」ということになるのでしょうか。もちろん、選挙の結果だけを考えると字義的には「勝利」ということになるとしても、とても勝った勝ったといって喜べる状況ではないはずです。おそらく、当の民主党や政権に参画することが想定されている政党の中にいても、冷静に状況を見守っている人は、その状況が単純に喜んでいられるようなものではないことを知って、今からいろいろと悩んでいることだろうと思います。そうなると、選挙後の政権政党にとっても、単純に勝利と言って喜べる状況ではなさそうです。

 もちろん、政権に関わることのないその他の政党にも勝利はありません。それよりなにより、政権交代を望んでいる多数の国民にとっても、政権交代したからといって勝利が訪れるということにはならないと思えてなりません。それが、今回の選挙の最大の矛盾なのかもしれません。

 もしも、今度の選挙で政権交代をしなければ、日本はもう二度と立ち直ることができないかもしれませんが、たとえ政権交代したとしてもそれは単に首の皮一枚で未来がつながることにしかならないという、苦い結果が約束されている、ある意味でつらい選挙になるのだと思います。

 というわけで、政権交代が現実味を帯びれば帯びるほど、私はなんとなく暗い気分になってしまいます。今までは、放置するとただでさえ悪い状況がより悪くなることを阻止しなければ、という勢いのような気分を持って投票所へおもむいたものですが、今度の選挙ではおそらく私が投票しなくても政権交代は起こり、政権交代は起こったににもかかわらず、なかなかなかなか現実は改善されない未来が今から見えてしまうのです。

 というわけで、相変わらずのへそ曲がりですが、イマイチ政権交代選挙に盛り上がれない私なのでした。

【追記】
 こんなことを思ってはいますが、もしも私のような思いの人が予想外に多数いて投票に行かなかった結果、政権交代が起こらなかったなどということになったら、ブラックジョークではすみませんので、選挙には必ず行きます。そして、政権交代を起こすためにもっとも有効な票の使い方をしたいと思っています。

 誤解されることはないと思いますが念のため、政権交代させなければ何も始まらないということだけは、再確認しておきたいと思います。

 それにしても、イマイチ乗れません。
by stochinai | 2009-08-17 20:45 | つぶやき | Comments(10)

日の光今朝や鰯のかしらより            蕪村


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