5号館を出て

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2014年 05月 26日 ( 2 )

 昨日ご紹介したように、トチノキやヤマボウシが巨木化しているのが目についた盛岡ですが、盛岡城内にはとんでもなく巨大なトチノキがありました。

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 しかも、その木にびっしりと花もついているのですから二重に驚きでした。

 フジもここでは巨木化していました。

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 この写真ではちょっとわかりにくいかもしれませんが、ひとかかえもある太さになっており、こんな太いものは見たことがありません。

 中津川沿いにあるユリノキの林も巨木です。

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 巨木の存在は、気候があっているだけでなく、長い年月をかけて人々に慈しみ続けられてきたことを示していると感じられます。

 植物だけではなく、南部は馬も巨大です。これはお祭りに参加していた農耕馬です。今や純粋の南部駒は残っていないと言われていますが、この馬の足の太さは昔の農耕馬を彷彿させてくれます。今はなき南部駒もこのような体躯の持ち主だったことは想像できます。

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 民芸品のチャグチャグ馬コの太い足はリアルに描いた結果そうなったのだということが実感されます。

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 巨大つながりでいくと、盛岡は巨石の宝庫でもあったようで、その石で盛岡城の石垣が作られました。

 石垣を作るために近辺にあった石を切って運んだらしいのですが、あちこちに石垣にならずに放置された石が残っています。使おうと思って準備しながら、結局使われなかった石を「残念石」というのだそうで、ここにもそういう石が残っていると地図に示されています。

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 ところが実際にそのあたりを見渡しても、これが残念石ですという表示がないため、どれがそれなのか確信が持てません。

 地図で示された付近で見つけた四角く削られていながら放置されたと思われるこれあたりが残念石なのかもしれません。

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 そういえば、今年は花の着きが悪かったと心配されていた、巨石を割りながら育ったサクラですが、確かにかなり心配な状況になっていました。

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 このままだと、遅かれ早かれ枯死するということになるのかもしれませんが、サクラがなくなった後に割れた巨石だけが残されて、何百年かした後にそれを見た人は誰が巨岩を割ったと思うのでしょう。

 自然の営みの中で、岩の時間、植物の時間そしてそれらに比べるとあっという間に過ぎ去ってしまうヒトの時間を考えると、地球と生物と社会の歴史の間にいろいろな「物語」が生じる理由がちょっとだけ想像できる気がしてきます。

 盛岡は私の想像力を掻き立てる非常に教育的なところだと、訪れるたびに思うのでした。
by stochinai | 2014-05-26 22:55 | その他 | Comments(5)

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by stochinai | 2014-05-26 08:26 | コンピューター・ネット | Comments(0)

日の光今朝や鰯のかしらより            蕪村


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