5号館を出て

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2009年 12月 29日 ( 2 )

忘年会その2

 先週、研究室の忘年会がありました。今日はプライベート関連の忘年会でした。明日は科学コミュニケーション関連の忘年会があります。
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(写真はWikipediaよりpublic domain)

 忘年会は文字通りに解釈すると、今年あった嫌なことを忘れ、今年あった良いことは再びかみしめて、来年へつなぐ機会を持つためのパーティだということだと思います。

 1年もの時間があれば、誰にでも良かったこともあれば悪かったことも起こるものだと思いますが、思い出すのは悪かったことと、すごく良かったことくらいなのかしれません。つまり、おおむね例年通り過ぎたことに関してはあまり強い記憶に残っていないためにあまり記憶に残らず、たとえ忘年会という機会があっても、思い出さずに終わってしまいそうな気がします。

 しかし、実は今年1年のうちでもっとも重要だったことは、苦々しく思い出される嫌なことではなく、また「そういえば、この素晴らしい思い出も今年のことだったのか」と思い出される甘い思い出でもなく、思い出そうとしてもついつい思い出せないことになってしまう「普通の日々」なのではないでしょうか。

 そうしたもっとも大切な普通の日々の大切さをかみしめることこそが忘年会の最大の効用なのではないかと思いつつも、思い出すだけでも背筋が寒くなるようないやな思い出も、こういうことがまたあれば嬉しいなというような思い出を、忘年会というイベントを最後に忘れてしまうことで、新年からはまたゼロから出直せると思うことができるのだとすれば、「忘年の会」というものはもっと積極的にその存在を評価されるべきものなのかもしれません。

 冷静に考えれば、苦い思い出も甘い思い出も年末年始などという人間の都合で決められた暦とともに記憶の中に消えたり残ったりするようなものではないはずです。それにもかかわらず、年末年始を過ぎることで苦い思い出をキャンセルしてまた新しい一年に新しい気持ちでチャレンジすることができ、同時に甘い思い出もキャンセルされて新しい年に向かって心機一転することを求められ、今までの成果にすがっていられはしないのだと気持ちを引き締めることを要求されるのだとしたら、単なる人間世界の約束ごとにすぎない年の改まりというものも意外と大きな効果をもたらしてくれそうです。

 というわけで、「忘年会なんて大っ嫌い」と考える人もたくさんおられると思いますが、忘年会に身を任せることで来年へ向かう新しい気持ちを手にすることができるのだとすれば、安易に繰り出されてくる忘年会というものへ、もっと積極的に参加して自分の気持ちをリセットするということも「吉」なのではないでしょうか。

 明日の忘年会もみんなではじけてみようと思います。リアルおよびバーチャルな参加者を募集中です。
by stochinai | 2009-12-29 23:59 | つぶやき | Comments(2)

12月28日のtwitter

Mon, Dec 28


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by stochinai | 2009-12-29 23:58 | コンピューター・ネット | Comments(0)

日の光今朝や鰯のかしらより            蕪村


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