5号館を出て

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2011年 01月 04日 ( 2 )

日本人がいなくなる日

 生物学の講義の中で、生物は種の個体数の増加率がたとえほんのちょっとでも0以下になれば、遅かれ早かれ絶滅するという話をします。現在、日本の人口増加率はゼロを切って減少期にはいりました。
日本人がいなくなる日_c0025115_19405039.jpg
 これは社会実情データ図録さんのところからお借りした図です。

 このまま増加率が0以下を続けていくと仮定すると、こんなことになるという計算が成り立ちます(ブログ「吹き矢倶楽部 出生率はその国の心電図」より)。
日本人がいなくなる日_c0025115_1943489.jpg
 これは「2004年出生率、死亡率一定と仮定して国立社会保障・人口問題研究所が予測した数値」ですので、日本の最高権威の推計だということになります。つまりこのままの少出生率が続くと日本人は2500年頃には一人もいなくなるという計算です。2500年というと、あと489年後です。天文学的未来ではなく、500年前といえば日本は戦国時代のあたりです。500年後は十分に「近い未来」だと思います。

 国の研究機関である国立社会保障・人口問題研究所のホームページはこちらです。ご覧いただければわかりますが、かなり衝撃を受けます。くだらない政治や権力闘争をやっている場合ではないことがすぐに見て取れます。

 人口減少に関してもっとも危機感を持っているのはおそらく財務省で、かなり細かく検討しています。もちろん人口がゼロになってしまっては日本という国がなくなってしまいますので、ほんの90年後の未来を推測しています。
日本人がいなくなる日_c0025115_19543958.jpg
 この図によれば、現在1億人ちょっといる日本の人口が、2100年には多くても8200万人くらい、少ない場合には4600万人くらいにまで減少するということです。たった100年後に人口が半減してしまう日本の姿を想像できるでしょうか。

 今でも税収がぜんぜん足りなくて、国債という借金を出しまくっている日本です。もちろん、国民の数がへってきたらサービスも減らすことができますが、人口の比率としてはサービスを要求する老齢化世代が増え、労働の主力となって税金を払う若い世代が減ってきますので、状況はもっと悪くなると推測されるのではないでしょうか。少なくとも財務省は危機感を持って、どうやったらお金が集まるかを必死に考えていると思います。

 そこまで考えると、消費税を10%や25%にするなどという小手先の操作ではもうどうにもならなさそうだということは、素人の私にも想像がつきます。

 日本という国のあり方を、少数民族国家体制へとシフトしていくというのが正しい方針ではないでしょうか。

 人口が1億人を切ることが予想される50年後にはもちろん私は生きておりませんので、個人的には直接大きな影響を受けるわけではないかもしれませんが、子どもや孫がとんでもない状況に陥ることを考えるとやはり胸が痛みます。

 若者の就職口がないということはある意味で人口が多すぎるということなのかもしれず、そういう意味ではある程度人口が減少することは悪くないことでもあるのかもしれません。しかし、現在の日本はおそらく1億人以上が暮らしていくことを前提とした産業構造になっている上で、日本人労働者はそれほど必要ないという状態であるならば、やはり根本的に変えなければならないことはたくさんありそうです。

 日本という国そのものが沈没しそうな状況の中で、ちゃんと政治ができる政治家を育ててこなかったツケはめちゃくちゃ大きかったということですね。

 これからは、20台30台を中心に政界を再編していくのが良いのかもしれません。若者のみなさん、大いに政治を学んで実際に国の経営に参画してください。

 このままでは、絶対にこの国は早晩立ちゆかなくなります。(すでに立ちゆかなくなっているという声もありますが・・・。)
by stochinai | 2011-01-04 20:13 | つぶやき | Comments(2)

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  • 11:18  「屈斜路和牛」販売へ【弟子屈】|北海道ニュースリンク http://ow.ly/3xc8G 「地域密着型の旅行会社「ツーリズムてしかが」・が25日から・同町・で生産している黒毛和牛を「屈斜路和牛」として販売・町内での流通は初めて・料理をメニュー化し、地域住民や観光客に提供」

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by stochinai | 2011-01-04 07:39 | コンピューター・ネット | Comments(0)

日の光今朝や鰯のかしらより            蕪村


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